弁護士・司法書士は債務整理のスペシャリスト
借金問題は簡単に人に言えない、プライベート中のプライベートな問題なので、なんでも債務者一人で解決しようとする傾向にあります。
周囲の人を心配させたくないという気持ちはわかるのですが、大体の場合一人で借金問題を解決しようとすると裏目に出て借金を皿に膨れ上がらせるか周囲にバレてしまうものです。
どうせ借金があることがバレるのだったら、問題解決に協力してくれる専門家に相談・依頼してみるのも一つの手なのです。
弁護士や司法書士に相談・依頼するメリットとは?
相談するだけでも助けになる
借金問題において、真っ先に相談を持ち込むべきは友人や家族ではなく専門家である弁護士や司法書士であると断言できます。
なぜかというと、友人に借金の相談をした時点で「お金を借りに来た」と思われ関係が断絶する可能性がありますし、家族に相談すればお金のことでギクシャクすることになります。しかも家族だと友人のように簡単に縁が切れないので、後々まで揉め事の種を引きずる結果になりかねません。
しかし弁護士や司法書士の場合、職務上知りえたことに関する守秘義務があるので借金の存在を明かしても絶対に家族や友人、会社の同僚・上司にまで広まることはありえないのです。
法律知識と実務経験で債務整理をサポートしてくれる
一般の債務者と弁護士・司法書士の大きな違いは、何と言っても法律知識にあるといえます。弁護士は刑事・民事両方の裁判に関わらなければいけないので六法・その他法律についての幅広い知識が求められます。司法書士も弁護士と同等とまではいかないものの、相当の法律知識が要求されます。
それに、弁護士・司法書士は職務上企業・個人の債務整理に関わるため知識だけでなく実務経験も豊富なので債務関係に強い弁護士・司法書士に巡り合えればあっという間に問題が片付いてしまうことだって期待できます。
債務整理の手続きを全て代行してくれる
弁護士・司法書士に債務整理を依頼する最大のメリットは、債務者の代わりに全ての手続きを代行してくれることです。
借入先との折衝や役所・裁判所への届け出、届け出に必要な書類の取得、申込み書類の作成など、専門的な知識が必要になることや、債務者が仕事をしているであろう平日の昼間でないとできないことなどを代行してくれます。
弁護士・司法書士に依頼するデメリットとは
依頼に多額のお金が掛かる
弁護士や司法書士に債務整理をお願いすると結構な額のお金が掛かってしまいます。弁護士・司法書士などの士業は法律の専門知識と実務経験を売り物にしている以上、お金が掛かるのはしょうがないことでしょう。
そして士業に対して支払う依頼料・報酬は分割払いが効きにくいため、あらかじめお金を用意しておくか戻ってきた過払い金から成功報酬を払う形にするなどを決めておく必要があります。
最近は法テラスのように報酬を分割払いできる事務所も増えてきていますが、多くの弁護士・司法書士事務所では分割払いできないことが多いと考えておいた方がよいでしょう。
経験に乏しい人にあたることも
弁護士や司法書士は、債務整理のスペシャリストであるといえますが「刑事事件に強い弁護士さん」や「不動産関係に詳しい司法書士さん」というように、全く債務整理に関わったことのなく違う専門分野を持っている人も中にはいます。
このような当たり外れは、債務整理でなくても起こることはあるので予めネットや口コミで評判を調べておいて、どの事務所に依頼すべきかを考えておくようにするべきでしょう。