英語関係
常に英語が飛び交う職場なのですから、必須と言える資格でしょう。
日本で有名な資格として『TOEIC』『TOEFL』『英検』といった所でしょうか。
TOEIC
日本で断トツの人気を誇っているのは間違いなく『TOEIC』です。
しかし日本の評価と海外の評価に温度差があるもの事実。正直な所、足切程度にしか使われません。
TOEFL
海外での評価は『TOEFL』の方が上とも言われますが、この試験の目的は海外留学ですので多少ずれているようにも感じます。
実用英語技能検定(英検)
現在TOEICに人気を奪われた『実用英語技能検定(英検)』も、あまり知られていませんが、国際的に通用する英語の試験です。
IELTS
これら以外では『IELTS』が有名です。
日本でまだまだ知名度は低いですが、アメリカの3,000以上の教育機関で使用され、オーストラリア、ニュージーランド、カナダでは永住権を取得するときには必須とされている試験です。
財務関係
日本では日商簿記が有名ですが、国際的な資格の方が評価は高いようです。
CPA(Certified Public Accountant)
『米国公認会計士』。より正確に表現するなら「USCPA」。
アメリカの各州ごとに登録される公認会計士になる為の試験。
その為、当然ながら試験は全て英語で行われます。しかしその事が現場レベルでの英語力証明にもつながり、TOEICよりも信頼されると言われています。
米国公認会計士なので、会計はアメリカが基準になりますが、問題そのもののレベルは日本の公認会計士のほうがはるかに難しいという事もあり、英語に問題がなければ取得しやすいという話もあります。
日本で取得する際の最大の問題は、アメリカで大学の単位を取る必要があるという事でしょうか。
BATIC(Bookkeeping and Accouting Test for International Communication)
『国際コミュニケーションのための簿記・会計試験』。
CPAの取得が難しい場合は、この資格から始めるという方法があります。
CPAよりも試験範囲が狭く、何より受験資格の為の制限がないのがいちばんのメリットです。
しかし、資格としてのインパクトはCPAより劣る事でしょう。
MBA (Master of Business Administration)
『経営学修士』。ビジネススクールの大学院修了者に与えられる学位です。
キャリアアップに際しMBAホルダーという事は非常に有利に働く事は間違いありません。
しかしその取得の為に越えなければいけないハードルがきわめて高い事は言うまでもありません。
IT関係
IT関係と分けて紹介はしますが、財務関係で紹介した資格ももちろん有利な材料である事は間違いありません。
PMP(Project Management Professional)
『アメリカPMI協会が主催するプロジェクトマネジメントに関する国際資格』。
育成の難しいと言われているプロジェクトマネージャーを効率よく育てる事を目的に始まった試験です。
はくを付けるための資格ではなく、実務レベルでの育成が求められており、受験資格には最低4500時間以上の実務経験と、36ヶ月以上のプロジェクトマネジメントの経験が要求されます。
また資格を維持するのにも、3年ごとに一定数の単位取得が義務付けられえいるのも大きな特徴でしょう。
シスコ技術者認定(Cisco Certification)
『シスコシステムズ製品に関するベンダー資格』。
現在、シスコシステムズがコンピュータネットワーク機器開発のシェアを握っているので、必然的にネットワークの資格となると、この資格がベストとされるようです。
スマートフォンやビックデータの市場が拡大していく中で、質の高いネットワークエンジニアは常に不足しています
資格を武器に転職を考えているのであれば、最も狙い目の資格かもしれません。
第二外国語
英語でコミュニケーションはあたりまえ、語学を武器にするのなら第二外国語が必要になるでしょう。
ここで問題になるのが、どの言葉を選択するかだと思います。
以前であれば中国語で間違いなったのでしょうが、各国が中国への依存度を減らしている現状を見ると、習得する頃には優先度が下がっている可能性も否定できません。
使用している国の多いスペイン語やポルトガル語は、安定して人気があるようです。