マイホームは建てるべきか、それとも買うべき?|トピックスファロー

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2012年7月16日
マイホームは建てるべきか、それとも買うべき?

夢のマイホームの入手法には、「元々ある物件を購入する」か「土地を買って自分の意見を反映させた家を建てる」かの二つに一つ。しかし、鶏と卵、賃貸と購入と同じように既存物件の購入と0からの建築には大きな隔たりがあるものなのです。購入と建築のメリットとデメリットを分析してみました。

都内在住のフリーライター。犬猫と仲良く暮らしてます。
  

購入と建築、マイホームを手に入れるならどっち?

「自分名義のマイホームを手に入れる」、これは社会人として世に出て家族を持つ頃には強く意識せざるを得ない現実であり、夢であると言えます。
自分名義ということは大家の許可無く日曜大工で棚を増設しても文句を言われないし、壁紙を汚しても敷金からクリーニング代が引かれない、というか敷金・礼金・更新料が要らない、と賃貸ではありえない魅力が一杯です。

しかし、マイホームの入手は既存の物件を購入する方法と土地を購入して建てる方法の二つに大別され、それぞれにメリットとデメリットがあるのです。
マイホームは買ってしまうのと建ててしまうのとでは、一体どちらがお得なのでしょうか?

マイホームを買う

不動産屋やネットには、新築・中古の住宅や分譲マンションの販売住宅物件の情報が山のように溢れています。都心部となると、建築向け物件よりも販売物件の方が多く需要も高いものです。マイホームの購入にはどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか?

○待機時間が少なくて済む

既存の販売住宅物件を購入することの最大のメリットは、新居に引っ越すまでの時間が最小限で済むということです。電気・ガス・水道・電話も事前に申し込みすれば引越し日に合わせて開通できるから不自由さを感じることなく新居生活を楽しめます。

○目的に合わせて選べる楽しみがある

一口に販売住宅といっても、その内容は千差万別です。狭いけど都心部へのアクセスが良好であるとか、交通の便は悪いけれど広い庭があるとか、部屋数が多くて子供が増えても安心であるとか、それぞれに特色があります。そういった特色を見比べて理想とするライフスタイルに合わせて物件を選べるものメリットの一つです。

○有名建築家設計のお洒落な家に出会えることも

販売住宅の中には、いわゆる「デザイナーズマンション」や「デザイナーズハウス」などの有名な建築家が設計・建築に携わった物件があります。これらの物件はファンも多く住めるだけでも一種のステータスになっています。このような有名建築家に個人で依頼するのは相当に難しいので、販売住宅・分譲マンションを精査して探したほうが遥かにお得です。

×築年数が古くてリフォームが必要な物件も

中古住宅の場合、築年数が10年・20年という不安さが残る物件も少なくありません。場合によっては改築の必要がある物件もあります。家は古くなれば古くなるほど大掛かりな手入れの必要が出てくるので、値段だけで判断するのは禁物です。

×思い通りでない設計に不便さを感じることも

販売住宅物件は、建設の時点での設計に住み心地が左右されてしまいます。そのため、収納スペースが足りなかったり、備え付けのシステムキッチンが使いにくかったり、動線への配慮がなかったりと見学の時には気付かなかった小さな不便さが積もり積もっていくことも良くあるデメリットの一つです

×ハズレ物件に当たることも

販売物件の中には価格を下げなければ売れないような曰く付きの中古住宅や築年数が浅いうちに不便さに耐えかねて建て主が手放してしまった物件もあったりします。価格や築年数だけで判断していると、このようなハズレ物件を掴んでしまうこともしばしばです。

マイホームを建てる

親から相続するなどして手に入れた土地に、自分の夢を詰め込んだ家を建てる。マイホームの醍醐味ともいえます。時間や手間は掛かるものの、何も無い更地に少しずつ住宅のシルエットが形成されていく様はダイナミックで、内装に取り掛かっていない途中の内部を見るだけでもワクワクするものです。

○自分の思い通りの家を作ることが出来る

家を建築するメリットは、なんといっても自分の理想が凝縮されたような家を建てられると言うこと。例えばウォークインクローゼット、家屋一体型の車庫、庭を一望するデッキテラス、子供たちが喜ぶロフト、狭い土地でも活用できる地下室…などが詰め込まれた夢の結晶を実現することも不可能ではないのです。

○手付かずの状態から住める安心感

マイホームを建てるということは、完全な新築物件に住めるということです。販売住宅の場合、新築であっても購入・居住までの間があるせいで新築の家特有の木の匂いが感じられないし、中古物件だと前の住人の息遣いさえ感じられそうな空気があります。 潔癖症とまでは行かなくても、「この家に最初に住んだのは自分」という圧倒的な安心感は建築で無ければ味わえないメリットと言えます。

×法律の規制で設計が思い通りに出来ないことも

マイホーム建築の障害として大きいのが、建蔽率や日当たりなどの住宅建設における法規制です。 例えば三階建ての家を建てようとしたら道路に面しているから二階建てじゃないとダメ、庭なしの家にしようとしたら建蔽率オーバーになるからダメ、と言うように規制によって設計そのものがやり直しになってしまうことは少なくないのです。

×入居できるまで時間が掛かる

マイホームの新築は、とにかく時間と手間が掛かります。まず、建設予定地の上に家屋や庭が残っていたら撤去する時間と費用が必要になります。もしも建設予定地が砂地で地盤が弱ければ地盤改良を行なわなければなりません。

家を建てるにも設計が法規制をクリアできているかを何度となくチェックしなければなりませんし、チェックが終わったら建築の手続きを取り、ようやく建設です。 家自体も投入される人員の数や設計などにも左右されますが3~4ヶ月は軽く掛かります。とにかく、立派な家を建てるということは時間が掛かるものなのです・

×建築家にも当たり外れがある

最近は、プロの建築家に依頼して家を新築・リフォームする過程を追っていく形式のテレビ番組が人気を博しています。しかし、時々建築家が住む人のことを考えない設計が話題になることも。

実際の建築現場でも、建築家が自分の思想や流儀を先行させて住みやすさが感じられない住宅を建ててしまうことがあります。そういったハズレの建築家に当たってしまうと、せっかくのマイホームが台無しになってしまうことも充分ありうるのです。

こだわりがあるなら新築、こだわりがないのなら購入

このように、新築にも購入にもそれぞれメリットとデメリットがあることがわかります。
では、マイホームを手に入れるには新築と購入、どちらがよいのでしょうか。

マイホームに自分らしさや自分の夢といったこだわりを反映させたいと思っている人は新築、
住めば都でマイホームに個性とか特色は要らないと思っている人は販売住宅の購入がお勧めです。

「こだわりがある人間が家を買っちゃいけないのか」と思われるかもしれませんが、住まいにこだわりがある人は既存物件をどれだけ当たっても評価が辛くなって、満足できる物件を探し出すのにやたらと時間が掛かってしまうからです。

逆にこだわりがない人が家を新築すると、既存物件と余り変わらない優等生的な間取りの家になりがちなので、販売住宅を買った方がいいのではないかと思ってしまうほどです。 つまり、マイホームの為の物件購入と新築は、その人のマイホームへのこだわりで決めるべきなのです。

著者:坂下モド

都内在住のフリーライター。犬猫と仲良く暮らしてます。
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ペットを飼っている関係上、ペット関連の記事を多く執筆。現在ではジャンルを問わず、政治・経済なども