フランス人女性の62%が、毎日、メイク落としをしている
去年、フランスでは、フランス人女性の62%が、毎日、メイク落としをしているというデータが発表されました。このデータには、未成年も含まれていることを考えると、この数値は、高いと言えます。
面白いことに、日本人のメイク落としのイメージは、肌に負担をかけるので、出来るだけ控えたほうがいいというものですが、フランスでは、メイク落としは、お化粧をしていない時でも、必要だと言われていること。
なぜお化粧をしていなくても、メイク落としが必要かと言うと、環境汚染の悪化のために、日常生活の中で、肌も汚染されているから。環境汚染は、メイクと同じように肌に負担をかけているのです。メイクをしていなくても、メイク落としをしないと、環境汚染のために、顔色が悪くなり、老化が進むと言われているのです。
肌のタイプ別、メイク落としのポイント
混合肌
Tゾーンがテカテカしやすく、頬のあたりが乾燥しやすい混合肌。お勧めのクレンジング剤は、ジェルタイプのもの。
ジェルタイプのクレンジング剤は、最近、日本でも注目されています。ジェルタイプのクレンジングの大きな特徴は、肌への負担が少ないこと。肌の余計な脂質を取りながらも、肌の保湿分は逃さないのです。
乾燥肌
乾燥肌には、肌の保湿を保つために、オイルタイプかバーム状のクレンジング剤がお勧め。
「バーム」という言葉は、聞きなれないかれもしれませんが、「バーム」は、固体状で、水をはじく油脂性の性質を持っています。そして、オイルタイプかバーム状のクレンジング剤に、シアバターやアーモンドオイルが入っているのが望ましいです。
さらに、クレンジング剤は、洗い流さないタイプである必要があります。この洗い流さないタイプのクレンジング剤。日本では、メジャーではありませんが、フランスでは、よく見かけます。
敏感肌
敏感肌の洗顔は、とにかくそっとしましょう。クレンジング剤は、乳液かオイルタイプを使いましょう。洗う時は、指先で、そっと洗います。クレンジングの時に、肌に摩擦を与えてしまうので、コットンは使わないようにしましょう。
敏感肌で、しかも乾燥肌の方は、洗い流す時も、肌に刺激を与えないようにする必要があります。水で洗い流さずに、ティッシュで何度もふき取るようにしましょう。
オイル肌
テカテカしがちなオイル肌だからと言って、肌の脂質を無理にとってしまうと、実は、逆効果です。肌の脂質が過渡に奪われたことで、肌は、さらに多くの脂質を生成する傾向があるのです。また、できものが出来ることも。
オイル肌にお勧めのクレンジング剤は、水分がたっぷりのクレンジング剤。アロガン・オイルが入っているのもお勧めです。
また、最近、日本でも販売が始まりましたが、ミセルウォーターのクレンジング剤も、オイル肌には、ぴったりです。「ミセル」とは、潤い洗浄成分のことで、肌の潤いを保ちながら、汚れを落としてくれます。
メイク落としの3つの鉄則
肌タイプ別のメイク落としの方法を見ましたが、最新版、フランス式メイク方法では、3つの点について、注意するように言っています。 クレンジングは2回にかけて行う
1回目は、お化粧や、環境汚染によって、肌についたほこりやばい菌など、肌の表面についた汚れを取ること。そして、肌の表面についた汚れを取ったら、もう1度、クレンジング剤を顔につけて洗い、肌の奥にある不純物を取り除きます。
顔がテカテカしていなければ必要ない?
オイル肌で、朝起きた時に、顔がテカテカしていないのであれば、ご紹介した、肌タイプ別のメイク落としはする必要がありません。このメイク落としは、夜に時間をかけて、しっかりやるようにしましょう。
朝は夜に塗ったものを拭き取るだけ
朝、起きた時のクレンジングは、顔の水分を取りすぎないようにすることが大事です。ローションをたっぷりつけたコットンで、夜に塗ったクリームやセラムをふき取るだけで十分です。
顔のマッサージは、肌の機能を活性化するだけでなく、クレンジング剤が、肌に浸透しやすくしてくれます。