苦手な英文法をマスターする勉強術
photo by Simon Shek on flickr
英語力というのは、様々な要素で構成されていますが、中には英文法が苦手な人も多いと思います。 そこで今回は、英語の文法力を身に付けるための、英文法勉強法についてまとめました。
問題集をメインに学ぶ
英語の知識は暗記して覚えるのもよいでしょうが、実際に使って覚えることの方が効果が大きい気がします。 例え英文法書で文法を覚えたとしても、実際の生活やテスト・試験の解答に利用できるかと言ったら、そうではないのです。
なので、ある程度基本的な英文法を覚えたら、それ以降は、英文法は問題集で勉強し、できるだけ実践的な形で覚えていきましょう。
忘れてはいけない事は、間違えた部分は、わかるようになるまで繰り返し勉強し、しっかり知識として身に付ける事です。
はじめは参考書・問題集を絞る
沢山の参考書を読む事が大切と思う人も多いでしょうが、あまりに多数の参考書に手を出し過ぎると、その参考書の内容が定着しないままになってしまう場合があります。 もちろん、将来的には3冊、4冊と冊数も増えていくでしょうが、まずは1,2冊に絞って勉強してみてはいかがでしょうか。
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復習のタイミングを覚える
新しい知識を身に付けるための勉強も大切ですが、復習をしない事には、知識は記憶としては残りません。 人間の記憶について有名な話で、「忘却曲線(エビングハウスの忘却曲線)」というものがあります。 この忘却曲線は、人間の記憶と経過時間の関係を表しており、1時間後には56%の記憶を忘れ、24時間後には74%の記憶を忘れてしまう、と言ったことを表しています。
記憶というのは反復して勉強することで、脳が解いた問題を「重要項目」として認識し、反復すれば反復するほど長期的な記憶として残し、最終的に一生の知識となるのです。習った勉強を一生の知識にするためにも、復習勉強というのは大切なのです。 復習の勉強法として知られるのが、この忘却曲線を利用した「スペースド・リハーサル」という勉強法です。 これは、忘却曲線を元にした復習方法で、以下のタイミングで勉強の復習を行っていきます。
- 最初に勉強
- 1の翌日に1回目の復習
- 2の一週間後に2回目の復習
- 3の二週間後に3回目の復習
- 4の一か月後に4回目の復習
という風に、次第に期間を開けて復習していくのです。 もし、前回やった復習内容を覚えられない場合は、ノートに書いておく方法やスペースド・リハーサル専用の計画書を用意したり、Evernoteといったツールを活用するとよいでしょう。
中学生向けの問題集を解く
恒常的に英語の勉強をしている人ならまだしも、今から英語の勉強を始めようと考えている方の中には、中学レベルの文法がわからない人も少なくありません。 「今更中学英語だなんて」と思う人もいるかもしれませんが、中学生レベルの英文法の基本を身に付けるだけでも、大人が意思疎通するためには十分可能なレベルなのです。
なので、基本的な部分からはじめたい人は、中学生レベルの問題集から始めるようにしましょう。
瞬間英作文を行う
瞬間英作文とは、簡単な日本語の文を聞いて、即座に英文になおす勉強法です。 例え頭の中に英作文が入っていても、いざという時にパッと浮かんでこないと、私生活や試験・テストで上手に文法力を発揮することはできません。
文法力、そして英会話力を身に付けるためにも、この瞬間英作文を行いましょう。