アメリカ留学の必須資格に合格!GREテスト対策|トピックスファロー

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2014年11月17日
アメリカ留学の必須資格に合格!GREテスト対策

より高い知識を身に付けるために、アメリカへ留学を希望する人もいるでしょうが、そこで必要になる資格検定が、この「GRE」です。今回は、このGREがどのような資格か、どのように対策すればいいのか紹介します。

WEBライター
  

アメリカ留学のための「GRE」を取得しよう!

図書館

Photo by Kieran Lynam

GREはアメリカの学校への進学を希望するものを対象とした試験です。アメリカの大学院に進学を希望する際、出願書類などと一緒に、このGREのスコアを提出するケースが多くあります。今回は、このGREについて紹介します。

GREの種類

GREには、2種類のテストがあります。

General Test

General Testは一般的な学業能力を測るテストです。試験は英語・数学・分析作文の他、「非採点セクション」「調査セクション」という2つのセクションが出題されます。 基本的にはコンピュータで試験を行う「CBT方式」という形式ですが、一部地域では紙によるペーパー試験も行われているようです。 日本では、CBTのテスト形式が採用されています。

Subject Test

数学や科学、物理分野を専攻する人向けに作られたテストです。生物学や科学、物理学などをテストで測っていきます。 基本的にはこちらは、上記のような分野を専攻する人向けですが、学校によっては両方のスコアを求めてくる学校もあるようです。 ちなみに、Subject TestのComputer Science Testは、2013年4月をもって終了したようです。

参考:GRE Subject Tests: Computer Science – ETS

今回こちらのページでは、「GRE General Test」について紹介します。

試験概要

試験日程

試験は祝日を除く、毎日実施されています。ただし、受験できる回数は1年(12か月)で5回、同一月中に1回しか受験できません。

試験日程 祝日除く毎日
試験会場 東京、神奈川、大阪
受験料 $185
公式サイト GRE – ETS
日本実施団体 資格試験の受験ならプロメトリック

試験内容

Analytical Writing

情報をまとめる力を測る論文問題。問題分析力や論理的思考能力、作文技術が必要になります。 Analytical Writingセクションでは、問題を分析してそれに関する意見を述べる「Issue」と、掲示された主張を分析してその論について批評する「Argument」の2つの問題が出題さます。その平均点が最終スコアになります。

Verbal

大学レベルの単語力や読解力、学術的文章力を測る試験です。 大きく分けて「Sentence Equivalence」「Text Completion」「Reading Comprehension」の3つから構成されている。

  • Sentence Equivalence 1センテンス内の空欄1つに、最も適切な単語を6つから2つ選ぶ問題。
  • Text Completion テキスト内の空欄に適切な単語を選択する問題。空欄数が1~3個の種類がある。選択肢は空欄1つの問題で5つ。これと「Sentence Equivalence」が、Verbalセクションの半分を占める。
  • Reading Comprehension 約10個のReading comprehension passagesがあり、それぞれ2~3問のパッセージが出題される。内容はLong Passageが1~2問、Short Passageが8~9問。
Quantitative(Math)

基本的な数学力から論理的思考力、問題解決能力を測る試験です。出題形式は以下の3形式。範囲は各種計算から台数、幾何、データなどになります。中学数学レベルで、微分や積分、三角関数などはありません。

  • Quantitative Comparison 2つの数や文字式の大小関係を答える問題を8問前後解答します。
  • Multiple Choice Questions 複数正解があり得る問題を含む選択肢問題を10問前後解きます。選択肢は基本的に5つですが、複数 解答の場合はそれ以上になる可能性もあります。
  • Numeric Entry Questions 計算した数値を入力する問題が出題されますが、こちらは選択肢がありません。

対策

元々、GREは大学卒の英語ネイティブ者向けに作られたテストなので、日本に住む人にとってはかなりの高難易度試験となっています。 ある程度の実力があっても、最低3か月以上は、それ専用の対策勉強時間を充てたいところです。

英語

英単語の勉強をしたら、試験本番2日前から、覚えた単語の確認作業もしておきましょう。特にGREのテストでは、日常生活で出てこないような単語もたくさん出てきます。それを直前に忘れてしまったら困りますからね。 ネットには多くの英語サイトがありますので、興味のある分野を中心に、ニュースを英語で読み進めるなどして、幅広いジャンルの英語を取り入れていきましょう。The New York Timesでは、「Books – Sunday Book Review」が便利です。

数学

一般的には数学は簡単だと言われていますが、出来ない人はできない数学。理系の人ならまだしも、文系で数学が苦手なひとは、しっかり対策をたてて勉強しましょう。 特に日本人は英語分野が不得意という人が多いため、この数学カテゴリで点数を稼ぐことになる場合が多いです。 点数アップを狙うなら、この数学分野で高得点を目指す作戦もいいかもしれません。

論文

analytical writing分野では、時間が非常に大切です。 テンプレートや文体をどうするか、考える時間はあまりありませんので、「Barron’s New GRE」などの参考書に書かれているようなサンプルを見て、どれくらいのボリュームが必要か、決まったいい回し・テンプレートを抑えておき、本番ですらすら解けるようにしましょう。 出来るだけ時間を残して、ラスト2,3分は見直しにあてられるようにしましょう。

また、公式サイトでは、「POWERPREP II」という、実践に近い状態で勉強できる学習ソフトが配布されています。 無料で利用することができるので、こちらを活用してみてはいかがでしょうか。

Prepare for the GRE® revised General Test – ETS

著者:海老田雄三

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芸能、アニメ、ゲーム、音楽あたりが得意分野のはずが、気が付けばなんでも書くライターになっていました。アニメ、ゲームなどのサブカル誌によく寄稿しています。