意識しない日常のマナーが見られている?!
意識していない日常の中で、私たちは日々多くの人とすれ違っています。
企業や見ず知らずの人がたくさん集まる公共の施設にいると、私たち日本人はついつい他人の行動に目がいってしまいがちです。
特にマナーなどでは自分ではOKな事も他人から見れば『えっ?』と思われてしまっていたり、その逆もありますよね。
細かいマナーは賛否両論ある場合も多いのですが、モラルへの意識にも大きく係わるマナーの根底にあるようなポイントだけは意識しない日常の中でも最低限しっかりと守りましょう。
Check1 タバコのポイ捨てしていませんか?
分煙・完全禁煙を積極的に行う飲食店が増え、愛煙家には辛い環境かもしれません。
自分の車に乗っている時までとやかく言われたくない!と思う人もいるでしょうが、一部のタバコの不始末やポイ捨てをしている人たちがさらに愛煙家の肩身を狭くしていると言えます。
駐車場に車を止めドアを開けたら、誰かが灰皿の吸殻を捨てた痕跡が・・・。
そしてそれを拾っている駐車場の管理人や近所の人たち。
運転中車の窓から火のついたままの吸殻を捨てるドライバー・・・。
捨てた場所付近の建物がどうなろうと関係ないかのよう。
こんな事では愛煙家のイメージは下がる一方です。
タバコは所定の場所で、吸殻はきちんと処理してくださいね。
Check2 身障者・高齢者・妊婦さん専用駐車スペースに車を止めていませんか?
ちょっとだけだから、空いているから。
そんな理由で身障者スペースに駐車していませんか?
身障者スペースは通常の駐車スペースだと車椅子の人が乗り降りに困難なので広いスペースがとられています。
身障者スペースに車を止めても特に罰則はありません。
またそのスペースが車椅子の人だけが利用できるのか、骨折や妊娠など通常よりも歩行などが大変な人も利用できるのかどうかはその駐車場によって違うこともあるようです。
よく見る車椅子のマークも実は正式なものではありません。
誰でも簡単に購入できてしまうため中には堂々と身障者スペースに駐車できる(と、思っている)という、ただそれだけの理由で車に貼っている健常者もいるようです。
正式に『駐車禁止等除外標章』を警察から交付を受けている車は少ないようですが、だからといって車椅子の人も少ないという理由にはなりません。
『車椅子の人なんて実際そんなに見ないし、』なんて他人事のようにそのスペースに駐車するのはモラルを問われてしまいます
・・・。
思い当たる方はいらっしゃいませんか?
そんな方も今からは積極的に身障者用駐車スペースは空けておくようにしましょう。
Check3 自転車は正しく乗っていますか?
悪質な自転車運転による交通事故が問題になり、これまで自動車側ばかりがどうしても負担が大きかった自転車と自動車の交通事故も、自転車側の責任が見直され以前より取締りが厳しくなりました。
道路交通法が改定され、今では飲酒のみならず、自転車の傘さし運転や携帯電話操作などに対しても厳しい罰則が設けられています。
主な自転車の交通ルール |
|||
並列走行 |
2万円以下の罰金 |
または |
前科 |
二人乗り |
2万円以下の罰金 |
前科 |
|
携帯電話やメール操作※ |
5万円以下の罰金 |
3ヶ月以下の懲役 |
|
傘さし運転※ |
5万円以下の罰金 |
|
|
車道の右側通行 |
5万円以下の罰金 |
3ヶ月以下の懲役 |
|
夜間の無灯火 |
5万円以下の罰金 |
|
|
信号無視 |
5万円以下の罰金 |
3ヶ月以下の懲役 |
|
飲酒運転 |
100万円以下の罰金 |
5年以下の懲役 |
※片手運転の禁止(参照元サイト)
これ以外にも、一時停止や整備不良、歩行者をよけさせるためベルなどの警音器をみだりに使用することなどが禁止されています。
また、イヤホンで音楽を聴きながらの自転車走行など危険な運転は取締りの対象となっている地域もあります。
歩行者の側からも自動車を運転する側から見ても未だに接触事故の危険性が高い自転車。
道路交通法では自転車は軽車両となっていて、車とほぼ同じ扱いです。
免許を取る必要が無く小さい子供でも乗れる自転車ですが、社会人として良識ある運転マナーを心がけて下さい。
Check4 スーパーで使い終わったカゴを放置していませんか?
日常的に見ず知らずの人で溢れるスーパーなどでは、その人の人間性が垣間見えるマナー違反が多々あります。
中でも割とよく見かけるのが帰り際のスーパーのカゴやカートの放置。
本当にごく些細な事かもしれませんし、確かに店員さんが片付けてくれるのでしょうが、使ったカゴやカートを所定の場所に戻すくらい、良識ある大人としては最低限のモラルでしょう。
スーパーなど公共性の高いスペースでは、特に重要なことではないでしょうか。
Check5 ひとこと気持ちを伝える挨拶をサボっていませんか?
たったひとことの挨拶がないために不快感を「売りつけてしまう」人がいます。
会社に限らず友人関係や近所とのかかわりでも挨拶はもちろん、感謝やお詫びなどを伝える一言は重要な働きをします。
そういった交流が苦手という男性も多いかもしれませんが、その一言が無いために不快感を感じてしまう側は老若男女に関係なく、気持ちを伝える一言もマナーと捉えられることもしばしばです。
中には昔気質を若干勘違いして、女性に対しては特に『言わなくてもわかっているはず』と思い込んでしまっている男性もいるのではないでしょうか?
たとえ女性がそれを理解していてくれたとしても、気持ちを伝える一言があると嬉しいハズです。
今まで苦手だった人にとって一言気持ちを伝える事は恥ずかしく感じるかもしれませんが、意外と簡単なものですぐに慣れますよ。