総合失調症とは?
統合失調症は、心の病では一番メジャーな病気です。心の病が現代で風邪のようなものとなっていますが、世間では偏見が絶えません。特に、統合失調症に似ている病気にかかっている患者がいる家族は、自分の家族が統合失調症ではないと強く主張します。
どうしてそんなに統合失調症を嫌がるのでしょう? まず、この病気は幻覚や幻聴が大きな要因です。自分にとって都合がいいように妄想してしまうところがあります。しかし、患者本人がわざと行っているわけではありません。
自分が言った言葉が家族を怒らせたりした時に、私はそんな事は言っていない、言ったというのはウソだ!などと感情が怒りや悲しみで爆発してしまうのが例えです。悪気はないのです。ただ、冷静に他の家族の言質をとったりして解決すると、自分が間違っていた事に気づかされ、病気の症状におびえさせられます。
このように小さい要因が多くなると、人々から統合失調症が悪い病気のように錯覚され、自分の家族はそんな病気にかかっていないと思いたがります。
決して統合失調症を悪く書くつもりはありません。立派に社会生活を送っている方々もいらっしゃいますし、今はリハビリタイムの方もいらっしゃるでしょう。しかし、今回は統合失調症感情障害について書きたいため、このような書き方になってしまいました。
総合失調症感情障害とは?
いよいよ統合失調症感情障害についてです。この病気はいろいろな精神病の症状が混ざっている人が診断されやすいです。統合失調症の症状もあります。これでは、なぜ統合失調症と統合失調症感情障害を違う病気だと思いたがるか分かりません。
この、「感情障害」とつくところがミソです。感情障害がついていれば、統合失調症とは違う病気であると、妄想や幻覚はないと感じやすいのです。本人や家族、特に親が心配してこう考える事がありますね。
気分障害の症状が統合失調症の症状と同じようにあるため、少しでも軽い病気に見せるために感情障害を意識するのでしょう。この病気にも色々な基準があるのですが、数多くの精神病が混ざってできている、と考えると簡単です。
周囲の人の対応の仕方
感情に激しい特徴もあり、怒り狂っているかと思えば、笑っていたり、泣いていたり・・・・・・。ころころ感情が変わるのです。本人にもよく分かっていないため、周囲の人間は混乱します。
ではどう接していけばよいのでしょうか?
本人の考えを聞いてあげてください。そして、それが間違っているかどうかは後で話しをしましょう。まず、悩みをかたっぱなしから聞いていくのです。どう接してほしいか、なにを希望しているか。最初は単語しか言わないかもしれません。しかし、単語でも心を開いている証拠です。
温かいコーヒーが飲みたい、チョコレートが食べたい、など、取り入れられる意見なら取り入れてあげましょう。そこから始まりです。統合失調症感情障害はうつ病などの要素もあるため、対応が難しいかもしれません。しかし、本人も悩んでいるのです。
だから、あなた一人じゃないよ、家族がいるよ、と言ってあげてください。病人も心が救われます。自分の病気が何なのか分かろうとしても難しいです。医者に直接聞いても、説明が難しい言葉になってしまいますし、医者によって言う事が違います。
総合失調症と総合失調症感情障害の違いは?
つまり、統合失調症と統合失調症感情障害の違いは、感情的な症状があるかないかです。しかし、その小さな違いに人は飛びつくのです。家族が心の病にかかったら、誰だって落ち着いていられませんよね。
心の病にかかっている子が友達にいたら、悩みを積極的に聞いてあげてください。それが治療にはいいです。しかし、共依存になってしまっては元も子もありません。自分の病気をうつしてしまった、と友達が後悔しますし、自分だって体調を壊しては意味がないでしょう。
誰しもがぶつかりあいます。考えが違っていてケンカになってもいいのです。相手をしてもらえる事に喜びを感じるでしょう。
統合失調症感情障害にかかっている人が、自分は統合失調症とは違う、と言っていたら、そうだね、と声をかけてあげてください。そこから、また何か言ってくるかもしれません。自分が思っていることを言ってあげてください。
ただし、話している事が間違っていると思ったらそう言っていいのです。本人も反省したりする、よいきっかけになります。心の病にあぐらをかいてはいけません。自分がすべて正解だと、患者が思ってはよくないのです。
どうでしたか? 何か1つでも参考になる事があれば幸いです。情報の1つとして参考にしていただければ幸いです。