取得しておいても損はしない簿記の資格!
今、できるだけ長く働きたいと考える女性が多くなってきています。そういった女性たちの強い味方となってくれるのが、”資格”です。自分のスキルを客観的に評価してくれる資格は、自分に自信をつけてくれるものでもあります。
『今後、取りたい資格』に関するあるアンケート調査によると、一番多かったのは”簿記”という結果が出ています。簿記の資格を持っていれば、「就職・転職の書類選考の際にアピールできる」や「社会に役立つ」といった声が多数!資格を取るなら、まずは簿記から…という人が多いようですね。
簿記は実際に会計事務などの経理職に就いている人で、さらに専門的な知識・技術を身に付けたいと考えている人には特にオススメです。また、経理職だけではなく、どんな業界で働いていても取得しておいて損はしない資格と言えるでしょう。
簿記を独学して、検定に合格するコツ
職場でのスキルアップを目指したり、就職・転職の際の履歴書にも書ける資格としておなじみの簿記。 ここで、通信講座を受講したり、スクールに通ったりせずに簿記を独学して、合格を勝ち取るためのコツを紹介しましょう。
1. 新しいテキストを選ぶ
簿記に限ったことではありませんが、独学する際にはまず、テキスト選びが肝心です。特に簿記の場合は、商法や税法などが関係してくるので、それらの改定によって、会計基準がわりと頻繁に変わります。なので、できるだけ発行時期が1年以内の新しいテキストを選ぶようにしましょう。
2. 十分な解説が書かれている、違う出版社の問題集を2冊以上選ぶ
テキストとセットで用意するものとして、問題集があります。この問題集選びのポイントは、解答に対する丁寧な解説が書かれていることと、違う出版社のものを最低でも2冊以上買うことです。 ミス解答をしたときになぜ間違ったのかをしっかり把握するためには、丁寧な解説が必要ですから、解答だけが記載されているのは×。出版社によって、出題のしかたが違っていたりします。様々なバリエーションの問題に慣れるという意味でも、違う出版社の問題集を数冊解いてみるのは大事なことですね。
3. 計算間違いは気にせずに次の問題に進む
簿記検定では、当然計算能力も問われます。問題の難易度が上がれば上がるほど、計算も複雑になります。2級以上になると、出題範囲も広くなり、より多くの問題を解く必要があるため、一つの問題にかけられる時間が少なくなって計算ミスをしやすくなります。一つの計算ミスで、最終的な残高が合わなくなってしまうことも…。ですが、簿記検定の採点は、各計算・仕訳に対して行われます。そのため、一通り解答したら、次の問題に進むのが◎。
4. ペース配分は前もって掴んでおく
簿記検定は2級や3級を受ける人が多いですが、どちらも試験時間は2時間です。独学しているときから模擬試験問題を本番だと思って、2時間で解くトレーニングをしておくと良いでしょう。できれば1時間半で一通りの問題を解答し終わり、残りの30分を計算ミスの訂正に充てるのが理想的。
5. ラストスパートは苦手な項目を重点的に確認する
どんな分野を勉強していても、必ずと言っていいほど、苦手な項目が出てきます。試験までラストスパートとなったら、とにかく苦手な項目を重点的に確認するようにしましょう。独学の場合、苦手な部分があっても通信講座やスクールと違い、講師に質問するなどということができません。苦手意識のある箇所は繰り返し問題を解き、確実に解答できるようにするしかないのです。