歯列矯正が変わる?!マルチな症例に対応する『インプラント矯正』
『インプラント矯正』という歯列の矯正方法をご存知でしょうか?
一般的なインプラントは、人工歯根を埋め込んだ上にセラミッククラウンをのせる治療方法の事を指しますが、インプラント矯正とは歯列を移動させる矯正目的のインプラントを埋めこみ、それを固定源にワイヤーを装着させるので歯の移動がこれまでの矯正方法より格段に安定させることができる、画期的な新しい矯正方法です。
これまでの矯正治療は歯をワイヤーで繋げお互いに引っ張り合わせることで歯を移動させる仕組みでしたが、インプラント治療では歯の動きのコントロールが確実なものとなったことで、矯正にかかる治療期間が短縮できるようになりました。
また、抜歯をしない治療やこれまでの矯正方法では治療が困難とされていた症例、外科矯正が必要とされた症例の人もインプラント矯正で治療が可能になりました。
インプラントの埋没位置や本数により歯列を引っ張る方向をコントロールするので、ガミースマイルといわれる笑った時に歯茎が出てしまうといった悩みや前歯がかみ合わない、受け口といった一般的には難しい症例の歯列も上手く調整できる方法なので、患者側の負担が大幅に少なくなります。
インプラントのメリット&デメリットを比較
- ◯ 矯正に要する治療期間が短くできるケースが多い。約半分程度短縮可能な場合も!
- ◯ 歯を確実に移動できるので歯列の改善がスムーズ。
- ◯ いままでの矯正治療ができなかった(外科矯正が必要とされた)人も歯列矯正が可能に!
(※矯正用インプラントを埋没するための歯科手術は必要になります。)
(※埋め込み位置は神経などのない安全な位置です。) - ◯ 抜歯をしない治療が可能。
- △ 矯正中は特に発生しやすい虫歯だけではなくインプラント周囲の衛生管理などに注意が必要。
- △ 普通は骨が安定する16歳以降に治療が可能になる。
- △ インプラント治療費が高い(治療期間の短縮により費用の相殺可能な場合がある)
- △ インプラントの埋め込みと除去の必要がある。(埋め込みは神経などのない浅く非常に安全な位置)
- ☓ ごくまれにインプラントの脱落や歯根が溶けるというケースが見られる。
- ☓ 最新の矯正方法であるためインプラント矯正を行っている歯科医院がまだ少ない。