毎日使うお風呂場。皆さんはどんなふうにお掃除されていますか?
お風呂場はきれいに見えても、水垢、カビ、ホコリ、ぬるぬるなど、ありとあらゆる種類の汚れが大集合している場所。見えなくてもけっこう汚れているのです。
『お風呂場は大掃除の時に徹底的にきれいにすればいいや』なんて思っていても、お風呂場の掃除はやりはじめると一日がかりになってしまう場所の筆頭。
なので、少しずつ丁寧にきれいにしておいて、さらにリバウンドの防止策も講じておきたいものですよね。
また、掃除ではなるべく、塩素系、酸素系のお風呂用洗剤を使わず、体にやさしいものを使うことをお忘れなく。
食用・薬用でないものなら500g/200円くらいで手に入ります。
水100mlに重曹小さじ1杯の割合で、スプレー容器に入れておくと使いやすいですよ。
なるべく一度に使い切るようにしましょう。
ただし水用スプレーは使えないので、一本目は除菌用を買ってもいいかも。
接地面はどうしても黒カビや石鹸垢がたまってしまいます。
スポンジなどで丁寧に洗って、石鹸分が残らないように、よくお湯で流しましょう。
キャップなどのギザギザ部分や、ポンプの出口の下も、石鹸分が残りやすい場所。
そういうところは使い古しの歯ブラシでこすって落としましょう。
毎回使った後に、ざっとシャワーで流すようにすると後が楽です。
綺麗にしたらこの際なので、床とボトルの間に空間を作れるよう、ボトル類を全てワイヤーラックに入れておくといいでしょう。
ワイヤーラックはステンレス製にするとお手入れが楽です。サビの出るような素材のものは水回りに置かないようにしましょう。
そのワイヤーラックもこまめに洗うようにしましょう。接合部分は歯ブラシでチョコチョコッとこすっておくのを習慣にするだけでずいぶん違いますよ。
ステンレスなどでできたワイヤーバスケットに入れて、お風呂場の外に置き場所を作り、入浴のたびに持って入るようにできれば、カビ対策には効果的です。
すでに湯垢などが付いてしまって、取りにくい場合は、濡らしたスポンジに重曹を付けて、こすり洗いをしてみるといいですよ。
それでも、落ちない汚れは水垢なので、クエン酸の出番です。
軽い水垢なら、500ccの水にクエン酸大匙1杯の割合で溶かした液をスプレーし、スポンジやアクリルたわしでこすってみましょう。
それでも落ちないほど頑固な汚れであれば、クエン酸に少量のお湯を加えて、水っぽいシャーベット状のものを作り、それを塗ってペーパータオルで2~3時間湿布した後、アクリルたわしなどで擦るときれいに落ちます。
このクエン酸ラップは、蛇口などのステンレスの場所もピカピカにしてくれますよ。
きれいにしたら、毎日入浴するたびに、スポンジでこする程度のお手入れを心がけてください。
立てかけたり逆さにしておくようにすれば、カビも浮きにくく、大掃除のときにラクになります。
メラミンスポンジで落ちないときは「ダイヤモンドパット」という名称で売られている研磨用スポンジを使ってみましょう。
水垢が削れる、シャッシャッという音がなくなるまで磨きます。
力を入れ過ぎたり、水気が足りなかったりすると、表面を傷付けてしまうことがあるので、気をつけましょう。
意外と忘れがちなのが、水道の蛇口のボルトの接合部分やハンドル、レバーなど回す場所に絡みついた髪の毛。
なんども回しているうちに、絡みついてしまっていることに気付かないことも多いです。
そして、その髪の毛にカビが付いて回す部分が黒くなってしまっていることも。
歯ブラシなどでその部分をこすってみると、思わぬ量の髪の毛や黒カビが取れます。
コツは下から上にこすりあげること。ぜひ一度試してみてください。
水中に含まれるカルシウム分が固まってこびりつき、穴を塞いでいる可能性があります。
この目詰まりを解消するにはお酢がいいのです。
洗面器にお酢カップ1杯と、熱湯を1リットル入れます。
そこにシャワーヘッドを1時間程度浸けておくだけ。これだけで目詰まりが取れてくるので、あとは使い古した歯ブラシでこすります。
この場所は黒カビの温床。重曹をつけた歯ブラシでこすって流した後、クエン酸をスプレーしてスポンジでこすってみましょう。見違えるようにきれいになります。
それでも曇っているようならクエン酸ラップが効果的です。
蛇口との接合部分やホース自体にもよく見ると黒カビが・・・。
濡らした布に重曹を振りかけて、ホースを包むようにして上下にこすると、きれいにとれます。接合部分は歯ブラシで丁寧に。
でも、ビニール製が多いので、すぐ黒ずんだり、白く膜がかかったようになったりするのが悩みの種。
これはこまめな洗濯できれいに使えます。
お湯をすべて抜いた浴槽の中で洗いましょう。黒カビや水垢がついている場所は部分洗いを。
使い古しのボディ用ブラシやスポンジにクリームクレンザーをつけ、泡立てながらゴシゴシこすります。こまかい部分は歯ブラシで。
そのあとシャワーで洗い流します。
仕上げに不要になったバスタオルなどでからぶきをし、風通しのよいところで乾かしましょう。
シャワーカーテンの汚れの主な原因はカビですので、ときどき外で乾燥させると効果が持続します。
特にお風呂のふたは、使ってないときは広げて立てて乾かすようにしましょう。
蛇腹におるタイプのものは、その曲げられる部分の溝に黒が美が付きやすいので、歯ブラシで丁寧にこすり洗いをしましょう。
こうしておけば除菌効果でカビの発生も防いでくれます。
特に、壁の天井に近い四隅の部分は、カビが生えやすいので気をつけてね。
拭き取り用にカビ取り剤を使うという手もありますが、臭いがきついです。安全性を考えれば、エチルアルコールがオススメです。
外し方はお風呂によって違いますので確認してから始めましょう。
開けてみるとそこにはカビや絡まった髪の毛などが付着しているのがわかります。悪臭の原因の一つです。
浴槽下の床・壁に重曹を溶かした液をかけて2~3分おきます。
柄付のスポンジ等で届く範囲をやさしくこすり、洗剤が残らないように強めのシャワーをかけて洗剤を洗い流します。
バス排水パイプを外して、目皿のゴミや汚れを取り除きます。
この時、取り除いたゴミ等を直接流したり、目皿を外したまま使用せず、ビニール袋に入れて捨てましょう。排水管が詰まる恐れがあります。
目皿、バス排水パイプを元に戻し、エプロンを取り付けます。
排水溝のトラップのぬるぬるは、あまり触りたいとは思わないでしょう。
そんなときは適当な大きさのビニール袋に、重曹とぬるま湯を入れてつけ置きします。
しばらくつけ置けば、汚れが簡単に落ちるようになるのでビニール袋ごと振り洗います。
トラップをはずす際も、使い捨てのビニール手袋や裏返したビニールを手にはめてはずせばぬるぬるした汚れを触らずに済みますよ。
すのこが組み合わさっているタイプの床は、すのこの裏の部分もカビがいっぱい。すのこを外すと床にもびっしりということがよくあります。
月に一度は外して洗うと気持ちがいいでしょう。
まず排水口に重曹を約1/2カップ振り入れます。
そこに同量の食酢(クエン酸水溶液でもよい)と40度ぐらいの湯を排水口に流し込みます。
重曹と酢が反応して泡立ってくるので、そのまま30分以上放置し、その後、お湯で洗い流します。
※排水管が傷みますので、熱湯を流すのはやめましょう。
お風呂の扉はカビとホコリが混ざったもので汚れやすいのですが、デコボコが多いので、意外と手間がかかります。
内側はブラシとシャワーで洗い流せますが、外側はそうはいかないので、いらない布で丹念にふき取りましょう。
ドアの下の部分やコーキング部分などは布を巻いた割り箸に重曹をつけてで地道に細かく拭いていきます。
そこに重曹を上から振り掛けます。
重曹が発泡しますが心配はありません。
このままの状態で10分ほど放置します。
その間に重曹の発砲の力でカビの部分が白くなります。
10分たったら重曹を流します。
クリームクレンザーなどで洗い流すのもいいでしょう。
それでもとれない場合は、弱アルカリ性の重曹をスポンジに多めに盛り浴槽をこすっていきます。
全体をこすり終えたら軽くシャワーで全体をすすぎます。
次に弱酸性の酢やクエン酸を吹き付け、同様にこすって水道水に含まれるカルシウム汚れを落とします。
その後、酸が残らないように今度はしっかりとすすぎます。
循環型の2穴式風呂釜は、浴槽の中の水を自然に循環させながら温めるため、すごく湯あかが付きやすくなっています。このヘドロ状の湯あかは細菌が繁殖して不衛生です。
屋外設置型の1穴式でも同様です。
ここでは酸素系漂白剤を用いた、比較的手軽で安全な方法をご紹介します。
風呂の残り湯を循環口の上、5センチ程度残し、酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)を約250グラム入れてよくかき混ぜます。(湯温は高めのほうが良い)
入浴に適した温度まで追い焚きします。
風呂イスや洗面器などもついでに湯に漬け込むと、汚れが落ちやすくなり一石二鳥。
3時間以上放置したのち、再度数分追い焚きし、排水すると白っぽい汚れが浮いてきます。
つけ置きした小物を出し、再度数分給湯した後、排水します。
シャワーで流した後、先ほどの手順で浴槽をよく洗ってすすぎます。
このタイミングが浴室の掃除では一番楽。
しかも綺麗に落とせるタイミングなので、お風呂に入った最後の人は、熱いシャワーを浴室の壁、浴槽、風呂用具などにかけ、浴室の濡れた部分を乾いたタオルで拭き、後はしっかり換気、乾燥を徹底させること。
これが綺麗をキープするために重要なことなのです。
【しかし、なかなかそこまでできないのが本音ですけどね】
さらに、浴槽のお湯を入れっぱなしにせず、お風呂から出るときに排水しながら浴槽を洗う。その後、お風呂全体をすぐに水で流します。
これで浴室の温度を下げ、カビを防ぐとともに、石鹸や皮脂も洗い流せますよ。
できればそのあと、雑巾や窓掃除用のワイパーで、軽く飛び散った水滴を拭き取り、ドアや窓は開けて換気をしてください。
防犯のことを考える場合は、室内のドアを開けるだけでも効果があります。換気扇を回してもいいでしょう。
また、防カビ剤や抗菌剤が配合されたお風呂用品を利用する、という手もあります。
あと、風呂いすやラックなどを買い足す時に、製品に防カビ剤が含まれているかをチェックしてみてください。
毎日お風呂からあがる前に、ちょっとした習慣を身につけるだけで、次のお風呂掃除がぐっと楽になります。
ぜひ取り入れてみてくださいね。
おっと最後に! 室内の乾燥を心がけることが大切ですよ。
お風呂場はきれいに見えても、水垢、カビ、ホコリ、ぬるぬるなど、ありとあらゆる種類の汚れが大集合している場所。見えなくてもけっこう汚れているのです。
『お風呂場は大掃除の時に徹底的にきれいにすればいいや』なんて思っていても、お風呂場の掃除はやりはじめると一日がかりになってしまう場所の筆頭。
なので、少しずつ丁寧にきれいにしておいて、さらにリバウンドの防止策も講じておきたいものですよね。
また、掃除ではなるべく、塩素系、酸素系のお風呂用洗剤を使わず、体にやさしいものを使うことをお忘れなく。
お掃除に先立ち、用意しておくものをチェック!
重曹
弱アルカリ性の重曹は、酸性の油汚れを中和して、汚れを落としやすくします。食用・薬用でないものなら500g/200円くらいで手に入ります。
水100mlに重曹小さじ1杯の割合で、スプレー容器に入れておくと使いやすいですよ。
なるべく一度に使い切るようにしましょう。
消毒用アルコール
キッチン除菌用の発酵アルコールよりも、消毒用アルコール500mlのほうが安上がりです。スプレーに移し替えて使いましょう。ただし水用スプレーは使えないので、一本目は除菌用を買ってもいいかも。
クエン酸
クエン酸(500gで1000円-1200円)は重曹と合わせて使ったり、はたまた掃除で疲れたら飲んだり(?)と用途が非常に広いです。お酢
クエン酸と同様です。水垢などのアルカリ性の汚れに効果的です。クリームクレンザー
プラスチックのものなどは傷つけることがあるので、泡立てるようにして使いましょう。メラミンフォームスポンジ
「激落ち君」などの名称で売られています。用途に合わせて好きな大きさに切れるタイプがオススメ。研磨用スポンジ
「ダイヤモンドパット」という名称でも売られています。鏡用、蛇口用など用途に合わせて買ってもいいですね。サランラップやペーパータオル
ラップやつけ置きに重宝します。こすっても落ちないときは、ふたをするように貼ると効果的ですよ。ゴミ袋用のビニール袋と使い捨てのビニールの手袋
ドロドロで直接触りたくないところで大活躍します。使い古した歯ブラシ・いらない布・割り箸
細かいところを洗うときの必需品。まずは小物から始めよう
ボトル類は一度しっかり洗ったらあとは毎回のお手入れをこまめに
シャンプーなどのボトル類を床や棚に直置きしていませんか?接地面はどうしても黒カビや石鹸垢がたまってしまいます。
スポンジなどで丁寧に洗って、石鹸分が残らないように、よくお湯で流しましょう。
キャップなどのギザギザ部分や、ポンプの出口の下も、石鹸分が残りやすい場所。
そういうところは使い古しの歯ブラシでこすって落としましょう。
毎回使った後に、ざっとシャワーで流すようにすると後が楽です。
綺麗にしたらこの際なので、床とボトルの間に空間を作れるよう、ボトル類を全てワイヤーラックに入れておくといいでしょう。
ワイヤーラックはステンレス製にするとお手入れが楽です。サビの出るような素材のものは水回りに置かないようにしましょう。
そのワイヤーラックもこまめに洗うようにしましょう。接合部分は歯ブラシでチョコチョコッとこすっておくのを習慣にするだけでずいぶん違いますよ。
ステンレスなどでできたワイヤーバスケットに入れて、お風呂場の外に置き場所を作り、入浴のたびに持って入るようにできれば、カビ対策には効果的です。
お風呂小物は乾かすように置くだけでも違います
風呂イスや洗面器などは、入浴のたびにお湯をかけて、軽くスポンジでこすり洗いし、よく乾燥させましょう。すでに湯垢などが付いてしまって、取りにくい場合は、濡らしたスポンジに重曹を付けて、こすり洗いをしてみるといいですよ。
それでも、落ちない汚れは水垢なので、クエン酸の出番です。
軽い水垢なら、500ccの水にクエン酸大匙1杯の割合で溶かした液をスプレーし、スポンジやアクリルたわしでこすってみましょう。
それでも落ちないほど頑固な汚れであれば、クエン酸に少量のお湯を加えて、水っぽいシャーベット状のものを作り、それを塗ってペーパータオルで2~3時間湿布した後、アクリルたわしなどで擦るときれいに落ちます。
このクエン酸ラップは、蛇口などのステンレスの場所もピカピカにしてくれますよ。
きれいにしたら、毎日入浴するたびに、スポンジでこする程度のお手入れを心がけてください。
立てかけたり逆さにしておくようにすれば、カビも浮きにくく、大掃除のときにラクになります。
次に気になるのは鏡や蛇口の上のうろこ汚れ!
目を見張るスポンジの進化
鏡や蛇口の上に白く残るうろこ汚れは、メラミンスポンジが活躍します。メラミンスポンジで落ちないときは「ダイヤモンドパット」という名称で売られている研磨用スポンジを使ってみましょう。
水垢が削れる、シャッシャッという音がなくなるまで磨きます。
力を入れ過ぎたり、水気が足りなかったりすると、表面を傷付けてしまうことがあるので、気をつけましょう。
意外と忘れがちなのが、水道の蛇口のボルトの接合部分やハンドル、レバーなど回す場所に絡みついた髪の毛。
なんども回しているうちに、絡みついてしまっていることに気付かないことも多いです。
そして、その髪の毛にカビが付いて回す部分が黒くなってしまっていることも。
歯ブラシなどでその部分をこすってみると、思わぬ量の髪の毛や黒カビが取れます。
コツは下から上にこすりあげること。ぜひ一度試してみてください。
月に一回はシャワーを重点的に洗おう
シャワーの目詰まりはカルシウム分が原因かも
シャワーの水の出が悪くなったり、水が変な方向に飛ぶようになるようなら、シャワーヘッドの目詰まりかもしれません。水中に含まれるカルシウム分が固まってこびりつき、穴を塞いでいる可能性があります。
この目詰まりを解消するにはお酢がいいのです。
洗面器にお酢カップ1杯と、熱湯を1リットル入れます。
そこにシャワーヘッドを1時間程度浸けておくだけ。これだけで目詰まりが取れてくるので、あとは使い古した歯ブラシでこすります。
シャワーフックの下はカビの温床
意外と忘れやすいのがシャワーフックの下。この場所は黒カビの温床。重曹をつけた歯ブラシでこすって流した後、クエン酸をスプレーしてスポンジでこすってみましょう。見違えるようにきれいになります。
それでも曇っているようならクエン酸ラップが効果的です。
シャワーホースにもよく見ると点々と黒カビが
シャワーホースも忘れがちなところの一つです。蛇口との接合部分やホース自体にもよく見ると黒カビが・・・。
濡らした布に重曹を振りかけて、ホースを包むようにして上下にこすると、きれいにとれます。接合部分は歯ブラシで丁寧に。
シャワーカーテンはこまめに風に当てよう
ユニットバスにかけたシャワーカーテンはかわいらしいのも多く、お風呂の雰囲気を決める大切なアイテムです。でも、ビニール製が多いので、すぐ黒ずんだり、白く膜がかかったようになったりするのが悩みの種。
これはこまめな洗濯できれいに使えます。
お湯をすべて抜いた浴槽の中で洗いましょう。黒カビや水垢がついている場所は部分洗いを。
使い古しのボディ用ブラシやスポンジにクリームクレンザーをつけ、泡立てながらゴシゴシこすります。こまかい部分は歯ブラシで。
そのあとシャワーで洗い流します。
仕上げに不要になったバスタオルなどでからぶきをし、風通しのよいところで乾かしましょう。
シャワーカーテンの汚れの主な原因はカビですので、ときどき外で乾燥させると効果が持続します。
お風呂のふたの蛇腹の部分に黒カビが
お風呂のふたや手すりの裏側などは忘れがちですが、気がついたら洗うようにしましょう。特にお風呂のふたは、使ってないときは広げて立てて乾かすようにしましょう。
蛇腹におるタイプのものは、その曲げられる部分の溝に黒が美が付きやすいので、歯ブラシで丁寧にこすり洗いをしましょう。
いよいよ大物に手をつけましょう
天井や壁の上の部分はエチルアルコールと柄付きのブラシが活躍
お風呂の天井や壁の上部の掃除は、柄のついたブラシを使って、カビの部分やほこりを洗い流し、軽く水けをふいた後アルコール(エチルアルコール)をスプレーします。こうしておけば除菌効果でカビの発生も防いでくれます。
特に、壁の天井に近い四隅の部分は、カビが生えやすいので気をつけてね。
拭き取り用にカビ取り剤を使うという手もありますが、臭いがきついです。安全性を考えれば、エチルアルコールがオススメです。
浴槽のエプロンは気合を入れて
バスタブの下(エプロン内部)が取り外せるタイプのお風呂でしたら、ぜひ勇気をもって外してみてください。外し方はお風呂によって違いますので確認してから始めましょう。
開けてみるとそこにはカビや絡まった髪の毛などが付着しているのがわかります。悪臭の原因の一つです。
浴槽下の床・壁に重曹を溶かした液をかけて2~3分おきます。
柄付のスポンジ等で届く範囲をやさしくこすり、洗剤が残らないように強めのシャワーをかけて洗剤を洗い流します。
バス排水パイプを外して、目皿のゴミや汚れを取り除きます。
この時、取り除いたゴミ等を直接流したり、目皿を外したまま使用せず、ビニール袋に入れて捨てましょう。排水管が詰まる恐れがあります。
目皿、バス排水パイプを元に戻し、エプロンを取り付けます。
床と排水溝のどろどろは悪臭の元
エプロン掃除の時に、床と排水溝を一気に掃除してしまいましょう。排水溝のトラップのぬるぬるは、あまり触りたいとは思わないでしょう。
そんなときは適当な大きさのビニール袋に、重曹とぬるま湯を入れてつけ置きします。
しばらくつけ置けば、汚れが簡単に落ちるようになるのでビニール袋ごと振り洗います。
トラップをはずす際も、使い捨てのビニール手袋や裏返したビニールを手にはめてはずせばぬるぬるした汚れを触らずに済みますよ。
すのこが組み合わさっているタイプの床は、すのこの裏の部分もカビがいっぱい。すのこを外すと床にもびっしりということがよくあります。
月に一度は外して洗うと気持ちがいいでしょう。
排水部分には重曹とお酢で
取り外しのできない排水溝や排水管の汚れ落としは、重曹と酢を使う方法が有効です。まず排水口に重曹を約1/2カップ振り入れます。
そこに同量の食酢(クエン酸水溶液でもよい)と40度ぐらいの湯を排水口に流し込みます。
重曹と酢が反応して泡立ってくるので、そのまま30分以上放置し、その後、お湯で洗い流します。
※排水管が傷みますので、熱湯を流すのはやめましょう。
サッシ・扉の掃除は地道に
デコボコが多い扉の部分
ここはもう、地道に細かくが最大のポイントです。お風呂の扉はカビとホコリが混ざったもので汚れやすいのですが、デコボコが多いので、意外と手間がかかります。
内側はブラシとシャワーで洗い流せますが、外側はそうはいかないので、いらない布で丹念にふき取りましょう。
ドアの下の部分やコーキング部分などは布を巻いた割り箸に重曹をつけてで地道に細かく拭いていきます。
床や壁のタイルの目地部分はやっぱり白くしたい
お風呂場の黒ずみは「時間を置く事」が鍵
酢と水の割合を1:10にした酢水をスプレー容器に入れ、気になるカビのところに全体的に噴きかけ歯ブラシで軽くこすります。それだけで大体カビが落ちています。そこに重曹を上から振り掛けます。
重曹が発泡しますが心配はありません。
このままの状態で10分ほど放置します。
その間に重曹の発砲の力でカビの部分が白くなります。
10分たったら重曹を流します。
浴槽の汚れとりと風呂釜の掃除は温かいうちに
浴槽は入浴前に洗うより入浴後に洗う方が効果的
最後の入浴直後の浴槽がまだ温かいうちは付着した皮脂汚れや石けんかすや湯あかが柔らかく落ちやすくなっているので最適です。クリームクレンザーなどで洗い流すのもいいでしょう。
それでもとれない場合は、弱アルカリ性の重曹をスポンジに多めに盛り浴槽をこすっていきます。
全体をこすり終えたら軽くシャワーで全体をすすぎます。
次に弱酸性の酢やクエン酸を吹き付け、同様にこすって水道水に含まれるカルシウム汚れを落とします。
その後、酸が残らないように今度はしっかりとすすぎます。
月に一度は風呂釜掃除
浴槽の掃除とともに行いたいのが、風呂釜掃除ですね。循環型の2穴式風呂釜は、浴槽の中の水を自然に循環させながら温めるため、すごく湯あかが付きやすくなっています。このヘドロ状の湯あかは細菌が繁殖して不衛生です。
屋外設置型の1穴式でも同様です。
ここでは酸素系漂白剤を用いた、比較的手軽で安全な方法をご紹介します。
風呂の残り湯を循環口の上、5センチ程度残し、酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)を約250グラム入れてよくかき混ぜます。(湯温は高めのほうが良い)
入浴に適した温度まで追い焚きします。
風呂イスや洗面器などもついでに湯に漬け込むと、汚れが落ちやすくなり一石二鳥。
3時間以上放置したのち、再度数分追い焚きし、排水すると白っぽい汚れが浮いてきます。
つけ置きした小物を出し、再度数分給湯した後、排水します。
シャワーで流した後、先ほどの手順で浴槽をよく洗ってすすぎます。
浴室汚れのリバウンド対策
なんといっても、入浴直後に浴室の汚れを流してしまうことが大切です。このタイミングが浴室の掃除では一番楽。
しかも綺麗に落とせるタイミングなので、お風呂に入った最後の人は、熱いシャワーを浴室の壁、浴槽、風呂用具などにかけ、浴室の濡れた部分を乾いたタオルで拭き、後はしっかり換気、乾燥を徹底させること。
これが綺麗をキープするために重要なことなのです。
【しかし、なかなかそこまでできないのが本音ですけどね】
さらに、浴槽のお湯を入れっぱなしにせず、お風呂から出るときに排水しながら浴槽を洗う。その後、お風呂全体をすぐに水で流します。
これで浴室の温度を下げ、カビを防ぐとともに、石鹸や皮脂も洗い流せますよ。
できればそのあと、雑巾や窓掃除用のワイパーで、軽く飛び散った水滴を拭き取り、ドアや窓は開けて換気をしてください。
防犯のことを考える場合は、室内のドアを開けるだけでも効果があります。換気扇を回してもいいでしょう。
また、防カビ剤や抗菌剤が配合されたお風呂用品を利用する、という手もあります。
あと、風呂いすやラックなどを買い足す時に、製品に防カビ剤が含まれているかをチェックしてみてください。
毎日お風呂からあがる前に、ちょっとした習慣を身につけるだけで、次のお風呂掃除がぐっと楽になります。
ぜひ取り入れてみてくださいね。
おっと最後に! 室内の乾燥を心がけることが大切ですよ。