なぜ学生はリゾートバイトをしたがるのか?
大学生は、自立した大人としての自分を強く意識するようになってくる年頃であるせいか、自分を飾り立ててくれるものに対してのアンテナを大きく広げるようになってくるものです。
アンテナの対象は人気の音楽やアイドル、有名ブランド品、恋人、自家用車、住居など様々でアルバイト先もその一つに含まれています。そして、リゾートバイトはそうした「自分を飾り立てるもの」としても人気が高いのです。
なぜ、学生はこぞってリゾートバイトの求人に応募するのでしょうか?
「リゾート地で長期休暇を過ごす」という響きの良さ
リゾートバイトに人気が集まる大きな理由には、「夏休み・冬休みを人気のリゾート地で過ごす」と胸を張って言えるということではないでしょうか。
目的が観光ではなく労働であっても、リゾート地で一定期間を過ごすことには変わりないので嘘をついているわけではありません。細部を言っていないだけです。
また、リゾートバイトだからと言って休日も無くずっと労働に従事しているというわけではないので、シフトで休みの日には観光客に混じって遊び歩くこともできるわけです。
食事・部屋付きだからお金も溜まる
リゾートバイトの場合、大抵は用意されている寮などを利用して住み込みで働くことになります。そして住み込みバイトは朝夕の食事付きになっていることがほとんどなので、食費や家賃はグンと抑えられます。
家計で食費や家賃が占める割合は大きなものなので、リゾートバイト中は出費を圧縮して貯蓄額を増やすことが出来るのです。
また、観光客に人気のリゾート地は人手が慢性的に不足しがちになるので時給を高めに設定しているバイト先も多く、普通に自宅周辺でバイトするよりも多くの給料をもらえる可能性が高いのです。
多くの人と知り合いになれる
アルバイトの利点の一つは、新しい人間関係を醸造できることです。バイト先の同僚は学校と違って年齢層が違っているため、付き合いは難しいものの慣れてくれば人間関係に広がりが生まれてきます。
リゾートバイトの場合、全国各地からアルバイト志願者が集まってくるので近所で出来るバイトとは比べ物にならないくらいに幅広い人間関係を作ることが出来るのです。
また、リゾートバイトは外国人観光客を相手に接客することも多いため、インターナショナルな人間関係の構築も夢ではありません。
休みが長すぎる
大学生の長期休暇は小学生・中学生・高校生よりも遥かに長いものになります。小中高の夏休み・冬休みは計50日前後になるように設定されていますが、大学の場合は受験などもあって実質的な冬休みは長くなります。
そして、大学生の場合は長期休暇中にやらなければならないことはそんなに多いわけではありません。宿題として休み明けにレポートを提出しなければならない講義もあるけれども、全ての講義で宿題を提出しなければならないわけではないので、時間は余る一方です。
つまり、リゾートバイトは空き時間を有効活用するための手段でもあるのです。