引っ込んだあごを前に出す美容整形とは?
あごが引っ込んでいたり、あごがない場合、顔の輪郭がぼやけてしまうため、しもぶくれに見える、横顔に自信が持てないなどの悩みを持つ人が多いようです。また、一般的なあごのラインの人に比べて、二重あごやたるみやすい傾向にあるといわれています。
そんな引っ込んでいるあごの代表的な整形方法として上げられるのが、プロテーゼと呼ばれる人工軟骨を下あごの骨と骨膜の間に挿入して、理想のあごの形に整える「顎形成プロテーゼ」です。この方法では、挿入するプロテーゼの形状によって、あごの先を尖らせたり、あごを前に出すことができます。
プロテーゼの挿入は、口腔内を切開して行うため、顏に傷が残るようなことがなく、また、口の中の傷は比較的に治りやすく、傷も目立ちません。
さらに、別のプロテーゼへの取り替えや、元に戻すことが簡単なのが、この方法は特徴だといえます。
手術は30分程度で終了します。術後の経過には個人差がありますが、10日程度で腫れが治まり、1ヶ月で完全に落ち着きます。ただし、この間は激しい運動や歯科治療などが制限されることがあるため、医師と相談の上、手術スケジュールを決める必要があります。
出っ張ったあごを引っ込める美容整形とは?
あごが出ていたり、あごが長い場合、面長や顔が大きく見えてしまうほか、口が尖って見えるという悩みを持つ人が多いようです。また、実年齢よりも老けて見える、地味な印象を持たれる傾向にあるといわれています。
ほっそりとしていることによって顔が長く見られがちな人は、ヒアルロン酸注入で頬をふっくらさせることで、顏の印象を変えることができますが、どうしてもあごの長さや出っ張りが気になる、顔を小さくしたいという場合は、あごの骨を削るという方法が上げられます。
あごが長い場合には、あごの骨の先端を削る方法と、先端部分を残したあごの中央部分を削り、残った先端部分を元に戻す方法の2種類があります。
また、あごが出ている場合には、左右4番目の第一小臼歯を抜き、抜歯後の空いたスペース分の骨を切って、下顎を後退させるという方法が多く用いられます。
どちらの場合も、「顎形成プロテーゼ」と同様、口腔内を切開して行うため、顏に傷跡が残るようなことはありません。また、一般的に、全身麻酔による手術のため、痛みを感じることなく眠っている間に手術が終わります。
ただし術後に、病院によっては入院が必要な場合や、また、2~3日の休養が必要になることから、スケジュールに余裕を持って、手術を受けることがのぞましいでしょう。