MOSは、オフィスソフト操作技能を有することの証
MOSとは、Microsoft Office Specialist(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)の略語であり、Word(ワード)・Excel(エクセル)・PowerPoint(パワーポイント)など、マイクロソフト社のオフィスソフトの操作技能を有する者であることを証明するための資格です。
※以前はMicrosoft Office User Specialist(マイクロソフト オフィス ユーザー スペシャリスト)を略し MOUSと呼ばれていましたが、2003年の11月よりUserのUが省かれMOSと呼ばれるようになりました。
MOSを取得するためには、オデッセイコミュニケーションズ主催の検定試験に合格する必要があります。
受験資格は特に定められておらず、性別・年齢・職業などを問わずどんな方でも受験が可能です。
試験形式はいわゆるペーパーテストではなく、コンピューター上で実施されるCBTです。
受験者に1台ずつPCが与えられ、それぞれのモニターに表示される問いにキーボード&マウスを駆使し解答させるというやり方でもって試験を行います。
資格を取得すると、こんなメリットが得られます
MOSの資格を取得することにより得られる、主なメリットを3つ紹介します。
メリット1:確かな実力証明になる
MOSは、就職や転職に有利に働く資格とされています。
履歴書の資格欄に記入すれば、必ずや面接官の目にとまるでしょう。特にPC資格必須のIT企業であれば、「即戦力として役立つ人材」として注目されることは間違いありません。
口で「○○ソフトが使えます」とアピールするよりも遥かに説得力があり、確かな実力証明になります。
メリット2:就職先の幅が広がる
MOSの資格が役立つのは、IT関連の企業だけではありません。
事務職が代表的な例ですが、一見関係がなさそうな接客業を希望する場合でも大いに役立ちます。
なぜなら売上入力など、PCスキルを求められるシーンは意外とたくさんあるからです。接客能力だけの人材とプラスPCスキルを持っている人材。どちらが重宝されるかは、言うまでもありませんよね。
MOSを持っていると、確実に就職先の幅が広がります。
メリット3:実務力が身につく
実際に業務で使用するソフトの操作を学び受験するわけですから、実務力が身につきます。
いくらテストの点が良くても実務には結びつかない。よくある話ですが、MOSであればこんな心配も無用。既に就業中の方であれば、MOSの取得により日々の業務効率アップを叶えられます。
受験するにあたり、注意して欲しいこと
MOSの資格試験を受験するにあたり、各ソフトのバージョンには注意しましょう。
マイクロソフト社のオフィスソフトは、バージョンによって機能が違うためです。必ず事前に、自宅や会社のPCにインストールされているバージョンが何であるかを確認してください。
(例えばWord2010を使用しているのに、2007バージョンを受けてしまっては全く意味がありませんよね?)
またソフトの種類やバージョンによって、試験レベルがスペシャリストとエキスパートの2種類設定されている場合があります。平たく言うと前者は基本操作、後者は応用操作ができるレベルです。その点についてもよく確認した上で受験するようにしてください。