クールビズとは?
クールビズとは2005年より始まったキャンペーンで、夏の暑い日の仕事を軽装で行うことで、体感気温を低くし、扇風機や冷房の電力消費量を抑え、CO2排出量を減らそうという取り組みです。
また、2011年は東日本大震災に絡んだ電力不足の影響により、よりいっそう軽装化を図った「スーパークールビズ」の登場もしています。
このクールビズは、政府が積極的に推奨・PRをしており、実際に、クールビズ賛同団体とされている団体数は1万を超えるなど、2005年の開始以降、確実に定着しているようです。
注意ポイントまとめ
しかし、いくらクールビズが推奨されているといっても、そこはビジネスの場。
クールビズを過度に捉え、極端な着こなしをしてしまえば、場をわきまえない、だらしない格好という印象を与えてしまいます。
そのような印象を与えないための、クールビズを着こなすための注意すべきポイントとは、どんなものがあるのでしょうか。
シワができていないか
シワのできていない、きちんとしたシャツは清潔感のある印象を与えます。
しかし、シワが出来たヨレヨレのシャツは、清潔感がなくだらしない印象を与えてしまいます。
アイロンなどで手入れを怠らずに行いましょう。
そのためにも、シャツは十分な枚数を持っていたほうが良いでしょう。
自分にフィットしたサイズか
シャツを選ぶ際、少し大きめでゆったりしたものを選ぶ方もいますが、クールビズの目的からすれば間違っています。
ぶかぶかだと、格好悪い印象を与えるだけでなく、余ったスペースに熱が入り込み、かえって熱く感じてしまいます。
また、ズボンも大きすぎてダボダボだったりすると格好悪く見えます。
シャツの下に着るもの
シャツの下に着るものにも気を使わなくてはなりません。
例えば、シャツやズボンがしっかりしていても、絵柄がプリントされたシャツが透けていては格好がつきません。
また、素肌だと汗をかいた際にシャツが張り付き、肌や乳首が透けてしまう場合があります。
シャツの下は白地のものが最適です。
最近ではボタンをはずしても見えない工夫をされたものもあるようです。
ポケットに物を詰め込んでいないか
自分の体のシルエットにあった着こなしはスマートな印象を与えます。
しかし、ポケットに財布や携帯といった物を詰め込みすぎてしまうとシルエットが崩れ、スマートな印象がなくなってしまいます。
ズボンからシャツがはみ出していないか
ズボンからシャツが出ていると格好悪い印象を与えます。
そういうファッションもありますが、ビジネスでは基本NGですので、しっかり入れるようにしましょう。
すね毛が見える着こなし
最近などでは、ハーフパンツでもOKな所もあるようですが、それでも、すね毛に抵抗のある人は多いようです。
また、はいているパンツが短いと、すねやかかとの部分が露出してしまいます。
これも格好悪く見える原因になります。
どこまでがクールビズ?
クールビズが推奨されているといっても、どのくらいまでがクールビズとして許されるか、意外と分からない人も多いのではないでしょうか?
どこまでがクールビズか悩んだときの考えとして、以下のことを抑えておきましょう。
上着やネクタイをつけても違和感のない格好
クールビズが推奨されている世の中ですが、上着やネクタイなどをつけなくてはいけない場面が当然あります。
そんな時、クールビズとして着ている格好に上着を羽織り、ネクタイを締めても違和感のない格好を選ぶとよいでしょう。
お客様目線で考える
あなたが客視点となって、その格好ならビジネスマンとしてふさわしいか、または、その格好でお客様の前に出ても恥ずかしくないかどうか考えて見ましょう。
上司や同僚など職場での許容範囲
ozieが実施したアンケートによると、クールビズスタイル決定の基準として、上司や同僚などの服装を参考にしている方が5~6割いるという結果が得られました。
周りを見て、どの程度が許されるのか参考にしてみるのも良いかもしれませんね。