インプラントを受ける人の割合まとめ
インプラントは歯を失った場合の治療方法として気になりますが、本当に皆さんそんなに受けているのか知りたい方も多いでしょう。自分の歯と同じような感覚、他の歯を傷つける必要がないなど良いことが多いようにも思いますが、実は価格が高くそれがネックだと考えてしまう方もいるのです。まずはどのくらいの割合の人が実際に利用しているのか知ってみてください。
インプラントを利用している割合
世界基準では
世界でインプラントを使用している人の割合で考えてみると、なんと0.1%程度だともいわれているのです。意外と少ないと思った方も多いのでは無いでしょうか。歯の治療に積極的な北欧でもその割合はそれ程高くはなく、8%程度とかなり低い数値となっています。
日本での割合
では日本でインプラントを使用している割合はどうなのでしょうか。それでも数%程度で、北欧には及びません。自分の歯のように使えて便利、そして見た目や使い方も簡単という事もあり魅力的な治療方法にも思えますが、実際にはそれ程普及はしていない事になります。
年齢での割合
年齢別で比較してみると、30歳以降の人が利用しているケースが多くなっています。これくらいの年齢になると徐々に虫歯によって歯を失ったり、歯周病が悪化してくる頃でもあるからでしょう。そして一番高い年齢は60代となっています。
男女での割合
男女間での割合では、女性のほうが割合が高い傾向が見られています。女性のほうが歯の見た目を気にする事や、使いやすさを重視しているからだと思われます。
思ったより割合が高くない理由
インプラントは利便性のよさの割には、意外と使用している人の割合は低くなっています。これには幾つかの理由が関係しているからと考えられています。
治療費が高額
保険適用の義歯なら1本1万円程度で済むのですが、インプラントは1本数十万円程度かかる事が多くなっています。歯を何本か失っていれば50万円~100万円など高額になってしまう事もあるのです。
採用している歯医者が少ない
インプラントは審美のための歯科医院でしか取り扱っていない現状があります。一般の医院では保険適用となる義歯やブリッジなどを選ぶ事が多く、インプラントは特殊な方法となるため取り扱っていない場合もあるのです。
インプラントが利用できない場合もある
そもそもインプラントは歯の根元にある骨が十分ある場合ではなければ使用できません。歯周病で歯の根元が失われていれば適用外となる事もあります。また、治療後に適切な歯磨きやメンテナンスが出来なければ、炎症が起きてしまう事あるため、必ずしも進められているわけではありません。