【第6回】自転車で旅しよう!2泊3日のおすすめプラン関東編&関西編|トピックスファロー

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2015年10月16日
【第6回】自転車で旅しよう!2泊3日のおすすめプラン関東編&関西編

まとまったお休みに自転車で遠くへ行きたいという方も多いのではないでしょうか。二泊三日となれば行動範囲がかなり広がってきます。今回は自転車二泊三日旅行の魅力と、注意しておくべき点などについてご紹介したいと思います。

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自転車2泊3日旅行に必要な装備

普通2泊3日といえば小旅行なので荷物も少なめですが、自転車で移動する旅では、それなりの装備や準備が必要となります。

1 カッパやパーカーなどの雨具

普通の旅行であれば折りたたみ傘で事足りるのですが、自転車旅行ならカッパも欲しいところですね。水を弾くマウンテンパーカーなどで代用するのもよさそうです。

2 交通事故防止グッズ

予定によっては夜道を走ることもあると思います。車が自転車に気づかないくらい真っ暗ということもしばしば。長距離走行の場合、ルートによってはバイパスを通らなければならないこともあります。バックミラーやテールランプなどで自分の身を守ることは必須事項です。

3 トラブルを想定してお金は余分に

自転車が壊れたり怪我をしてしまったりというトラブルは旅につきものです。ここ自転車で通りたくないなあという道(未舗装、坂道)を避けて輪行をするという手段もあります。

いざというときは電車やタクシーで移動できるだけのお金は余分に持っておきましょう。

新幹線の切符

無理なく無駄の無い計画を立てよう

限られた時間で出来るだけいろんなところに行きたいと思うところですが、無理は禁物です。2泊3日旅行であれば3日間連続で自転車を漕ぐことになるわけで、疲労は1日ごとに蓄積してきます。

休日に1日だけ走る場合とは異なりますので、自分の走行距離の限界を考えて余裕のある予定を立てることが必要ですね。

天候が悪いことや、思うようにコンディションが整わない場合もあります。

自転車2泊3日旅行にオススメの旅行プラン

ここでは自転車2泊3日旅行にオススメな旅行プランについてご紹介したいと思います。

自転車2泊3日旅 関東編プラン

関東を出発点として自転車で2泊3日旅行をする場合は、以下のようなプランがおすすめです。

1 東京⇔名古屋(片道350km)

往復700km。超長距離走行になってしまうので東京~熱海間を輪行するのがおすすめです。熱海から名古屋間でも往復500kmですので中級者~上級者向けのプランです。夏に入道雲と太平洋のコントラストを楽しみながら自転車を漕ぐのは気持ちいいですよ。

1日目は東京から熱海まで電車で移動し、熱海から名古屋までの250kmを走行。そのまま名古屋で宿泊し2日目の午後から静岡まで走行。静岡で2日目の夜を過ごし3日目に熱海まで走行というプランなら東海道を十二分に楽しむことができます。

2 東京湾1周

約200km。東京湾に沿った国道を走るプランで初心者の方にもおすすめです。途中フェリーを利用した輪行もあります(久里浜⇄金谷)。普段のサイクリングでは味わえない非日常感も魅力的です。

東京、横浜、千葉と関東の三大都市を走るプランですので宿泊は各々の主要駅(東京駅、新宿駅、横浜駅、千葉駅、船橋駅など)の近くであれば施設が豊富で安心でしょう。

東京を出発する場合であれば1日目に横浜まで走り1泊、2日目にフェリーで千葉まで行き金谷千葉市内まで走り1泊、3日目は東京まで自転車で直行という感じでスタート地点以外の各都県で1泊するのがオススメです。

自転車2泊3日旅 関西編プラン

関西周辺を自転車で旅するプランは次の通りです。

1 琵琶湖1周

琵琶湖1周の距離は約200kmと3日間で走るには絶妙です。1日66km程度であれば5時間程度で済みますし自転車に乗っている時間以外も余裕を持って行動できるのではないでしょうか。

ルートは時計回りと反時計回りの2つがあります。湖を眺めながら走りたいという方には反時計回りがおすすめです。

2 京都

京都で2泊して京都を存分に堪能するプランです。日帰りで京都旅行にいってみたけど思うように行きたいところを周れなかったという経験をされた方も多いのではないでしょうか。

京都は主に嵐山・金閣寺などがある西エリア、清水寺・銀閣寺などがある東エリア、御所・下鴨神社などがある北エリアの3つに分かれています。どのエリアも一日中楽しめるくらいたくさんの見所がありますので、3日間滞在しても飽きること無く楽しめることでしょう。

宿は同じ場所に2泊するのも、1日ずつ別の場所に泊まるのもいいですね。もし同じ場所に泊まるということなら、どのエリアからもアクセスが良い四条河原町あたりがおすすめです。

四条河原町から各エリアまでは10km以内。一日の走行距離も約20kmなので自転車旅行初心者の方にもおすすめのプランです。 京都三条大橋

関西自転車旅 輪行で行くプラン

輪行を駆使すればさらに行動範囲は広がります。

1 関西方面⇔鳥取

関西方面から鳥取間は京都駅から山陰線が出ています。おすすめは、京都駅から福知山駅まで自転車で走り福知山駅から鳥取駅までを輪行する移動方法です。

京都駅福知山駅間は田んぼや川が多く、自然が好きという方にはたまらない道のりとなっています。距離は88kmなので5~8時間くらいを見積もって置けば良いでしょうか。

福知山駅から鳥取駅は3時間なので朝に出発をすれば夜には着くという計算になります。鳥取駅周辺に宿泊して翌日は自転車で鳥取砂丘へ行くのがおすすめです。

2 関西方面⇔岐阜

関西から小京都高山へ行くプランです。京阪神の駅(三宮・大阪・京都)から出ているJR新快速に乗れば2時間弱で岐阜駅まで着きます

岐阜駅から高山駅までは130km。初心者の方には厳しい距離ですが、ひたすら内陸を走るこのコースはマイナスイオンに包まれ神秘的な雰囲気が特徴的です。

そのかわり、このあたりにはコンビニも少なく人通りもあまりないので、天候などコンディションの調整は必須です。

高山市内は自転車で散策しやすく、翌日の観光も自転車でOKです。高山といえば温泉が有名ですが、温泉を有している宿は駅から距離のある山の上にあることが多いです。

温泉宿に泊まりたいという方は、駅から宿までの送迎バスが出ているかどうかの確認が必要ですね(岐阜から高山まで自転車を漕いだあとに山を登るのはかなりきついです)。 雨の石畳

自分の体と相談して無理のない旅を

2泊3日旅行であれば自転車でも色んなところに行けます。さらに輪行を上手く使えば普段行くことのないようなところまで足を運べるのも魅力的です。私もよく自転車を利用した小旅行をしますが、道のりが思ったより険しかったり宿泊先が自分に合わなかったりで予想以上に疲れてしまうことが多々あります。

もうペダルを漕ぎたくない・・・というときに助けてくれるような交通手段とそれを利用するためのお金は常に用意しておきたいですね。青春18きっぷの期間内であれば、常にJRを安く使えるのでその時期に合わせて旅行をするのも良いのではないでしょうか。

著者:中野朝村

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音楽を聴きながらなんでもない道を真顔で散歩するのが趣味なので、そういった日常的な視点を文章に通して届けられれば良いなと思っています。