「病院でのピーリング」と「自宅での角質取り」の違いとは?|トピックスファロー

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2015年9月2日
「病院でのピーリング」と「自宅での角質取り」の違いとは?

ここ数年で美容業界でも人気の角質ケア。ターンオーバーやスキンサイクルなんて言葉が飛び交っていますよね。だけど、「なんだかよく分からないし、とりあえずいいんでしょ」と思っているあなた!せっかくだからピーリングの違いを知って役立てよう。

兼業WEBライター
  

はっきりいって、やっていることは同じです

ここ数年、ピーリングという言葉がメジャーになってきました。それとともに角質除去、角質取りなんて単語もよく耳にします。

手段もいろいろです。家庭用のせっけんやふき取り化粧水、エステやクリニックでの施術。つるつるの赤ちゃん肌になる、ニキビ治療に役立つなんて情報があれば、何かしらの方法を一度は試した人もいるのではないでしょうか。

ピーリング

ピーリング、角質除去、角質取り。これらは、表現は違うけれど、どれも肌表面の皮膚をはがすことを意味しています。

じゃあ、何が違うの?

みな同じといっても、すべてが同じというわけではありません。簡単に言うと角質をとる深さが異なってきます。では、ピーリング、角質除去、角質取りそれぞれの特徴をあげていきましょう。

●ピーリング

クリニックのピーリングは医師が行う治療の一つです。高濃度のピーリング剤やレーザーで肌の表皮や真皮をはがしていきます。ニキビやニキビ跡、シミ、小じわの改善が目的です。

●角質除去

エステサロンで行われるピーリングや角質取りはお肌を美しく保つためのケア。医療用に比べ濃度の薄いピーリング剤を使用し、肌表面の2、3層を優しく除去していきます。

●角質取り

家庭用のピーリング剤はより低濃度。穏やかに肌表面の角質をとっていきます。ふき取り化粧水でこすりとるタイプやせっけんに含まれるピーリング成分を使って洗い流すタイプが代表的です。

効果は高いんだけど・・・

もちろん、ピーリング効果が高いのは病院やクリニックの医療用のものです。エステや家庭用では使用できない濃度の薬剤を使うので、角質層から真皮までの深い層を除去できます。

特に効果的だと言われているのがニキビやニキビ跡の治療。医療用の薬剤を使い肌の代謝を高め、新しい細胞をいっきに生み出します。ニキビの赤みや色素沈着を早くなくしたいときに効果的です。

とすると、医療用ピーリングが一番いいような気がしますよね。でも、そういうわけではないんです。角質は肌を保護する役割もあって、ある程度はなくてはならないもの。深い層まで除去した肌は刺激を受けやすく、トラブルが起こりやすくもなるのです。

クリニックでのピーリングの場合、専門医の診断のもとでかなり深く除去します。そのため、施術後のケアがとても重要になってきます。施術後のホームケアに自信がないようならあまりおすすめはできません。

そもそも角質取りってなんのためにやるの?

ピーリングが日本で大々的に扱われるようになったのは1990年代。それまでの美容業界は肌に栄養を与えるのが主要な考え方でした。しかし、ピーリングはマイナスのケア。不要なものを除去し、新しい肌へと生まれ変わるためのものです。 肌

基底層でうまれた角質は徐々に表面へと押し上げられていき、最終的にはアカとなってはがれ落ちます。しかし、加齢や乾燥、紫外線などにより代謝が低下し、古い角質が毛穴にたまっていきます。ピーリングはこの不要な角質をとり、肌の再生力をあげることが目的です。

ピーリングしすぎて肌が荒れるわけ

自宅でピーリングをしていたら肌が荒れた、という話を聞いたことはありませんか。

ピーリングは肌の代謝を高める方法です。古い角質を取り去り新しい細胞をどんどん生み出します。しかし、肌がきちんとできていない状態で角質除去ばかりすると生み出される細胞が力のない、弱いものばかりになってしまいます。すると、本来はがれずにいる角質まではがれてしまい、外部からの刺激も受けやすい、敏感な肌になってしまうのです。

本来ピーリングは健康な細胞が生まれるのを前提としたケア方法です。肌が弱っているときにするものではありません。ちゃんと自分の肌状態をみてから使わないと逆効果。せっかくだからと、そのまま使い続けると肌がキレイになるどころかシミやシワの原因になるなんてことも。きちんと使えば効果は大きいものなので、適切な処置をしておきたいものです。

ピーリングに適した肌

では、ピーリングをしてはいけない肌とはどんな肌なのでしょう。 スキンケア

クリニックやエステなら専門家が肌をみてくれますが、ホームケアではそんなわけにはいきません。そこで、簡単な目安を設けてみました。

このような肌の人は避けたほうがいいでしょう。

・日光にあたると荒れやすい
・ちょっとした刺激ですぐに赤くなりやすい
・乾燥して敏感になっている

刺激に弱いのは角質がしっかりとできていない証拠。当てはまるようなら、まずはピーリングよりも肌に栄養を与え、強い肌を作ることを優先しましょう。

逆に下記のようなお悩みがあるならピーリングに向いています。

・くすみやごわつきがある
・シミやシワが気になる
・化粧水の浸透やメイクのノリが悪い

一般的には若年層は角質がたまりにくく、加齢とともに不要な角質はたまりやすくなると言われています。みんながみんなそうではないですが、そのような傾向があるので参考にしてみてくださいね。

肌に必要な栄養を取り入れた上でのピーリングが大切です!

ピーリングといってもケア方法はさまざま。

・ピーリング効果は「病院>エステ>自宅」
・ただし、後からのホームケアが重要
・間違ったケアは逆効果
・敏感肌の人はやらないほうが無難

ダイエットは取り入れる食事とエネルギー消費の運動、両方が大切と言われます。いくら運動をしても必要な栄養を摂取しなければ筋肉が衰えて太りやすくなります。それと同じように、肌も不要な角質を取り去るだけだと健康な細胞は生まれてきません。

肌に必要な栄養を食事や基礎化粧品で取り入れ、それにプラスでピーリングケアをしていくのが美肌への近道です。

著者:吉野りょう

兼業WEBライター
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美容系の仕事の傍らWEBライターをやっています。
美容系がメインですが、今後は美容以外のジャンルでもどんどん発信していくつもりでいます。これからどんなふうに変化していくのか、自分でもわからないのでなんだか楽しみです。もしかしたらものすごく真面目になるかもしれないし、意外とはっちゃけてしまうかもしれません。こんな私ですが、みなさまどうぞよろしくお願いします。