働く前に意識しておきたいリゾートバイトの心得
働くということは、自分の体力と時間を代償にしてお金を稼ぐことです。これは正規雇用であろうと非正規雇用であろうと変わりはありません。
しかし、雇われて働く立場である被雇用者の中には覚悟が出来ていないというか、甘さがあるというかまじめに働かずにお金を貰おうとしている人もいるのです。
そういった悪い大人にならないためには、どのようなことに気を付けて働くべきなのでしょうか?
出勤時間厳守は社会人の原則
これはリゾートバイトに限らないことですが、出勤する時間は必ず守らなければなりません。出来れば出勤時間の15分前には職場に着いていて、すぐにでも作業開始できるように準備を済ませられる余裕を作ることが大事です。
アルバイトの場合、大抵はシフト制で入っている人員ですべての作業が回せるようになっています。もしもシフトに入っている人員が一人でも遅刻してしまえば、全ての作業は滞り同僚に迷惑を掛けてしまうことになるのです。
欠勤する時は前もって連絡
急な病気や用事などでどうしても休まなければならなくなった場合、必ず勤め先に欠勤の連絡を入れておかなければなりません。本人にはどうしようもない理由で欠勤しなければならない場合であれば、シフトに穴を空けてしまうことは仕方のないことと言えますが、そのフォローをすることが社会人としての常識なのです。
遊びに気を取られない
リゾートバイトには楽しみがあふれています。異性とのアバンチュール、心弾むリゾート地の楽しさ、気の合う仲間との出会いなど様々です。リゾートバイトの常連は、こうした楽しみを期待して毎年働いているという人も少なくありません。
しかし、リゾートバイトの本分は遊びではなく労働です。遊びを重視して肝心の労働がおろそかになるのでは本末転倒ですし、雇用側も給料の無駄払いをさせられていることになって中途解雇に踏み切る恐れも出てきます。
リゾートバイトはあくまでも「働きに行く」もので、「遊びに行く」ものではないということをしっかりと認識していなければなりません。そうしなければ職務怠慢でせっかくの夏休み・冬休みを棒に振ってしまう可能性が出てきてしまうのです。
面倒を後回しにしない
人によっては逃げ癖というか、「面倒なことはできるだけ後回しにする」という習性が身についていることがあります。宿題やダイエットというような、「問題解決に時間が掛かってしまう上にあまり楽しくないこと」は「明日にやろう」というように、出来るだけ先延ばししてしまおうという心の働きです。
しかし、アルバイト現場ではこのような習性を発揮することはプラスにはなりません。あなたが遠ざけた面倒事は回り回って上司や同僚が片づけることになるからです。そして、面倒事に直面していたのにも関わらず逃げてしまうと、面倒事はさらに大きくなり解決が難しくなってしまうのです。
問題解決のために上司や同僚の助けを借りることは恥ではないので、出来るだけ早急に面倒事を済ませてしまうようにしましょう。
接客態度はみんな見ている
どんな職場でもある程度仕事に慣れてくると、緊張感が無くなり作業の精度が雑になってくるものです。リゾートバイトの場合、接客業が多いためこのような緊張感のない惰性での仕事を行うことは厳禁です。
自分が接客される立場になった時、木で鼻をくくったような態度で応じられたらとても不快な気持ちになるでしょう。それと同じで雑な接客態度は不快感を、応対したお客だけでなくその周囲にいるお客さんにまで与えてしまうのです。
従業員の接客態度というものは、思っていた以上に周囲に伝わりやすいので「直に対応した客が我慢してくれればそれでいい」というわけにはいかないのです。一期一会という言葉があるように、その応対だけが全てであると意識なければならないのです。
休めるときはしっかり休む
社会人にとって自分の体調管理を怠らないことは当然のことです。しかし、リゾートバイトは職場がリゾート地であるため、元を取るために休日や休み時間に遊べるだけ遊んでしまおうという人も少なくありません。
また、バイト仲間と仕事の後に夜遊びや飲み会をするという人もいるでしょう。
寝不足や遊び過ぎは疲れを次の日に残してしまうだけでなく、病気の原因にもなってしまいます。まして次の日に仕事があることを忘れて遊びほうけているのでは話になりません。休日や終業後は出来るだけ体を休めるように努力することが大事です。