世間はこんなにも鬱知らず!?
妻のうつ病を理解せずに「なまけもの」扱いする夫
うつはやる気がなくなることなどから、健康な人に「なまけもの」呼ばわりされがちです。先日も新聞の人生相談コーナーに、ある男性からの投書で、「妻は働いてもいない専業主婦のくせに、うつ病だといっては昼間からベッドにごろごろしています。甘ったれてると思いませんか?」といった内容があって、正直驚きを隠せませんでした。
なぜかというと、大の大人が今や国民病と言われてはばからないうつ病のことに対して、全く知識がなく、大事な妻をいたわりもしてないからです。もっとハッキリ言ってしまうと、妻の病気を理解しようともせず、グータラ妻扱いをしてる男性に憤りを感じました。でも、この男性の例は氷山のほんの一角なのです。
うつ病を患う成人男性の苦難
世間はうつ病というものに本当に、理解も知識もありません。特に昼間、家にいるうつ病を患う成人男性は実に肩身が狭いのです。女性ならまだ、「家事手伝い」という肩書がありますからそこに逃げることもできるんですよ。なんなら「花嫁修業中」とでも言っておけば世間もさすがに大人しくなるでしょうよ。でも男性は・・・。
もう、どうにも言い訳できないんですよね。だから、逃げるようにして集まるんです。グループホームに。そこには、全く同じことを経験してきている仲間がたくさんいます。そこに毎日、定時刻に通勤(?)して、世間の目を逃れているわけなのです。
うつ病に対する世間の目の冷たさ
そんなことしないといけないという事は、それだけうつ病ということ、大人が昼間から家にいることに対して世間の目が冷たいんですよ。世間は消費税増税などにギャーギャー言ってますけれど、そもそも身体障害者を助けるんだったら、心の障害者も助けるべきですよね。
統合失調症
うつ病
パニック障害
適応障害
摂食障害
気分変調性障害etc
体の元気な心の障害者はちょっとあげただけでもこんなにもいるんです。風邪をひいたら、みんな、「大丈夫?」「お大事にね」などといたわります。でも心の風邪は・・・。
いたわるどころか、ヒマ人の噂話、もの笑いの種の恰好の獲物になってしまいます。どうしてなんでしょう。何がおかしいんでしょう。叫んでやりたいですよね。「何がおかしいんや!」って。
世間は世間、自分は自分。気にせずマイペースでいこう!
否定のまなざしを向けて、ありもしない噂を流す人たち
「世間は世間、自分は自分。気にせずマイペースでいこう!」って簡単に言うけど、実は結構勇気がいるんですよ、最初は。要はなりふりかまわずさらけ出すってことでしょ。コワいですよ~。近所のヒマな、井戸端会議をしている連中に一大テーマを与えてあげたことになるんですから。
まあ、間違いなく尾ひれがどっさりつくでしょうね。この時あなたがどれだけ堂々としていられるか、がカギとなる、と言っても過言ではありません。ニヤニヤ、ジロジロ明らかな否定のまなざしで見られて、いかに顔色を変えず堂々としていられるか、ということです。連中は噂を広めるためにはなんだってします。
モラルのない人たちが無音シャッターで隠し撮りをする
スマホの無音シャッターが流行ってますけど、あれ、隠し撮り以外に何の用途があるんですか?ええ、ええ、私の友人(メンヘラー)も撮られたことあるそうです。その写真に加工を施して、LINEなんかで回すんだそうです。サイテーですね。
無音シャッターを隠し撮り以外に使ってる人に会ったことは一度もありません。男子高校生が無音シャッターで、片思いの子の写真を撮って、うまく加工して・・・。もう、本当に嫌な世の中ですよ。
モラルを学ぶはずの道徳の時間が、学校の授業でもどんどんけずられているんです。そもそも子供にモラルを教える先生が、近頃モラルがなってないんです。
そんな先生より、肩書は病気で退職して失ったけど教養のある、心の障害者がいたりします。いわゆるメンヘラーなんですけども、別に頭がおかしいわけではないんですから、陰でこそこそ噂流すのやめてもらいたいですね。
メンヘラーでも負けないで!!
最後にメンヘラーであるそこのあなた。何言われようが堂々としていましょうね。これ、鉄則ですからね。
本当に世間にはいろんな悪事を働く者がおります。メンヘラーはよくその餌食になってしまったりします。気がおとなしい人が多いですからね、メンヘラーの人って。何言われようと負けてはいけませんよ。
あと、これは鉄板。世の中にはいい人もいる、これにつきます。そしてその人たちはあなたのことをちゃんとした目で見てくれていますからね。