新居に楽器を運び込みたい!その為にはどんな準備が大事?
地方から上京してくる人の中には音楽を学ぶため、音楽で身を立てるために上京してきたという人が結構いるものです。
中には音大への入学が決まった人、地方でコツコツとバンド活動をしていてメジャーデビューが決まった人といった本格的な音楽活動をしている人もいれば、実家ごと転居しなければならないという人もいます。
そういった人の多くは、ピアノやドラムなどの大型楽器からキーボード、ギターなどの小型楽器の輸送に悩まされることになります。引っ越しの際にはどのような方法で楽器を運べばいいのでしょうか?
引越しの際の楽器運搬の面倒な所とは
引越しの際に、頭を悩ませるのが何と言っても「荷物の運搬」、そして「荷物の搬入」です。旧宅から新居まで荷物を運ぶ際に必要な人員と運送手段、時間スケジュール、そして新居の玄関やサッシの大きさに合わせて家具・荷物を運び込む経路の確保など綿密に計画しなければなりません。
そこに楽器が加わると、さらに「楽器に合わせた運搬法」「運送中に破損しないようにする方法」なども引越し計画に盛り込まなければならなくなります。例えばアップライトピアノとグランドピアノでは、同じピアノであっても運搬に必要な人数は違いますし、下手な運び方をすれば調律が乱れてしまって楽器としての用をなさなくなってしまいます。
それに、楽器によっては分解して運搬することを考えられていないものもあるため、新居の出入り口が狭くて搬入出来ないというトラブルに巻き込まれることもあるのです。
大型楽器は業者に頼ろう
アップライトピアノやグランドピアノに代表される大型楽器の運送は、楽器輸送を専門で行う業者や引っ越し業者に相談して行うのが無難です。
なぜなら、楽器の搬出・搬入を行うために必要な人員の確保、輸送中に破損しないように運ぶための運搬手段や梱包などは未経験だと見当もつかないものです。
その点で言えば専門業者は経験豊富で、依頼主が気付かなかったようなことまで気を回してくれるので高い報酬を払うだけの価値があるといえます。
また、業者によっては楽器の保管サービスや調律の手配などを行ってくれることがあるので事前に確認しておきましょう。
中型・小型は自分で梱包・輸送しよう
ギター・ベース・キーボードなどの、普段から持ち運んでいる大きさの楽器は他の家具・荷物と一緒に梱包・輸送できますが、破損の恐れがあるので自分の手荷物として運搬するようにした方が無難でしょう。
「引っ越しの際に、荷物を乱暴に扱われて家財に傷が付いた」という話は少なくないからです。
ギターやキーボードなどには持ち運び用の専用バッグがあるので、家財一式とは別に運ぶのも難しくないのでしょう。もしも、引っ越し業者に任せたいというのであれば楽器を衝撃吸収材で梱包した上で、「壊れ物注意」の但し書きを付けておく事が大事です。
こういった但し書きがないと乱暴に扱われても文句が言えないので、梱包に直接書き込むかしっかりと張り付けておきましょう。