上司に『スキルアップしてるな』と思わせる4つのビジネス資格|トピックスファロー

  • フォークラスのライター募集
2012年10月31日
上司に『スキルアップしてるな』と思わせる4つのビジネス資格

抜粋 スキルアップを目標とした時、どれだけ意味のある資格を取れるかが重要になってきますが、どの資格を取るか選ぶだけでも大変です。そこで資格マニアと言われない様々なビジネスシーンで役に立つ資格を集めてみました。

企画やWEBサイト製作までも手掛ける、ライターもどき
  

1.ITパスポート

経済産業省が認定する国家資格。
『IT』が示す通り、資格内容はデータ通信やコンピュータに対する知識を量る為の試験ですが、マネジメントなどの問題も出題されるようです。
現在、ビジネスの場において情報処理を必要としない場面は考えられません。
その為、ビジネスマンが職種にかかわらずアピールできる資格として汎用性は高いでしょう。

また試験の合格率が50%と高く取得しやすいのも特徴です。
しかし「PDCA」や「ユーザーインターフェース」、「アローダイヤグラム」、「補助記憶装置」などといった専門用語に対応する知識が必要になりますので、試験対策を怠るとあっさりと落とす結果になります。

また転職を考えるなら、上位の『基本情報技術者』の取得を見据えた取り組みをすると、より

2.簿記

経理や事務に携わる人には必須と言える資格ではないでしょうか。
職種によってはあまり必要性を感じないかもしれませんが、会社がお金の流れによって成り立っている以上、その仕組みとなる経理を理解している事は大きな武器となります。

転職時のスキルとして簿記の取得を目指すのであれば、最低『日商簿記2級』を目標としましょう。
なぜなら履歴書に書けるのは2級以上からという暗黙の了解があるからです。

簿記2級は決して簡単な物ではありませんが、持って入れば役に立つ資格である事は間違いありません。
また、自分に合っていると思うのであれば簿記1級の取得を目指すのも悪くはないでしょう。
そしてゆくゆくは税理士や公認会計士の道も開けるかもしれません。

3.TOEIC

厳密に言えば資格ではありませんが、ビジネスマンにとっては当たり前となりつつある試験でしょう。
一時の過熱ぶりも落ち着き、TOEIC至上主義のような感じは無くなりました。
今では「高得点だから採用」という事はまずありませんが、就職や転職の際に足切り目的で使用されるので英語にアレルギーがある方にとっては余計に厳しい状況になったと言えるかもしれません。

実際にビジネスの現場で英語を使用する人によっては、例え900点をとっても役に立たないと考える人もいる事は事実ですが、スキルアップと考えると確実にプラスにつながり、決して無駄ではありません。

勉強法や試験対策については、様々な場所で論議されていますので、そちらを参考にすることをおすすめします。

4.マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)

ExcelやWordなど、どの企業でも使用しているMicrosoft Officeに対するスキルを客観的に判断してくれるマイクロソフトが認定する国際試験です。
正直、なんとも説明しにくい基本操作のスキルレベルを一言で説明できるので、面接の際にも話を広げるための材料にもできるでしょう。

6種類ある資格の中で、人気が高いのはやはり『Word』『Excel』でしょう。
しかし、コロコロとバージョンが変わるのが、この資格のネックとなる所でしょうか。古いバージョンしか持っていないから評価されない、という事はありません。
しかし会社で使用されている物と同じバージョンの方が心象はよくなるでしょう。

番外編:仕事の幅を広げる資格

この資格は非常に難易度の高い資格になっていますので、多くの時間を勉強に割かねばなりません。
しかし、それだけに希少性が高く、転職も有利になる事でしょう。

情報セキュリティスペシャリスト

ITパスポートと同じ情報処理技術者試験において、最高難易度のスキルレベル4に相当する高度情報処理技術者試験と呼ばれる試験の一つ。

ネットで世界中とつながるのが普通のこの状況では、事故や悪意にかかわらずいつ情報漏洩が起きてもおかしくはありません。また一度漏れた情報は文字通り光の速さで世界を駆け巡る事になるでしょう。
そういった情報セキュリティに対して、企画、開発、運用、保守までできる能力があるかを量るのが、この試験の目的となります。

資格取得は非常に難しいですが、その分競争は少ないと言えますし、大きな企業ほど情報セキュリティには力を入れています。
IT関係に絞れば、これほど必要とされる資格はなく、最終的な目標と考えるといいかもしれません。

中小企業診断士

取得者の多くが、キャリアアップにつながったと答えた資格が『中小企業診断士』です。
簡単に説明すると、『企業の現状を分析し、経営戦略のアドバイスができる資格』という事になります。
しかし、厳密には国家資格では無い為、無資格であっても同じような助言を行っても法律に触れる事はありません。

中小企業診断士の仕事は企業に対するアドバイスの他に、行政や金融機関と企業を結ぶ橋渡しとしての活躍も欠かせません。
また、企業に対して広い知識を必要とするので実務経験が資格の取得に非常に役に立つでしょう。

なおこの資格は独立してからが本当の力を発揮すると言えます。
その時には、自らを売り込み仕事を取ってくる営業力が必要になりますが、そこに自信があり安定するのであれば、年収800万円が相場と言われていますし、大きな所では2,000万円~3,000万円というケースも少なくありません。

著者:渡辺芳樹

企画やWEBサイト製作までも手掛ける、ライターもどき
アイコン
学生時代からライターとして活動。小さな会社に就職したおかげで、ライター以外に、編集からWEBサイト製作など、幅広く経験。現在はフリーランスとなり、いくつかの会社と契約を結んで執筆活動してます。