女性の大敵・足のむくみも冷え性が関わっている
女性の綺麗な足は男女問わず魅力的に映るものです。ファッションモデルに求められるのは美貌と身長、そしてスラリと伸びた綺麗な足のラインです。
しかし、そんな美しい足を維持するには日頃からの努力と健康の維持が欠かせません。気を抜いて手入れをサボれば、たちまち美しかった足はむくんでしまって大根のような見栄えの悪い足になってしまいます。
このような足のむくみの原因になるのが冷え性なのです。なぜ冷え性で足がむくむのでしょうか?
むくみの原因はリンパ液の滞留
足のむくみは、足に水分が溜まっていることによって起こるものです。
そして足に溜まっている水分の正体とは、リンパ腺を流れるリンパ液なのです。
リンパ液は、新陳代謝によって不要になった細胞や老廃物を運ぶ役割を持っていて全身のあちこちに張り巡らされています。
しかし、リンパ液の流れが何らかの理由でスムーズに進まなくなり滞ると、リンパが滞った個所には水が溜まってしまい、むくんでしまうのです。
リンパ液によるむくみは足だけでなくリンパ節のある顔などにも起こります。
冷え性が足のむくみを引き起こす
足がむくんでしまうと、ブーツやハイヒールのように足にぴったりと吸い付くような小さな靴が履けなくなるし、リンパ液の滞留で老廃物が溜まった足からは強い倦怠感を感じてしまい、歩くのも靴を脱ぐのもだるくなってしまいます。
このような倦怠感の固まりともいえる足のむくみの発生には、冷え性が大きく関わっています。
冷え性は手足の末梢の毛細血管への血液の流れが滞ることで、手足に強い冷えを感じるものですが血液の流れが不十分になった手足は実際に体温の低下が起こります。
毛細血管やリンパ管は、暖められると広がり血液・リンパ液の流れがスムーズになる性質があります。
逆に冷まされると管が狭まり血液・リンパ液の流れが滞ってしまうのです。
つまり、冷え性によってリンパ管が狭まったことによってリンパ液が滞り足のむくみを起こしてしまうのです。
むくみ対策と冷え性対策は表裏一体
冷え性によって足のむくみが起こるということは、つまり足のむくみ対策を完璧に取っていても、冷え性対策が出来ていなければむくみが治らないということになります。
足のむくみを解消する場合、マッサージや弾力ストッキングの着用などで足に適度な刺激を与えてリンパの流れを促進させてあげればいいのですが、冷え性の場合は血液の流れだけが原因になっているわけではないのが問題なのです。
例えば、血管にコレステロールが溜まったり血管内壁が傷ついて再生を繰り返したりすることで起こる動脈硬化は冷え性の原因になります。
動脈硬化にならないまでも、血液中の脂肪分が多い高脂血症でも血液の流れは滞りがちになります。
また、寝不足やストレスなどで体温調節を行う自律神経の働きが乱れていることも冷え性の原因になります。
このように、自分の冷え性がどのような原因で起こっているのかをしっかり把握して解消することもむくみ対策には欠かせないのです。