子育て中のおうちって、普通と何が違うの?
小さい子供のいる家にお邪魔すると、おもちゃが散乱している状況はよくある話。 招かれた際に片付いていても、あっという間に部屋がおもちゃだらけになります。散らかっている状態がデフォルトだと思ってください。
我が家にも4歳の息子と1歳の娘がおりますが、ほんの少しの時間で部屋がミニカーと絵本でいっぱいになります。1歳児にとっては特に、目に入るものがすべて好奇の対象ですから、母の化粧品で手を汚した後に服を触ったり壁を触ったり、もうとにかく関係性のないものたちをリンクさせるのが大得意!
周りの家庭にお邪魔しても、何かを食べては動き回り、また食べては動き回り、という子供も少なくありません。子供を連れて外出するときは言わずもがな、家の中ですら母がゆっくりくつろげる時間なんてほとんどないのです。
食べさせられるものと食べさせられないものがある
そのような環境下ですから、持っていく手土産にも気を配りたいもの。子供に食べさせられるもの、食べさせられないもの、どちらを選択するかにもよりますが、例えば食べさせられるものであれば、極力手の汚れないものを、食べさせられないものであれば、子供が欲しがらないように工夫することが必要になってきます。
食べさせられるもの、食べさせられないものの境界線も実際には難しいところ。一般的には3歳になれば多くは大人と同じものを食べられるようになるとは言いますが、食べられることと食べさせていることは別の話。
我が家も4歳の息子にはまだチョコレートデビューはさせていませんし、周りの家庭よりお菓子を与えるのもずいぶん遅かったように思います。また、アレルギーを持つ子供もいます。お菓子であれば卵や小麦粉など、アレルギー対象になりうる材料が使われている可能性もあります。
NGな手土産ベスト3 その理由
せっかく持っていく手土産ですから、喜んでもらいたいところ。ましてやご迷惑になるものを差し出してしまうなんてもってのほか!これは持ってこないで!と思われそうなNG土産ベスト3をチェックしてみてください。
食べづらくて散らかりやすいもの
前述したとおり、子供によっては、少し食べては動き回ったり、食べながらウロウロするタイプも少なくないのです。ここを考慮して、散らかりやすいものは避けてください。ミルフィーユやクロワッサンのようなパイ生地のものは食べている最中でも散らかりますし、それを持って動かれた日には大変!後片付けに手間をかけさせてしまうものはNGです。
小さな子どもにチョコとジュースは避けて
チョコレートも避けてほしいところ。いろんなお菓子は食べてきたけれど、チョコレートだけはまだという家庭は結構多く、ママには敬遠されがちなお菓子と言えるでしょう。また、手土産にジュースを選ぶことも少ないとは思いますが、ジュースもあればある分だけ子供が欲しがってしまいますので、避けてください。
用意してもらった飲み物も、ジュースは1~2杯にして欲しいです。いつまでも飲んでいると、それを見て子供が欲しがってしまいます。逆に、1杯だけでやめておくと「ほら、○○さん(ゲストの呼び名)も1杯しか飲んでないよー」とママが子供に言いやすくなります。
妊婦さん、授乳期ママにも配慮を
私は妊娠中や授乳中に特に食べ物に制限はしていなかったのですが、周りでは食事に気をつけているママさんが多くいました。妊婦さんの場合、体重制限で食事に気を付けていたり、糖質や塩分の取りすぎが体に負担をかけてしまうことがあります。
また、授乳期ママの場合だと、生クリームなどの乳製品や油分の多いものがおっぱいを詰まらせてしまって母乳の出を悪くしてしまうケースも。手土産として選びがちなケーキなどは避けたほうが無難でしょう。
おすすめの手土産ベスト5
では実際に何を持っていくのが良いでしょうか?子育て家庭に最適と思われる手土産をご紹介しますので、参考になさってください。
みんなで食べられる果物は喜ばれる
旬の果物はとても嬉しい手土産です。アレルギーなどない限り、赤ちゃんでも食べられるものも多く、広く子供に親しまれるおやつですね。ただ、できれば切り分けが必要ないものを選んで欲しいところ。
切り分けが必要であれば「私が切ろうか?」と気遣いを。キッチンはプライベートスペースなので、遠慮されたときは素直にお任せしてしまいましょう。赤ちゃんのいる家庭なら、その間ママの代わりに赤ちゃんを抱っこしているという提案もいいですよ。余った時にも後日おやつとして出せるので、まさにベストな手土産です。
意外とパンも好評
パンが好きな子供は多く、シンプルなものなら子供に与えるにも抵抗は少ないです。有名なパン屋さんだったらおしゃれ感も装え、まさに一石二鳥!もちろんパンの種類には配慮を。天然酵母のパンだと尚良いですね。赤ちゃんも、食パンの耳を切ってあげれば食べることができますよ。
幼稚園以上なら果汁100%のジュースも
ジュースはNGと上述しましたが、「幼稚園以上のお子様」でしたら果汁100%のジュースも良いと思います。果汁100%なら赤ちゃんでも良いのでは?と思われるかもしれませんが、表記がないだけで砂糖が使われていることがほとんどです。
その場でみんなで飲む分には、一人当たりの量も知れているので、お子さんがそれなりに大きければシェアしやすい手土産ですね。
大人用にコーヒーやハーブティー
好き嫌いが分かれる可能性がありますが、大人用飲料として持参するのも良いと思います。子供が欲しがっても、味見してみて気に入る可能性は低いので、大人の飲み物として諦めてくれるでしょう(笑)。ただし、妊娠中や授乳中のママはカフェインを気にする人もいますので、ノンカフェインやルイボスティーなどを選ぶ配慮を。
忙しいママには夕飯になるお惣菜もいい
手土産としては「?」と思われるかもしれませんが、子供のいるお宅にとっては夕飯作りも一苦労。赤ちゃんがなかなか寝てくれなかったり、子供と遊ぶ時間が必要だったり・・・。 そんなとき、夕飯になる一品は救世主!一緒に食べるものではありませんが、これを選ぶ人は気が利くなぁと感心します。
何が欲しい?NGは?事前に聞くのが一番!
気の置けない仲でしたら、素直に手土産に何が欲しいか聞いてしまいましょう!結局のところ事前リサーチが一番お互いにとってHAPPYです。子供がいて、実はこれが食べたいけど買いに行けない・・・というママもたくさんいるので、聞いてもらえるとリクエストしやすいものです。
何でもいいよ、と言われた場合も、少なくともNGなものはチェックしておいてください。気遣いの姿勢が見えるだけでも嬉しいですよ。