体幹トレーニングの2大効果がもたらす「体に嬉しいこと」って?|トピックスファロー

  • ライター募集
2012年11月16日
体幹トレーニングの2大効果がもたらす「体に嬉しいこと」って?

プロのサッカーやゴルフの選手が取り入れている体幹トレーニングが最近、話題になっています。体幹を鍛えることで得られる、さまざまな効果の中には、スポーツ以外の日常生活でも、「嬉しいこと」をもたらしてくれます。

美術ライターっぽいひと
  

そもそも体幹って何?

木の幹に例えられることの多い体幹は、一般的に体の胴体部分を指します。
そして、体幹を鍛えるということは、体幹部に属する筋肉である、体幹筋を鍛えることなのです。
ここでは、体幹部に属する体幹筋の働きについてご紹介します。

前体幹筋

身体の前側面の、胸からお腹にかけての体幹筋です。

大胸筋

腕を前に押し出す動作に不可欠な大胸筋は、鍛えることで腕や肩の筋肉も働きかけられます。
また、女性の場合は大胸筋がゆるんでしまうと、胸が垂れる原因となるため、美乳を保つ上でも重要な筋肉といえます。

腹直筋

前腹筋の一つで、一般的に腹筋といえばこの腹直筋を指すことが多く、いわゆる“腹筋が割れる”といわれる部分にあたります。
腹直筋には、排便や分娩などには欠かせない、腹圧を加える働きがあります。

腹斜筋

腹斜筋は、わき腹のあたりの筋肉で、外側に外腹斜筋、内側に内腹斜筋があります。
身体を前屈・側屈・回旋させる働きのほかに、骨盤の引き上げや、呼吸の際の胸郭の引き下げ、頭を支えるための脊椎の生理的湾曲(S字カーブ)などの働きがあります。

腹横筋

腹横筋は、お腹の一番奥で腰回りを支える、いわばコルセットのような役割をしている腹筋です。
腹横筋が衰えると、内臓が下垂して、ポッコリお腹などの原因になります

後体幹筋

身体の背部の体幹筋です。

僧帽筋

後頭部から肩、そして背中を覆う僧帽筋は、いわゆる“肩こり”の原因筋として知られています。
肩甲骨を背骨に安定させてコントロールしたり、背筋をのばし首を背中から起こして支える働きなどがあります。

広背筋

肩甲骨の下の部分から腰にかけて背中を覆う広背筋は、腕を上げる、回す、引くなどの上腕の動きや、上半身のバランスを保つ働きがあります。
歩いたり走ったりする際に不可欠な、腕を振る動作も助けています。

脊柱起立筋

首から背中、そして骨盤にかけて、背骨に沿うように伸びているのが脊柱起立筋です。
文字通り、脊柱を起立させるために働く筋肉で、上体を起こしたり、動かしたり、姿勢を保つ働きがあります。

体幹を鍛えることで得られる2つ効果とは?

体幹を鍛えると、その効果によってさまざまな「嬉しいこと」があります。

基礎代謝が上がる

基礎代謝が上がって嬉しいことといえば、痩せやすくなるということです。

基礎代謝とは、生命活動を維持するために体が働くことで消費されるエネルギーのことで、何もせずにじっとしていてもエネルギーが消費されることから、基礎代謝が上がることで、太りにくく、痩せやすい体になるのです。
特に、体脂肪の燃焼に効果的な、赤筋や褐色脂肪細胞が多いとされる後体幹筋を鍛えることで、基礎代謝は大幅にアップします。

姿勢が良くなる

姿勢が良いと得をするのは見た目だけじゃない?と思われるかもしれませんが、それだけではありません。悪い姿勢を放っておくと、以下のような体の異常につながる可能性があるため、注意が必要なのです。

  • 肩こり
  • 腰痛
  • 頭痛
  • 疲れやすい
  • 機能性胃腸症
  • 太りやすい
  • 便秘

体幹を鍛えることで、このような、さまざまな部分に負担がかかることで生じる異常を、未然に防ぐことができるかもしれません。

著者:安達リス

美術ライターっぽいひと
アイコン
本にお茶、お絵かきアイテム、動植物を愛する文字書きです。いろんなものを吸収するべく趣味の範囲を超えたテーマを取材・執筆しています。中の人などいません。