治ったはずのニキビなのに…
何度もニキビの発生を繰り返してしまうニキビ肌。
にきびが出来てしまう肌の環境はストレスや体調、食事内容などなど様々な原因が考えられることは、今では誰でもが知るところ。
自己流のニキビケアで努力の末、一旦は肌の落ち着きを取り戻せたとしても、再びニキビが発生してしまう状態のあなたはニキビループから抜け出せていないのかもしれません。
ニキビループの原因はニキビの種ともいえる、まだ目には見えない微小面皰。“隠れにきび”とも言われることも。
『治ったと思ったらまた出来た!』そんな経験に心当たりのある方には、“微小面皰”に気付いていないケースが多くあります。
ニキビループから抜け出せない!
炎症を起こし腫れあがたニキビの周りにひっそりと潜む、ニキビの種、微小面皰。
微小面皰とは超初期段階の小さな毛穴のつまり。
この段階ではまだその存在を目で確認することはできないそうです。
しかし見えないとは言ってもニキビには変わりありません。
放置していると次々と段階的に成長していく可能性が高く、炎症の地雷的存在と言えるのです。
皮脂や古い角質細胞などが、どんどん詰まった毛穴に溜まっていくと、目には見えなかった隠れにきびが白ニキビと言われる毛穴がまだ開いていない状態の閉鎖面皰、そして黒ニキビと呼ばれる毛穴が開いた開放面皰や、アクネ菌の過剰増殖による炎症性のにきびへと発展していきます。
ニキビの種もしっかり治さなければ、続くニキビループから脱出することは難しいとされています。
ニキビループからの脱出方法
正しい洗顔をすることがセルフケアの基本!
洗顔は肌ケアの基本中の基本ですが、微小面皰や白ニキビ対策にも正しい洗顔はおススメです。
また、過剰な洗顔は肌に必要な皮脂を奪い、バリア機能を崩してしまう原因になります。
朝と晩の二回、ちゃんと洗顔してあげるのが理想です。洗顔のあとは保湿も忘れずに。
充分な睡眠をとろう
正しいスキンケアをちゃんとしていても肌荒れは起こるのなら、ホルモンバランスが影響しているのかもしれません。
毎月の月経によるホルモンの変動だけではなく、ストレスや生活習慣の乱れも肌荒れやニキビを引き起こす原因となります。
疲れやストレスをケアし、肌の健康を維持するためにも、肌の細胞の生まれ変わりを促す成長ホルモンが分泌されるPM10:00~AM2:00の間には熟睡できているような生活リズムに近づけていくとよいでしょう。
絶対につぶさない!
ニキビケア全般に言われることですが、白ニキビをケアしていく上でも同じことが言えます。
特に白ニキビは“閉鎖面皰”と言われ毛穴が開いていない為、毛穴のつまりを強制的にとってしまおうとつぶしてしまうことは、毛穴にとっても想定外のダメージとなる危険性をはらんでいます。
指でつぶしてしまうことでキズ口に他の雑菌に感染してしまったり、アクネ菌が繁殖して結局赤ニキビを誘発してしまったりすると、どんな小さなニキビでもニキビ跡として残らないとは言い切れないので絶対に止めましょう。
皮膚科医とタッグを組んで治療しよう!
外用レチノイドはニキビの種から炎症を起こしてしまったニキビにまで広く効果があり、海外では早くからニキビ治療の標準薬として使われています。
日本でもニキビ治療のガイドラインが制定され外用レチノイドを用いたニキビ治療が2008年に許可されました。
ニキビの種“微小面皰”が目には見えない症状であることや、外用レチノイドは肌質などによっては副作用も見られるお薬なので、皮膚科医と十分に情報交換しながらニキビループ脱出の治療を進めて行くことが大切です。