ものもらいでまつ毛がなくなる?目を守るアイメイクとメイク落とし法|トピックスファロー

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2015年9月8日
ものもらいでまつ毛がなくなる?目を守るアイメイクとメイク落とし法

「また、ものもらいができた・・・」まぁ~自然に治るから、放っておこう!いや、放っておかないで下さい。放置の末にまぶたに大きなシコリが発生。女子には命とも言えるまつ毛まで生えてこなくなりました。その後の恐ろし~い「治療談」聞きたくないですか?

フリーライター(関西在住)
  

眼力アップのために、マスカラた~っぷり!

女性の顔の印象を大きく左右するのが、アイメイクです。そのために欠かせないのが、たっぷりのマスカラ。しかし近年では、アイプチやメザイク、つけまつ毛、まつ毛エクステ、カラーコンタクトなど、たくさんのアイテムが誕生しています。これらは万能な反面、取り扱いには細心の注意が必要になります。 マスカラメイク

分かっているけど、面倒くさいメイク落とし

仕事や学校を終え、ようやく帰宅。「化粧を落とさないといけない」そう思いつつも、一瞬だけ横に・・・。そして気がつけば・・・朝!女性なら、そんなことも少なくありません。

しかし、メイクをしたまま眠ってしまうこと、しっかりとメイクを落とさないこと、には大きな落とし穴が待っています。

分かっているけど、化粧なしでは出勤できない

アイメイクの落とし漏れ、または化粧をしたままの睡眠は、ものもらいに繋がります。

眼が膿んでいるその状態で化粧するのは良くないと、頭では分かっています。けれど、いい歳をして、眼帯も何か恥ずかしいような・・・。また社会人の方であれば、化粧をしていくことはマナーでもあります。

男性であれば、そのまま出勤できるのに、この点女性は本当に不便だなと思います。

しかも、ものもらいの時に無理矢理化粧をしてしまうと、ばい菌が余計に入ってしまうので、良い事なしです。

分かっているけど、眼科に行くのは面倒くさい

平日の仕事帰りや、やっと来た土曜日。眼科へ、ものもらいを診せに行かなくてはと、頭では分かっています。しかし・・・やはり面倒です。放っておけば、いつも通り自然治癒するから。そんな甘い囁きが頭をかすめます。

そもそも化粧をしっかりと落とせなかったことで、ものもらいができています。そんな性格の筆者が、律儀に眼科に行く訳がありません。

あれ?ある日気付いた右目の違和感

鏡を見る女性

忘れもしない3年前。いつものように眼科には行かず、ものもらいを自然治癒させた2週間後のことです。いつも通り、出勤前の化粧をしている時に気付きました。

あれ?右目にマスカラが上手くつかない。そう思って、顔を横に傾けて鏡を見た時・・・驚愕しました。

ま、ま、まつ毛がない・・・!

なんと右目の目頭部分のまつ毛が、なかったのです。「なんで?」その疑問しかありませんでした。

まぶたをひっくり返し、鏡に映した時、ハッキリと気付きました。シコリが出来ている!素人の筆者でも、まつ毛が生えなくなった理由が分かりました。

すぐに眼科へ駆け込み、事情説明

ものもらいの時には、あれだけ放置していたのに、すぐに眼科へ駆け込みました。我ながらゲンキンな性格だな、と思います。

そして、これまでの事情を先生に説明。ものもらいができていたこと、自然に治癒させたこと、その間も化粧をしていたこと。先生の顔色がだんだん曇っていくのが分かりました。

まつ毛の再生、保証はできません

長~い白髪を、頭のてっぺんでお団子状にまとめた、ベテランのおばあちゃん先生でした。筆者の説明を聞いた後に一言。「残念だけど、もう毛根が死んでるかもしれないね。」

えぇ・・・?そんなの困ります。

筆者 「もう生えてこないんですか?」

先生 「うん。毛根が死んでいたら、の話ね。」

筆者 「どうしようもできませんか?」

先生 「生えてくる保証はないけど、シコリ取ってみる?」

悩むも何も、そうするしかまつ毛を再生させる方法がないので、2つ返事でOKしました。しかし先生から釘を刺されました。

先生 「あ、結構痛いからね。」

痛い!怖い!すべてが見える、恐怖の治療

穴を覗く女性

そして早速シコリの切除に取りかかりました。ですが、完全に舐めていたようです。

目の治療は「痛い」だけではなかったのです。

まぶたをひっくり返して、裏側をパックリ

まずは、まぶたをペロンとひっくり返し、先生が一言。「始めますね?頑張ってよ?」この状況でも怖いのに、筆者の目に映っているのは、年配のおばあちゃんです。大変、失礼なお話ですが、「この先生で、本当に大丈夫なのかな」そんな思いで、頭がいっぱいでした。

目の前を行きかう血だらけのガーゼ

目の治療の最大のネックは、すべてが見えるということです。まぶたの裏をひっくり返して、切除をしています。と、いうことは?手術中の光景がすべて見えます。血だらけのガーゼが、行ったり来たり。

「怖い」というよりも、今までに感じたことのない新しいタイプの恐怖でした。

終わりまし・・・あ!もう一個シコリあるね

「よし、もうすぐ終わりますよ。頑張りまし・・・あれ?奥にもう一個シコリありますね。ついでに取ってもいい?まだ頑張れる?」

え、ダメって言ってもいいんですか?そんな訳もないので「お願いします」と答えました。

その奥のシコリを取り出しながら、先生はなぜか関心。「あらあらあら・・・随分たくさん入ってたのね。」

もしかしたら、これまでの自然治癒のせいで、たくさん溜まっていたのかなと、ずぼらなメイク落としと自然治癒を、大きく反省しました。

眼の健康は、毎日のメイク落としで決まる

せっけんのあわ

社会で戦う女性たちの気持ちは、痛いほど分かります。色々あるので、とってもとっても疲れています。帰宅をしてから、1分1秒でも早く眠りにつきたい。でも化粧を落とすのも、お風呂に入るのも、面倒くさい。

筆者もシコリでまつ毛が抜けるまでは、そんな生活と、ものもらいの繰り返しでした。落としたつもりでも落ちていないのが、マスカラです。

シコリとなって、まつ毛が抜けてしまったのは「メイク落としを怠ったから」というよりは、ものもらいになったのに「眼科に行かなかったこと」が、最大の原因です。

しかしものもらいができてしまった原因は、ずぼらなメイク落としにあるので、やはり毎日の習慣が大切だと、この時、心に深く刻みました。

祝!!!まつ毛が再生

先生にシコリを取り出してもらってから、1ヵ月後。ふと鏡を見た際に、嬉しくて思わず声が出ました。「わああああああ~!まつ毛が生えてる~!!!!」

まつ毛がなくなった自分の目は、これでもか!というくらいに、しょんぼりとしていました。みなさんからしてみれば、当たり前のことかもしれませんが、まつ毛が生えているのは、とっても幸せなことです。

まつエクと出会い、ものもらいを卒業

まつげが長い女性

そしてこの時期に、ちょうど人気が出始めていたのが、まつ毛エクステです。

両目で120本、4200円のコースを試してみました。これまでに見たことのない目力に驚くとともに、化粧の時間がう~んと短縮でき、感動しました。

注意点を上げるならば、まつ毛エクステの化粧落としには、オイル入りは厳禁な点です。

しかし、それ以外は普通のお手入れができ、1ヵ月程度は持ってくれます。

万能過ぎる!まつ毛エクステ

それから3年間、月1でまつ毛エクステに通い、付け替えをしています。そのためこの期間には、一切マスカラは付けていません。

と、いうことは、あれだけ頻発していた、ものもらいにもかかっていません。しかし、すっぴんの状況でも、まつ毛が「くるん」となっているので、少しの外出には、すっぴん&マスクで・・・という、新たなズボラさが発生しています。

注意も必要!メディアでよく見る悪質サロン

まつ毛エクステのサロンには、10軒以上お世話になりました。中には、メディアで騒がれているようなサロンもありました。

まつ毛1本に、エクステ2本が無理矢理、乗っていたり。逆にまつ毛2本に、エクステ1本が適当に乗っていたり。生え際ギリギリに、エクステが乗せられていたり。

これらのサロンは、すぐ目に違和感を感じます。瞬きをする度に、眼の中にまつ毛が入っているような、なんとも言えない痛みが走ります。

しかし10軒伺った中で、1軒しか悪質なサロンには出会いませんでした。

その中で気付いたのは、施術時間が異常に短いサロンは要注意だということです。あまりに施術料金が安いところは、お客さんを回転させることで利益を上げているので、施術が少し雑になっているなと、感じました。

自分でしか守れない目の健康

最近では、マスカラだけでなく、つけまつ毛、アイプチ、メザイクなど、目を大きく見せるアイテムが多く展開されています。

しかしそれを付けていること自体も目には負担となります。それらの異物を面倒でも毎日しっかりと落とすことが大切です。

ある朝、まつ毛が抜けている・・・という最悪の事態に陥らないためにも、毎日のメイク落としだけは欠かさないことを、強くお勧めします。

著者:橋本幸

フリーライター(関西在住)
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銀行員からOL、コピーライター、業界新聞の記者など、これまでに様々な仕事を経験。現在はwebを中心に、ジャンルを問わず幅広いライティングを行っています。