カナダの西の玄関口、バンクーバーに行ってみよう!|トピックスファロー

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2015年2月18日
カナダの西の玄関口、バンクーバーに行ってみよう!

2010年冬季オリンピックが行われた、カナダでも有数の都市・バンクーバー。成田からは8時間ほどのフライトでいける、西の玄関口ともなっている場所です。イマイチ地味な街かもしれませんが、「世界で一番住みやすい都市」として十分な魅力を備えています。そのバンクーバーを楽しむコツをお知らせします。

ファイナンシャルプランナー(AFP)兼WEBライター
  

「世界一住みやすい都市」はどれだけ素敵な場所なのか?

イギリスの経済雑誌「エコノミスト」の調査によると、バンクーバーは過去に4年連続で「世界一住みやすい都市」の栄誉に輝いたことがあるそうです。 この調査は、世界の140都市を対象に、治安、医療サービスの充実度、文化、環境、教育などの30項目をもとに「住みやすさ」を数値化して行われました。

バンクーバー

バンクーバーはいくつもの項目で高い点数を獲得していました。
こう聞くと、「世界一住みやすい都市ってどんな街なのか?」という興味がわくのは当然ですよね。
そこで、私はなぜか新婚旅行でバンクーバーを選んでみました。
結果としては・・・正解です!
ヨーロッパみたいな華やかさはないけど、「子供ができたらまた行きたい」と思わせてくれる場所でした。

「案外、人にとって住みやすい街というのは、華やかな街ではなくて、なんてことはないけど素敵な街のことを言うのかもしれない」そう思える場所だったのです。
その一件があって以来、私は会う人会う人に「バンクーバーいいよー」と吹聴して回っています。
では、バンクーバーの何が魅力なのでしょうか?

自然と近代文明が溶け合う街

バンクーバーの街をひとことで言うと、「自然と近代文明がうまく融合している街」ということができます。先ほど書いたように、2010年のバンクーバーオリンピックを契機に、街の近代化がさらに進みました。
しかし、街の西側にそびえているスタンレーパークなど、自然に考慮した街づくりを堅持しているところはさすがです。

街の中心はビルだらけなのですが、それでも歩いていて気持ちがいいのは、自然を忘れないで街づくりをしているからなのでしょう。
都会の便利さと自然の持つ雄大な力。そんな一見共存し得ないような要素をうまく組み合わせた街になっていることが、人々の心をひきつけてやまない理由なのかもしれません。

人々の集いの場・スタンレーパーク

スタンレーパークの広さ

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バンクーバーの話をするときに避けて通ることができないのが、スタンレーパークです。
これはバンクーバーの街のダウンタウンの西にある国立公園で、北アメリカでも10本の指に入る大きさを誇る公園です。

おっと、これではいまいち広さがわかりにくいですね。日本人の私たちにとってわかりやすい表現を使いましょう。
東京の真ん中にある日比谷公園。その日比谷公園の大きさは約16万平方メートルです。
日比谷公園でも十分広いですよね。
しかし、これで驚いていてはいけません。スタンレーパークはその25倍、約400万平方メートルもあるのです。これはかなりの広さの公園だということがお分かりいただけたでしょうか。

スタンレーパークにあるさまざまな施設

公園内を走るトレイル(鉄道)、サイクリングのできる道、「ナイン・オクロック・ガン」という午後9時になると号砲を鳴らす砲台、かわいい動物で一杯の水族館・・・。
全部回っていると1日では回りきれないほどの施設があります(事実、私はあまりに気に入ったので滞在中に3回行きました)。

そんな広いスタンレーパーク。効率的に回るにはどうしたらいいのでしょうか。
オススメなのは、「レンタカー」です。
さっきも書いたように、スタンレーパークはとにかく広いです。サイクリングで回る、という気合を見せるのもいいですが、そんな気合のない人は文明の利器に頼りましょう。

「海外でレンタカー?」というと、かなり敷居が高く感じるかもしれません。
しかし、現在ではアメリカの「ハーツ」というレンタカー会社が日本の「トヨタレンタリース」と提携しているので、ずいぶんと手続きが楽になりました。
トヨタレンタリースにいけばハーツへの手配も代行してくれるので、日本語で全部やり取りができます。

あとはちゃんと国際免許証を用意することと、カナダの交通ルールを読み込んでおくことです。
普段、日本にいれば右ハンドルの車(一部の人は左ハンドルかもしれませんが)を運転しているから、左ハンドルの車は勝手が違うかもしれません。それに慣れることも必要です。いや、運転していれば慣れるから大丈夫です!

「日本」を見つけよう!

2015年に、「バンクーバーの朝日」という映画が公開されました。
この映画の背景からもわかるように、第二次大戦前、バンクーバーには日本人の移民が多く住んでいました。その規模は、日本人街ができるほどだったようです。
現在も、神奈川県の横浜市と姉妹都市関係を結んでいるほど、日本と縁の深い街でもあります。

さて、バンクーバーの街を歩いていると最近目立つのが、日本食のお店。
日本食がヘルシーでおいしい、ということで海外の人の間で有名なのは今に始まったことではないですが、バンクーバーでは最近、日本ラーメンのブームが起きています。
2010年のバンクーバーオリンピック以降、ラーメン店の出店ラッシュが続いているようです。

皆さんは東京・池袋にある「大勝軒」というお店をご存知ですか?大盛りのつけめんで有名なお店です。
なんとこのお店ののれんわけをしたお店がバンクーバーの目抜き通り・ギャスタウンにできて現地の日本人のみならず、カナダ人の方の人気も集めているようです。

このほかにも、バンクーバーではさまざまなところに「日本」を見つけることができます。
古書店チェーンの「ブックオフ」があったり、郊外のショッピングセンターには100円ショップの「ダイソー」があったり・・・「こ、こんなのもあるの!?」と驚かされることばかりです。「日本」を探すのも面白いかもしれません。

まとめ

世界一住みやすい都市・バンクーバー。自分でも何でこの都市に強く惹かれるのか書きながら考えてみました。
その理由は、「非日常のはずなのに、日常が味わえる」からだと思います。 難しい言い方ですね。安心するんです。「綺麗な景色とおいしいものが食べられて、いざとなれば日本のものも手に入る」というシチュエーションが。

私にははっきり言って、「すべてが非日常」みたいな旅は向いていません。
どこかに安心を求めていたいのです。
知らない人とギュウギュウ詰めのバスに乗って、タクシーではふっかけられて・・・なんて旅は無理です。
でも、そういう旅が苦手な人なら、きっとバンクーバーはまる街かもしれません。

私も子供ができたらもう一度バンクーバーに行くことを夢見て、筆(キーボード?)を置こうと思います。

著者:松沢未和

ファイナンシャルプランナー(AFP)兼WEBライター
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2014年にファイナンシャルプランナー(AFP)の資格を取得した兼業WEBライターです。もともと文章を書くことが大好きなので、この仕事を兼業として選びました。相続や保険の分野のお話をわかりやすくまとめてお話できればと思っています。これ以外にも、たくさん資格は持っているので、資格の取り方の話しもしたいところです。また、食べ歩きと旅行とコスメ研究が大好きです。日々の研鑽の成果!?を文章にぶつけていきたいです。至らない点がいろいろあるかと思いますが、よろしくお願いいたします。