那覇市から40分!慶良間諸島の3大ダイビングスポット
沖縄の県庁所在地である那覇市は、ダイビングの拠点でもあります。
泊ふ頭ターミナルビル『とまりん』など、ダイビングスポットへの重要な足となる船が発着する、数多くの港を有しているためです。
更にはサービスツアーを提供しているお店も集中していますから、プロダイバーのみならずビギナーダイバーにとっても、たいへん心強い都市と言えるでしょう。特に慶良間諸島(けらましょとう)を目的地とする場合には、とても便利な場所です。
慶良間諸島は、渡嘉敷島や前島など約20の島々から成る、世界的にも有名なダイビングスポットです。
那覇市からの距離は約40kmで、高速船を利用すれば35~40分で行くことができます。
世界中のダイバーに好評で交通アクセスも良好。そんな魅力に溢れた慶良間諸島のなかでも、特に人気が高く 3大ダイビングスポットと呼ばれている場所を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
『アリガー』は珊瑚や色鮮やかな魚がいっぱい
慶良間諸島のなかで最大の面積を誇る渡嘉敷島。
その西側にあるのが、アリガー南、アリガーケーブル、アリガー北の3つからなるアリガーです。
アリガーの最大の特長は、浅瀬にびっしりと生息している美しい珊瑚群と、それらを隠れ家としているハナダイやグルクンなどの色鮮やかな魚たちです。
海底を走るNTTケーブルが名前の由来となっているアリガーケーブルでは、沖の根の周囲の砂地から、つくしのようなガーデンイールがにゅっと顏をのぞかせる面白い光景を目撃することができますよ。
【最大水深】約20m
【潮の流れ】弱い
【レベル】初級者向け
高確率でマンタに出逢える『ウチザン礁南』
前島の西にあるウチザン礁南は、多くのダイバーから絶大な支持を得ているスポットです。
その理由はずばり、高確率でマンタに出逢うことができるため。通常マンタが見られる季節は秋だとされていますが、ウチザン南の場合は春~夏が狙い目です。特に5月初めに目撃者が続出しているという報告がありますから、ゴールデンウィーク期間中に行くのがベストでしょう。
マンタの他にも、真っ赤なイソバナ群や夜行性のネムリブカなど、興味深い生き物がいっぱいです。
【最大水深】約35m
【潮の流れ】強い
【レベル】中級者~上級者向け
『運瀬』なら迫力ある生存競争が見られる
渡嘉敷島の南東に位置する運瀬では、魚たちの迫力ある生存競争を間近で見ることができます。
無数のプランクトンを目当てにグルクンが集まり、そのグルクンの群れを狙って大きなイソマグロが集まってくる…。大自然のドラマを感じずにはいられない光景です。
ナポレオンフィッシュやアカウミガメ、マンタなどの大物も生息していますから、無難なダイビングスポットじゃスリルが足りないという方に一押しです。
【最大水深】約40m
【潮の流れ】やや強い
【レベル】上級者向け