損をしない為に覚えておくべき11個
エアコンをこまめに付け直すは間違い
エアコンはつけ初めに最も電力を消費します。
その量は安定時の約4倍。
暑くなったからつける、温度が下がったから消す、という繰り返しは節電どころか逆に電気を多く使っています。
1時間程度で繰り返すようなら、つけっぱなしの方が節電になります。
また、消費電力が大きいことでよく槍玉にあげられるエアコンですが、室内熱中症の危険性もありますので過敏になり過ぎない方がいいでしょう。
エアコンで除湿は間違い
室内の湿度を下げて冷却効率を上げるのに非常に有効的ですが、室内を冷やし過ぎて設定温度に戻すため、逆に温める場合もあります。
使い方に注意しましょう
室外機に水をかけるは間違い
家庭用には効果がないどころか故障の原因にもなる。
熱を外に排出し、室内と熱交換を行うのが室外機の役割です。
そのため室外機の温度が下がれば熱交換の効率が上がり、結果として節電につながるのは事実ですが、それは業務用の大型室外機に限った話。
実際、業務用の物には水を噴霧上にしてかける機能を持った物があります。
家庭用機の場合でも水をかけた瞬間、一時的に効果はあります。
しかしもともと水をかける仕様ではない為、サビなどで劣化を早める恐れがあります。
また手でかけ続ける訳にはいきませんし、水道代も余計かかることになります。
室外機にカバーをかぶせるは間違い
やり方を間違えなければ非常に有効です。
日陰を作ってやり、室外機の温度を下げてやることは、熱変換の効率を上げてくれますが注意が必要です。
室外機は背面から空気を吸い込み、前面から熱い空気を排出しています。
ですので背面をふさいでしまったり、前面に空気の抜け道がない場合は、熱せられた空気をまた吸い込むという悪循環をおこし、余計に電気代がかかる事があります。
冷蔵庫は夜間コンセントを抜くは間違い
冷蔵庫は常時稼働することを前提にされているので、コンセントの抜き差しは冷蔵庫の寿命を縮めてしまう原因になります。
また一度上がった温度を下げるのに大きく電力を消費します。
冷蔵庫の中にカーテンは間違い
節電の定番として知られる冷蔵庫のカーテンも逆効果です。
まず冷気がドアポケットに届かず痛む原因になります。
また中が見えにくくなり、カーテンをよけて中の品物を取り出す為、ドアを開けている時間がどうしても長くなります。
庫内の温度を上げない為のカーテンが逆に温度を上げる原因になっています。
デジタル対応テレビのコンセントを抜くのは間違い
エアコンに次いで電気がかかるといわれているテレビですが、その待機電力は年間10円程度という試算が出ています。
さらに、自動で番組表を取得するテレビは、コンセントを抜くとデータがリセットされてしまい、再取得につき約90円分の電気を消費します。
パソコンはこまめに消すは間違い
パソコンが最も電力を消費するのは起動時と終了時になります。
機種にもよるでしょうが、2時間以内にまた使うならスリープモードにしておく方が節約になります。
エコ製品に買い替えるは間違い
エコ製品は従来の製品に比べ、消費電力が格段に少なくなり節電に効果的と口をそろえて言っています。
しかしエアコンや冷蔵庫の買い替えサイクルは約10年。
エコをうたう商品は決して安くはありません。
購入の際は、元が取れるかを良く検討しましょう。
トイレのタンクにペットボトルで水かさを増やすは間違い
タンク内に1リットルのペットボトルを入れれば1回につき1リットルの節水になる。
これだけ見れば非常に効果的でしょう。
しかし少ない水では汚物を流し切れず、便器や配水管の内部に溜まる危険性があり、つまりや腐食の原因となる場合があります。
また、異物がタンク自体を壊すケースもあり、その修理や買い替えに余分な出費がかかるでしょう。
遠くの安い店まで買い物に行くは間違い
商品を比べる際に値段ばかりに注目していると損をします。
その店舗までの交通費と時間を考えましょう。
また一つの店でまとめた時のポイントやタイムサービスも考え無駄のない買い物をしましょう。
節約で一駅歩くは間違い
同じ会社の路線内の一駅分では、1か月でランチ1食分程度の効果でしょう。
ただしJRから私鉄など一駅分だけ乗り換える場合は、歩く事をおすすめします。
コピー用紙で裏紙の使用は間違い
家庭よりも企業の話になりますが、裏紙を使う上で一番怖いのは情報漏洩です。
内部資料として作成し処分するはずだったものが裏紙として使用された…。
部外に出るのも恐ろしいですが、万が一、社外に流出しようものなら目も当てられません。
節約を意識するほど間違いやすい
ここで上げたのは節約方法としてポピュラーで、なおかつ節約意識が高いほど陥りやすい罠といえるでしょう。
もし自分の節約に自信がないのなら、ワットチェッカーのように手軽に消費電力を測定する機器もあります。
一度見直してみるのはいかがでしょう。