話題の「プラセンタ」 選ぶポイント知っていますか?
美白や潤いを与えるなど話題の『プラセンタ』ですが、「どんな基準で選んだら良いのか分からない。」と言う人の為に、選ぶときのポイントを紹介します。
いくら美肌づくりに良い、といっても品質が悪ければ効果も期待は出来ません。
01 原料
まずは「何から抽出されているのか」。
気になる原料をチェックしましょう。
【羊】
胎盤のつくりが人間に近く、アミノ酸の結成も似ているので人間の肌への浸透性が高い。
ニュージーランド、スイス、オーストラリアの恵まれた自然の中で餌も厳選し化学物質や抗生物質など薬剤は与えず育てられるので、健康面での安全性に優れています。
特にニュージーランドでは『医療用動物』として1頭ごとに政府が認定書を発行するなど、徹底的に品質管理されています。
【豚】
数あるプラセンタの中でもっとも一般的なものです。
豚プラセンタを選ぶときは『日本SPF豚協会』が認定した『SPF豚』から抽出されたものを選ぶのが安心です。
衛生管理が徹底された無農薬の環境で飼育されるため、安全面に優れています。
・通常豚の数倍の効果(殺菌処理時間が短縮可能で有効成分の損壊がほとんどない)
【馬】
他のプラセンタと比較しても高い効果があり、注目を浴びている馬プラセンタです。
豚は一度に10頭前後もの子豚を出産するため胎盤が薄くなりますが、馬は1頭のみ。
そのため、胎盤がとても厚いのです。
- 豚の約250倍のアミノ酸を含む
- 豚に含まれていない6種類の必須アミノ酸を含む
- ムコ多糖類 、活性ペプチド、核酸成分が豊富
と、成分も圧倒的な濃度があります。
日本国内では、殆ど競走馬を飼育する牧場で、品質管理を徹底したサラブレッドから抽出するため、
安全性にも優れています。
また、年に一度という出産ペースであり、国内で胎盤を持てるのは2000頭余りという事でも貴重です。
その分、価格に反映することも仕方ないでしょう。
【植物性】
動物の胎盤にあたる植物(アロエや葛根、アセロラなど)の『胎座』というものから抽出する、『植物性プラセンタ』。
・アミノ酸やミネラルは含むが、動物性プラセンタにある『成長因子』がない
と言う弱点があり、アンチエイジングに欠かせない、シワなどへの効果は低いと言われています。
ヒト由来
人間の胎盤から抽出したものです。
平成15年の薬事法改正によって、現在は医療用注射以外の使用は禁止されています。
02 配合量より濃度を重視する
不純物がどのくらい取り除かれているかによって純度(濃度)が変わってきます。
『配合量アップ』などの売り込みがあっても『濃度』が低いものであれば効果は見込めないのです。
効果の面でいちばん良いのは『原液』です。
03 製造法
品質に大きく関わってくる大切なことです。
『純度(濃度)』を高める為には不純物を取り除く、と説明しましたが高純度で抽出する方法を紹介します。
- 分子分画法
- 培養細胞法
- 凍結酵素抽出法
- 酵素分解法
純度は価格にも反映しますので、チェックは欠かさずに!
以前は『牛』からプラセンタを抽出していましたが、狂牛病(BSE)問題が発生し、代わるものとして『豚プラセンタ』が誕生した経緯からも、原料となる動物の健康状態はとっても重要です。
ですから、『取りあえず、話題の成分だから』と、安易に商品を選ぶのは間違いです。
『豚プラセンタ』ひとつ取っても、『SPF豚』を推奨するのは「安全性」を重視するからです。
悪質な商品に騙されないように、しっかりと選びましょう。