「グリーンアドバイザー」ってどんな資格?
グリーンアドバイザーは、植物の魅力を人々に広める園芸の伝道師ともいえる資格です。
グリーンアドバイザーとは?
photo by Keisuke Mutoh on flickr
空前のガーデニングブームともいえる現在、さまざまなシーンで園芸についての指導者が求められています。
そのような状況で植物に関する正しい知識や、ガーデニングの楽しさを伝える人材の育成を目的として創設されたのが、公益社団法人 日本家庭園芸普及協会が認定するグリーンアドバイザーという資格です。
今では、1万人を超えるグリーンアドバイザーが、全国的に活躍しています。
どんな分野で活躍できるの?
グリーンアドバイザーの活躍の場はさまざま。園芸ファン向けのイベントでの園芸相談員や園芸セミナーの講師から、園芸店・生花店やホームセンターでの接客、グリーンレンタルやガーデンデザイン会社、さらに種苗や園芸関連の会社勤務など多岐に渡ります。
また最近では、学校・病院・施設などでの地域活動や被災地での緑化活動など、緑で人々の心を癒すための活動に従事する人も増えています。
「グリーンアドバイザー」になるには?
協会が主催する講習を受講後、試験に合格することでグリーンアドバイザーの資格を取得することができます。講習と試験の詳細は以下の通りです。
応募資格
以下の1~3のいずれかに当てはまり、さらに受験翌年の4月1日現在で18歳以上の人が応募可能です。
- 1年以上の園芸関連の業務への実務経験がある
- 園芸関係の学校を卒業した、または卒業の見込みがある
- 園芸に関する指導のための知識修得を目指している
講義内容
グリーンアドバイザー認定講習では、おもに以下のような講義が行われます。
- 現代の生活と花や緑の関係
- 植物についての基礎知識
- 種子・苗・球根の基礎知識
- 用土・肥料の基礎知識
- 園芸用品や園芸用具の基礎知識
- 花壇・コンテナ・鉢栽培について
- 繁殖や交配の方法について
- 園芸作業
- 園芸デザイン など
試験概要
グリーンアドバイザー認定試験は、以下のような形式で行われます。
試験形式
筆記試験
試験時間
60分
問題数
○×式が40問、三肢択一式が40問の計80問
講習・試験日程
グリーンアドバイザーの認定講習と試験の詳細は以下の通りです。なお、1人の人が複数の会場で受講・受験できないほか、募集定員に達した場合は募集を終了する場合があるため注意が必要です。
実施日
毎年8月末から9月の上旬の2日間
会場
東京および大阪
2日間の講習を受講後、最終日の16~17時に認定試験が行われます。