調剤薬局事務の資格が女性に大人気の理由は?
近年、医療事務に負けず劣らずの人気を誇っているのが、調剤薬局事務の資格です。
特に女性に絶大な人気がありますが、その理由や一体どんなメリットがあるのかを調べてみました。
仕事内容や気になる年収の平均額についても紹介します。
その1:職場探しに困らない
調剤薬局はどの地域にもあるものですから、取得した資格が宝の持ち腐れになることはありません。
たとえ転勤や引越しの多い方でも、資格さえ持っていれば、職場探しに困ることはないのです。
その2:勤務スタイルの自由度が高い
調剤薬局事務の勤務形態は、他の職種に比べて自由度が高いのが特長です。
フルタイム、週に数回、午前あがり、午後出勤など、自分の希望する勤務スタイルで働くことができます。
その3:結婚後や出産後も働ける
調剤薬局事務の雇用形態は、正社員、派遣社員、契約社員、パート、アルバイトなどさまざまですから、結婚や出産・育児の都合によりブランクがあっても再就職が難しくありません。場合によっては同じ職場への復帰も可能です。
その4:医療系資格のなかでは難易度が低め
調剤薬局事務の資格は、数ある医療系の資格のなかでは難易度が低めです。
専門分野が薬剤のみに限られているためです。見方によっては、薬剤だけでなく入院や手術など、幅広い知識が求められる医療事務より簡単と言えるかもしれません。
その5:受験チャンスがたくさんある
調剤薬局事務の資格は多種ありますが、ユーキャンなどの通信講座で取得できる調剤事務管理士がもっとも代表的です。資格試験は年に6回も実施されるため、たとえ失敗してもすぐに再チャレンジすることができます。実務経験ゼロでもOKなど、特別な受験資格が要らないところも長所!
※他にも医療保険調剤報酬事務士、調剤報酬請求事務専門士、調剤情報実務能力認定試験などの種類があります。
その6:テキストやノートの持ち込みOK
調剤事務管理士技能認定試験は、テキストやノートの持ち込みOKです。
専門用語の暗記に学習時間を費やしたり、予想外の問題が出題されて慌てたりする心配がありません。
どんな仕事をする?年収はいくらくらい?
調剤薬局事務の大まかな仕事内容は下記の通りです。
- 調剤薬局の受け付け
- 会計業務
- 薬品の在庫管理
- レセプト作成
- 薬剤師のサポート
など
正社員の場合、調剤事務管理士の月収は15万円~25万円が平均額とされています。
金額の幅が広いのは、実務経験の有無や年数、病院の規模といった要素に左右されるためです。
なかには年収400万円という高収入者もいますが、勤務年数が長く大きな総合病院に勤めていることが多いです。パートの場合は時給850円~1,000円が平均額となっていますが、やはり経験や病院の規模といった要素に金額に差がでます。
思ったよりも安い、一般事務の給料とそう変わらない等の感想を持たれる方が多いようですが、資格取得は決して無駄ではありません。上記で紹介したようなメリットが豊富にありますし、経験を積めばボーナスが出るところへの転職も十分可能だからです。
主婦でも取りやすい資格ですから、安定した仕事を希望する方や、薬を扱う仕事に興味のある方は、ぜひチャレンジしてください。