安~い高速バスをもっとお得に快適に利用する!旅上手の必須アイテムと攻略法|トピックスファロー

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2015年9月30日
安~い高速バスをもっとお得に快適に利用する!旅上手の必須アイテムと攻略法

「高速バス=安い=しんどい」この方程式は絶対だと思っていませんか?関西を起点に、関東、九州、北陸、東海まで、これまでに数え切れないほど、高速バスを利用してきました。その中で発見したコツやアイテムなど「高速バス攻略法」を伝授します。

フリーライター(関西在住)
  

高速バスは忍耐を強いられる場所?

「高速バス」と聞くと、「安い」と同じくらい挙がるのが「しんどそう」という声。しかし価格面で大きな魅力のある高速バスは、たくさんの方の足として多用されています。 長距離バス

新幹線 vs 高速バス

「早く」「快適」に、目的地まで運んでくれるイメージなのが新幹線です。東京~大阪間の片道であれば、新幹線は約1万4000円、高速バスなら約6000円。福岡~大阪間の片道であれば、新幹線は約1万5000円、高速バスなら約4000円。価格面では圧倒的な魅力を誇っている高速バス。

しかし東京~大阪間、福岡~大阪間であれば、新幹線ならば2時間半で到着できるのに対し、高速バスでは8~9時間は要します。ですが・・・「朝一で目的地に着いていたい」「寝ている時間を、効率良く移動時間に充当したい」そんな方には、安くて深夜移動のできる高速バスも捨てがたい選択肢です。

LCC vs 高速バス

「高い」イメージのあった飛行機。しかしLCCの登場で、圧倒的な低価格を誇っていた高速バスの存在が、脅かされています。東京~大阪間の片道であればLCCは約6000円、高速バスも約6000円。福岡~大阪間の片道であればLCCは約5000円、高速バスなら約4000円。価格面では大きな差はありません。

それなのに移動時間は、高速バスの8~9時間に対し、大阪を起点にすると、東京は1時間半、福岡ならば1時間で到着できます。それならば、LCCを利用した飛行機が一番良いのでは?しかし、よく考えてみて下さい。これはLCC最安値の表記です。朝一のフライトであったり、夜遅くの到着であったりと、あまり時間帯にはメリットがありません。また、空港までの交通費を考えると、やはり価格面では高速バスが優ってきます

もっとお得に快適利用!隠されたテクニック

上記のような消去法?で、やはり根強い人気を誇る高速バス。インターネットの普及に伴い、便利になったのが予約時の手続きです。クレジットカードで決済をすれば、高速バスの窓口やコンビニへ乗車券を発券しに行く手間も省けます。そのため、知っていなければ使えないテクニックも出てきます。 バスの車内

座席指定は窓際で決定?その決断ちょっと待った

インターネット予約の嬉しい特典の1つが、座席指定です。長時間になればなるほど、窓際で景色を楽しみたい、ゆっくりしたい。ですが、その決断、ちょっと待って下さい。例えば夜行バスの場合、トイレ休憩が1~2回入ります。仮に窓際の座席を予約指定してしまった場合、隣の方が寝ていることが多く、その度にわざわざ起して外に出なければなりません。

車内にお手洗いが設置されているバスもあります。せっかく、いつでもお手洗いに行けるはずなのに、起したら悪いな・・・と、無駄に我慢してしまい、筆者の場合は変な汗をかいていました。

そのため、夜行バス利用時は、3列シートの場合は窓際、4列シートの場合は通路側で予約をするようにしています。トイレの近い方、変な気を遣ってしまいがちな性格の方は、筆者同様に通路側の予約をされることをオススメします。

一番安いのは往復券?最安値は他にアリ

東京~大阪間でご説明します。片道は約6000円で、往復は往復割引を利用すれば約1万1000円になります。これまでの概念であれば、往復料金が一番安くなっていました。しかし現在では、早割という制度があります。

そちらを利用すれば、片道が約4000~5000円で購入できます。ですが、その安さから人気が高く、座席数も限られています。すぐに売り切れてしまうことから、前もって早割の発売開始日を抑えておく必要があります。

申し込みはネットから?更なる値引きも

インターネット申し込みかつ、クレジット決済を利用すれば、その画面を表示することで、乗車券なしで、そのままバスに乗車できます。そのためバス会社、利用者どちらもチケット発券の手間が省けます。

そこでインターネットで申し込みをした方にのみ、適用される割引があります。数百円程度の小さな値引きですが、このインターネット割引を利用して、安く、便利に活用するのも1つの方法です。

女性専用車の隠されたネック

夜行バスと言えば「お酒とおつまみ、そして男性」そんな時代もありました。筆者が帰省するのに利用していた大学生の頃は、高速バスはまさにそんな空間でした。しかし、最近では女性専用車両なども誕生しており、そのような雰囲気も払しょくされつつあります。

ですが、新たな問題も発生しています。例えば、関東行きの夜行バスに乗車した際の出来事です。

ウキウキ気分の女子たちにぐったり

筆者は横浜に住む友人の結婚式に出席するために、夜行バスを利用しました。女性専用車両ということもあり安心していました。しかし、見逃していたのが、そのバスの終着地・・・東京ディズニーランドです。

そのため乗車しているのは、10代~20代前半の女性ばかり。どう見ても彼女たちの行き先は、東京ディズニーランドです。興奮気味に「きゃっきゃ」とはしゃぎ、とにかく騒ぎ立てていました。ようやく迎えた消灯後には、禁止のはずのスマホを触っており、まぶしくて仕方がありませんでした。

隣に座っていた10代と思われる女の子は、ipodから爆音の音楽が漏れており、うるさく堪りませんでした。そしてその彼女自身も、隣が女性(筆者)のため安心しきっているのか、眠りにつくと首をダラーんと、筆者の肩を枕代わりに。

さすがに迷惑なので・・・

起こす

筆者が動いて起されたと逆恨み

舌打ちされる

寝る

筆者が起す

舌打ちされる

・・・この繰り返しでした。東京ディズニーランド行きの女性専用車両には、二度と乗車しないと決めました。

夜行バスには欠かせない?必須アイテム

座った状態で長時間を過ごさなければならないのが、夜行バスです。便利アイテムを持っているかいないかで、快適度は大きく変わってきます。

100円均一に売っている!おすすめグッズ

携帯用枕

空気を入れると膨らみ、首の周りをスッポリと囲ってくれる携帯用枕があります。100円均一でも販売されており、かなりオススメです。これがあるかないかで、深い眠りに付けるかどうかが決まります。毎回、首がカクンとなる度に目が覚めていましたが、枕のおかげで首が固定され、よく眠れるようになりました。空気を抜けば小さく収納できるので、荷物にもならならず、大変便利です。

女子のむくみには欠かせない!おすすめグッズ

美脚

長時間座りっぱなしのため、どうしても足がむくんでしまいます。むくみ過ぎて靴が入らない・・・は、まだ良いのですが、旅先で撮った写真の足が異様に太い!そんなことも何度かありました。

しかし、むくみ防止で販売されている靴下があれば、何の問題ありません。あれを履いているだけで、大切な足に大きな差が生まれます。

うるさいからあなたを守る!おすすめグッズ

いくら車内がうるさくても、消灯後には静かになります。しかし、最近問題になっているのが、ipodなどからの音漏れです。横に座っている乗客のipodから、シャカシャカと不愉快な音が聴こえてきます。一度気にし始めるとなかなか眠れません。

耳をふさぐ

こちらも対抗して、持っているipodで音楽をかけてみたこともありますが、うるさくて余計に眠れませんでした。そこでたどりついたのが、耳栓です。高速バスの空間では、いかに自分だけの空間を作り出せるかが問題です。

音漏れさせている方も、自分の部屋にいるような感覚で爆音の音楽を聴いているのだと思います。しかし、自分が良ければ周りに迷惑をかけて良い訳はありません。耳栓があれば、「うるさい」と「イライラ」どちらからも身を守れます。

価格面・設備ともに進化を続ける高速バス

最近では、個人スペースにツバが付いていたり、映画が観られる画面が付いていたりと、車内設備も急速に進化しています。しかし、車体がいくら進化を遂げても、やはり到着時間だけは変えられません。そこで時間や設備をどうやって有効に楽しむのかが、ポイントになります。

早朝到着を逆手に取る!行動派プラン

海の幸

夜行バスは早ければ5時台、遅くても7時台には到着してしまいます。観光であれば、朝にしか行けない「市場」や、いつもなら人で溢れていてゆっくり見れない「神社・寺院」、そしてホテルで優雅に「モーニング」を楽しむのも1つです。早起きならではの特権を、せっかくなので駆使しましょう。 銭湯

また筆者の場合は、お風呂が大好きです。そのため早朝からやっている銭湯や温泉、スパをあらかじめ調べておき、朝風呂を楽しみに行っています。いつもは、ぼぉ~として無駄にしていた時間を、至福の時間に変えられます。

女子には嬉しい!パウダールームスペースも

上記のように早朝到着が多い夜行バス。最近では、シャワーや化粧直しのできるスペースを、高速バス会社が到着地に完備しているところも増えています。就活生や仕事の方は、必要最低限しか行動予定がありません。そんな方でも、時間になるまでお金をかけず、ゆっくりと安心して時間が潰せる場所があるのは、大きなメリットです。

浮いたお金は旅費へプラス

なんと言っても安さが自慢の高速バス。「旅費全体を浮かすために利用する」というよりは、旅先でのホテルや食事のグレードを上げるために利用しています。行きも帰りも高速バス・・・筆者もさすがにアラサーのため、それは難しくなり始めました。

そこで往路だけ高速バスを利用して、帰りは新幹線に。そして浮いたお金を、ホテルか食事代にプラス、そのように旅行に取り入れています。往復で新幹線や飛行機に乗り、リッチに過ごすよりも、高速バスを上手に取り入れることで、少し得をした気分で、ニッチな旅行が楽しめます。

著者:橋本幸

フリーライター(関西在住)
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銀行員からOL、コピーライター、業界新聞の記者など、これまでに様々な仕事を経験。現在はwebを中心に、ジャンルを問わず幅広いライティングを行っています。