栄養ドリンクに必ず【ビタミンB群】が入っている4つの理由|トピックスファロー

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2013年1月15日
栄養ドリンクに必ず【ビタミンB群】が入っている4つの理由

栄養ドリンクの成分表を確認すると必ず入っている「タウリン」「カフェイン」『ビタミンB群』。前2つは分かるとしてもなぜ『ビタミンB群』が必要なのかがよく分かりません。そこで、ビタミンB群が栄養ドリンクに必要な理由と体に与える影響を調べてみました。

WEBライター
  

栄養ドリンクにビタミンB群が欠かせない3つの理由

『疲労回復に不可欠で、現代人に不足している』から、というのが分かりやすい理由でしょうか。
では、なぜ必要なのか。なぜ不足しがちなのかを説明したいと思います。

1・疲労回復に直結するビタミンB群

人が体を動かすにはタンパク質で体を作り、炭水化物や脂肪を燃焼させることでエネルギーを作り、それを利用します。
ビタミンB群とは、この体を動かすのに必要な栄養素を効率よく吸収し、必要な働きを助ける、言わば『潤滑剤の働き』をする栄養素です。

ビタミンB群が不足すると

その為、ビタミンBが不足すると、体内に蓄積したエネルギーを燃やすことができず、疲労物質が溜まりやすいうえ、血行が悪くなり溜まった疲労物質を流すこともできません。
言い換えると、太りやすく痩せにくい。その上、血行が悪く成人病の危険も高まると言った所でしょうか

さらにひどくなると、神経系にも問題が発生し、手足のしびれや精神不安を引き起こす事にもなりかねない、重要な栄養素なのです。

2・ビタミンBは食品から取りにくい

ビタミンB群は『水溶性』の為、非常に水に溶けやすく、また熱によって簡単に壊れてしまいます。
つまり食材を洗ったり、煮込んだりといった調理の過程で、多くのビタミンB群を失っているのです。

ビタミンB群を摂取するには、生のままで食べるのが最も効率の良い方法ですが、例えば生野菜のサラダを大量に取る事は出来ませんし、豚肉やイモ類など生食できないものも少なくありません。
その為、食品のみから摂取する事は難しく、よほど食事に気を付けなければ不足しがちな栄養素と言えます。

3・体内にストックできない

また、厄介なことにビタミンB群は体内で作る事はもちろん、体内で貯めておくこともできません。
つまり、健康のためには、毎日必要な分を取り続ける必要があります。

4・1つのビタミンBでは機能しない

ビタミンB”群”と言われるように、ビタミンBとは単体の栄養素ではありません。
ビタミンB群は、それぞれが相互に作用しあう事によって、はじめて十全な働きを行います。

疲労回復の下地作りに欠かせない

以上の理由からも分かる通り、栄養ドリンクにどれだけ健康になる栄養素が含まれていても、ビタミンB群が不足していては、体がその栄養素を使えず、全く意味がありません。
ビタミンB群は、体が疲労回復の準備を整え、栄養ドリンクの効果を発揮するのに欠かせない栄養素なのです。

栄養ドリンクに含まれる代表的なビタミンB群

1本の栄養ドリンクには、いろいろな種類のビタミンBが含まれていますが、その中でも代表的なものと、その効能を紹介します。

また、ビタミンB1・B2・B6に関しては、単独で取り入れても効果は発揮されず、3種類を同時に摂取する事が必要と言われています。

ビタミンB1(チアミン)

炭水化物や糖類をエネルギーに変換するビタミン。
他にも脳神経や、手足の末端神経を正常に保つ働きをする。
その為、不足すると体内でエネルギーを作れなくなり、また神経炎などを発症するリスクが高まる。

1日に必要な量は、成人男性で1.1mg。成人女性が0.8mg。
過剰に摂取した分は、尿となって出ていくので、健康に問題はない。

ビタミンB2(リボフラビン)

炭水化物や脂質などを代謝するときに必要なビタミン。
特に、細胞の成長に関わりが深い事から『発育ビタミン』と呼ばれることもあります。
また、脂質の分解にも長けていて、コルステロールを低下させるのにも必要とされています。
不足する事で、口内炎などの粘膜系のトラブルが増える事に加え、コルステロールの上昇により動脈硬化や心臓病になる可能性があります。

1日に必要な量は、成人男性で1.2mg。成人女性が0.4mg。
過剰に摂取しても尿となるので健康被害はありませんが、人によっては一時的に下痢を起こすこともあります。
ちなみに、栄養ドリンクを飲んだ後、尿が黄色くなるのは、このビタミンBが含まれているから。

ビタミンB6(ピリドキシン)

炭水化物や脂質の代謝の他、神経伝達、ホルモン調整に必要なビタミン。
特に免疫力の向上には不可欠な栄養素であり、妊婦や授乳期のお母さんには、とりわけ重要なビタミンと言われています。

1日に必要な量は、成人男性で1.4mg。成人女性が1.1mg。妊婦では1.9mg。
これも尿として排泄されるので、過剰に摂取したとしても問題は起こりません。
しかし、数百mgを超えるような過剰摂取を行った場合には、手足がしびれるなど、末梢神経に障害が起きる事もあります。

栄養ドリンクは用法・用量を守って必要な時だけ飲む

体を元気にする栄養ドリンクは、多くの働く男性にとってなくてはならない物でしょう。
ビタミンB群に限っては、取り過ぎたとしても問題はありません。余った分は尿と一緒に流れるので、少しもったいないくらいです。
しかし、栄養ドリンクはエネルギーとなるカロリーが高く、覚醒物質のカフェインが多く含まれており、これらの過剰摂取には問題があるでしょう。

栄養ドリンクは一度に大量に飲んでも、効果が上がる訳ではありません。
ここぞという時の秘策として使うくらいが丁度良いのかもしれませんね。

著者:海老田雄三

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芸能、アニメ、ゲーム、音楽あたりが得意分野のはずが、気が付けばなんでも書くライターになっていました。アニメ、ゲームなどのサブカル誌によく寄稿しています。