ガーデニング用の土はこうやって処分する
広い庭がなくても、マンションのベランダや
ちょっとしたスペースでも誰でも気軽にできる
ガーデニングで、花や野菜を育てて楽しむ人が増えています。
特に、家庭菜園としてトマトやナス等の野菜やハーブ系の植物を育てる人も多いと思います。
しかし、育てるのはいいけれど、収穫し終わったり、
ガーデニングをやめたりするとき、
「土をどうやって処分すればいいか分からない」
なんていう人は多いのではないでしょうか。
そのまま放置しておいても困るだけだし、ゴミで出していいのかも分からない・・・ では、どうやって処分するのかをご紹介します。
少しずつゴミとして出して処分していく
まず知っておきたいのは、今では東京23区をはじめとした多くの自治体では
土や砂、石をゴミとして出すことができないということ。
ただ、場所によっては袋に入れて出せば回収してくれる自治体もあるので、
お住まいの地域のゴミの出し方や回収してくれるものを確認しておきましょう。
「土は絶対にダメ」というように断固拒否しているというわけではなく、
おおっぴらに土をゴミとして出さなければ問題視はしないというところがほとんどなのは確かです。
どうしてもゴミとして出したい場合は、
生ゴミなどと一緒に少しずつ出していくとよいでしょう。
庭に撒いてしまう
戸建ての家やマンションの一階だと庭があるかと思いますが、
家の庭に処分したい土を撒いてしまうというのもひとつの方法です。
最初から庭にある植物もあると思いますし、
庭の健康上決して良いことではないのですが、これも処分法のひとつです。
もし庭をお持ちでしたら、
最初から庭植えにしてしまうのが
一番不要な土が発生しない方法ではあるのですが、
やはり鉢植えやプランター植えは便利なものです。
庭がある場合でも、
土を廃棄する場所というのは限られていますので、
一部だけ山のようになっているというお宅も時々見かけます。
公園や山に持って行って捨てる
公園に行くと、植え込みや街路樹などがありますよね。
その植え込みに捨てるという方法があります。
山が近い場合は車で山に持って行って捨てる、なんていう方法もあります。
ただし、これらは「不法投棄」にあたりますので、本当はやってはいけないことなのです。
テレビや冷蔵庫を捨てるのと違うのだからいいじゃないか
と思われるかもしれませんが、そのように決まってしまっているので
文句を言われたら捨てた側が100%悪いことになり負けるのも事実です。
それでもやりたいのであれば、コッソリやるのがいいでしょう。
ガーデニングの植物の中には、山など自然の中に捨てると
生態系を破壊するほどに繁殖力が強いものもありますので、
きちんと調べたうえで捨てに行くべきでしょう。
そして、プランターやポットはきちんと分けて、
土や植物だけを捨てるよう、モラルも維持しておかねばなりません。
また、自治体によっては公園に破棄をしてよいというところもありますので、
お住まいの地域の役場に確認を取ってみましょう。
園芸店やホームセンターに持っていく
最近では、ホームセンターや園芸店で不要になった古い土を回収しているところもあります。
お店によって違いますが、回収ボックスがあってそこに土を持っていけばよいところや、
土の購入の代わりに古い土を回収しているところもあります。
近隣のホームセンターや園芸店で
そういったことをやっているかどうか、問い合わせをしてみましょう。
近隣でそういう回収サービスをやっているところがあれば、
これが一番良い方法だとは思います。
廃棄物処理業者に頼んで引き取ってもらう
庭もないし、公園や山に捨てに行くのも気が引ける、
近くのホームセンターではそういうサービスをやっていない・・・
もしそうなってしまったら、廃棄物を回収してくれる業者に依頼をしましょう。
量によって金額は変わってきますし、
持ちこみかそうでないかによっても金額は左右されてきますので、
業者に頼むときにはよく確認をしましょう。
リサイクルをして使うという方法
捨てるくらいなら、もう一回使えるんじゃないかと思う人もいると思います。
そうです。土はリサイクルすることもできるんです。
2. 不要な根っこや雑草、ゴミやコケ等出来る限り取り除く
3. 平らな状態にして3、4日天日干しにして殺菌する
※黒いビニールの方が温度が上がりやすいので、殺菌効果も高くなります。
4. 殺菌が終わったら、腐葉土や赤玉土を元の土の3分の1程度混ぜあわれば再生完了!
まとめ
もしも山や公園などに捨てに行くときは、
本来であれば不法投棄と見なされ、最悪の場合は犯罪にもなり兼ねませんので気を付けましょう。
一番いいのはもしかしたらリサイクルかもしれませんね。
自分の環境にも合せて、どの方法が自分にとって一番最適なのかという選択も行っていきましょう。