おうちで歯科検診しましょう
もしも身体に病いがあるのなら早期発見して対処したいもの。お子さんのことだったらともかく自分のことですと病院へ行ったり検査を受けたりは億劫に感じています。早く見つければそれだけ早い対応ができ病いが深くならない前に改善に努めれるということをわかってるはずなんですけどね。
私も自分の身体をほったらかしにしがちで、もしも体調が悪くてもめったに病院に足を運ぼうとしないタイプです。寝れば治るだろう、なんて安易に考えてますね。
それってよく考えてみれば恐ろしいことですね。
知らない間に病魔に侵されて、気づいた時には時すでに遅しなんてこともあるかもしれない。
お子さんのことはいろんな面でチェックされてるとは思いますが口の中をじっくりと観察することって少ないはず。
それは虫歯に対しての考え方が間違っているからだと思います。歯が痛みだしてからやっと歯医者に行くという考え方の人が多いのではないでしょうか?
そこからやっと虫歯治療に入るわけです。どう考えてももっと先に発見すれば治療も簡単なんですけどね。
虫歯も病気と同じで早期発見することが大切です。そのためには、おうちで歯科検診を行う必要があるのではないでしょうか?
虫歯というものはある程度進行してからやっと痛みを伴います。それは痛みを感じた時にはもう虫歯になってから時間が経っているということですね。
でも子供の歯を検査するってどうすればいいの、と疑問に思う方も少なくないはずです。
前歯はチェックできても奥の方とか裏は見れないですよね。
なんと歯医者さんが使うような棒状の先に鏡がついたあれ、実は100均で売ってるんですよ。なんでも置いてますね、100均。
一度お子さんの歯を覗いてみてください。症状が現れていない初期の虫歯が見つかるかもしれません。
もしも歯と歯の間が黒くなっていたり、黒い点のようなものでもあればこれからの悪化を食い止めましょう。
まずは歯医者さんに相談して治療が必要であれば治療を受けましょう。痛みを伴なってからの場合にくらべて治療は簡単にできるはずです。
虫歯でも治療しなくていい!?
虫歯というのは、虫歯菌が食べ物や飲み物の中の炭水化物や糖を利用して酸を作りだし、この酸が歯を溶かすというものです。
病気の場合は早期発見早期治療が大切といいました。虫歯の場合も同じなのでしょうか?
実は早期発見までは同じなのですが、最近その後に続く言葉は定期観察といわれています。
虫歯を観察!?驚いた方もいらっしゃるかもしれません。
なんと進行しない虫歯もあるのだといいます。ずっと変わらずにその状態のままの虫歯に対してそこを削るというのは歯を傷つけるということなんだそうです。
それでは進行しない虫歯をこのまま進行させないためにすべきこととは何でしょうか?
■まずはプラークコントロール
正しい歯磨きををしっかりして細菌の数を減らしましょう。
■歯磨き粉やうがい薬などでフッ素を利用しましょう
虫歯は口の中が酸性になることにより進行します。フッ素は虫歯の天敵と呼ばれ、酸に強い歯を作るといいます。
■そして食事の管理
寝ている間は唾液の量が減ってしまうので寝る前に飲食をすると虫歯は進行しやすくなるそうです。
またおやつは食後すぐ食べるのがいいとされています。というのも食事で酸性に傾いた口内がせっかく中性に戻りかけているのにおやつを食べてしまうとまた酸性の状態になってしまうからだそうです。できるだけ糖の多いおやつは避け健康的な食生活をすることが虫歯予防につながります。
虫歯がひどくなると・・・
しかし何より大切なのは治療が必要な虫歯か、様子を見たほうがいい虫歯かを見分けること。それは歯科医の先生にまかせるべきでしょう。
虫歯というのはひどい状態になると全身に悪影響があるのだといいます。頭痛や肩こり、腰痛などの原因になったりあごの骨から順番に歪んでいく恐れもあるといわれています。また虫歯菌が歯髄を通り全身の血管に侵入してしまうと炎症をおこしてしまうのだとか。
他にも歯が弱くなるとやわらかいものしか食べられなくなります。やわらかい食べ物には吸収の早い糖質が多いので、血糖値を急に上げてしまう危険があるといいます。
何よりも痛みとともに生活するのは嫌ですよね。どんなに生活が充実してても歯が痛いだけで楽しめなくなってしまいます。
そしておとなの歯になっても大切にして、できればお年寄りになっても自分の歯でおいしいご飯を食べてほしいものですもんね。
やはり早期発見が大切。まずはお子さんの虫歯チェックをしてみましょう。