そもそもプロテインって何?
プロテインとは、もともとタンパク質を意味する言葉ですが、一般的には、タンパク質が主成分のサプリメント(栄養補助食品)を指すことが多いようです。
筋肉のトレーニング後に摂ることで、傷ついた筋肉の修復し、さらに筋肉の増強にもつながることから、トレーニングの一環として、筋力アップを目指すアスリートに愛飲されています。
プロテインは、その原材料によって、大きく以下の4つに分類されます。
ホエイプロテイン
牛乳に含まれるホエイ(乳清)から作られるプロテイン。
吸収が速いため筋肉になりやすい反面、摂りすぎると体脂肪になりやすいのが特徴です。
カゼインプロテイン
牛乳に含まれるカゼインから作られるプロテイン。
水に溶けにくいことから吸収が遅く、筋肉になりにくいのが特徴です。
エッグプロテイン
鶏卵の卵白から作られるプロテイン。
吸収が速いため筋肉になりやすいのが特徴で、他のプロテインに比べて高価です。
ソイプロテイン
大豆タンパクから作られるプロテイン。
大豆イソフラボンが多く含まれ、他のプロテインに比べて安価です。
大豆イソフラボンがバストアップに良い理由
豆乳や納豆などの大豆を使った食品が、バストアップに有効だということはよく聞きますよね?実は、大豆由来のソイプロテインにも同じ効果があるんです。
「大豆」と「バストアップ」。この両者の間には、大豆に含まれるイソフラボンが持つ「エストロゲン様作用」という、不思議な作用が関係しているのです。
エストロゲン様作用とは?
エストロゲン様作用とは、女性ホルモンのエストロゲン(卵胞ホルモン)のような働きをすることを意味します。
通常、エストロゲンは「エストロゲン受容体」とくっ付いてはじめて作用します。そして、大豆イソフラボンがエストロゲンと分子構造が似ていることから、大豆イソフラボンがエストロゲン受容体とくっ付いて、エストロゲンと同じ作用が現れると考えられているのです。
エストロゲンと乳房の大きさの関係
エストロゲンが持つ作用というのが、乳腺の形成です。
乳腺とは、おっぱいの中に張り巡らされている、赤ちゃんのためにお乳(乳汁)を作る組織。赤ちゃんを育てるという重要な役割を持つ乳腺は、脂肪が周りを取り囲むことによって、大切に守られているのです。
その脂肪の量が多ければ胸は大きく、少なければ小さい。言い方を変えると、乳腺が多ければおっぱいが大きくなるのです。
このように、大豆イソフラボンをたくさん摂ることで、エストロゲンの分泌が増えると、結果的に乳腺の形成が活発になって、バストアップにつながるのです。