ほうれい線の原因
マッサージの仕方を紹介するにあたって、まずは、ほうれい線の原因をお伝えしましょう。ほうれい線の原因は、主に3つあります。
1つは、顔の筋肉の衰え。特に、顔にある表情筋と呼ばれる筋肉の衰えが、ほうれい線に影響を与えています。表情筋が衰えることで、頬が次第にたるんで、ほうれい線が出やすくなってしまうのです。
2つ目は、老化。老化により、肌に弾力性やハリがなくなります。これにより、ほうれい線が目立ち始めると、消えにくくなってしまいます。
3つ目は、ストレスです。ストレスが溜まっている時は、身体が緊張し肩こりなどが起こりやすいですが、ストレスによって顔も緊張しやすくなります。顔が緊張すると、ほうれい線は顔の筋肉が固くなっているため、消えにくくなります。
アメリカ式!理論に基づいたマッサージ方法
ほうれい線を消すためのマッサージは、たくさん紹介されていますが今回はアメリカで紹介されたマッサージをご紹介します。このマッサージは、理論に基づいているのと、簡単にできるのが特徴です。自分にあった、ほうれい線を消すためのマッサージ方法がなかなか見つからない方に特にお勧めです。マッサージをマスターすると、効果が目に見えてあらわれます。
マッサージのポイント
ほうれい線を消すためのマッサージで大切なことは、頬の上にある筋肉を意識すること。なぜなら、この筋肉が顔を若く見せる鍵だからです。顔のエクササイズについての本の著者であるセンタさんは、頬の上にある筋肉の衰えが顔の約半分の老化の原因であるとまで言っているのです。ほうれい線を消すマッサージも、この頬の上にある筋肉を意識することがとても大切なのです。
そして、もう1つのポイントは目の下、つまり頬の上からほうれい線に向かって、縦に数本の太い筋肉が伸びていることを意識すること。大切なのは目元からほうれ線にかけて、1本ではなく数本の太い筋肉が伸びていることです。つまり、マッサージをする時には両頬全体にかけて行う必要があります。
マッサージの方法
椅子に座って、鏡を見ます。そして、アイブローで、ほうれい線に線を引きます。
そして、引いたほうれい線から、4本の線を目に向かってまっすぐ引きます。
1本目は、ほうれい線がはじまる起点、鼻に近い、一番上のところから、内側の目じりに向かって。そして、もう1本は、ほうれい線の終点、口元に近い、一番下のところから、こめかみに向かって。
3本目は、ほうれい線の終点から少し上に上がったところから、外側の目じりに向かって。
最後の1本は、3本目よりも、もう少し上に上がったところから、内側の目じりと外側の目じりの中間地点くらいのところに向かって。
4本の線は、左右両方の頬に書きましょう。
1番目に線を引いたライン(ほうれい線の一番上から、内側の目じりに向かっての線)に沿って、指で筋肉を押し上げていきます。
この筋肉の押し上げは、まずは、片方ずつ、そして、両方同時にも行いましょう。
これを数回繰り返します。
ここで、気をつけて欲しいのは、筋肉を押し上げるのは、あくまでも、ラインに沿って押し上げること。頬全体を上に押し上げないようにしましょう。
丁寧に、上に押し上げていくことが大切です。
そして、1番目のラインが終わったら、残りの3本のラインも、内側のラインから外側に向かって、同じように1本ずつ丁寧に、上に押し上げましょう。
ポイントは、筋肉を横に伸ばすのではなく、上に押し上げることを意識することです。
2のステップをマスターするのに、数日かかるでしょう。また、慣れてきたら、毎回、線をアイブローで書く必要はありません。ここからが、マッサージの本番です。
。片方の頬に4本の線があることを意識して、それぞれの線を、ステップ2でマスターしたように、上に向かって丁寧に押し上げて下さい。
1本の線に対して、10回、上に押し上げ、今度は、5回、下に下げましょう。
1本の線が終わったら、今度は、反対の頬の、同じところの線を10回、押し上げ、5回、下に下げます。
そして、両頬、同時に同じところの線を10回、押上げ、5回、下に下げます。
これを、残りの3本の線に対して、同じように行いましょう。
このマッサージは、少し時間がかかってしまいますが、目に見えて効果は表れます。ほうれい線が目立たなくなると、若く見えるので、時間がかかるのは、仕方がないですね。毎日、根気よくやってみましょう。