美しいビーチでウミガメと泳ぐハワイならではの癒し体験|トピックスファロー

  • フリーのライターを募集しています
8,202 views
2015年8月13日
美しいビーチでウミガメと泳ぐハワイならではの癒し体験

幸運を呼ぶと言い伝えられているウミガメ「ホヌ」と一緒に泳ぐという貴重な体験はいかが。ハワイで生まれ育った知人に教えてもらった特別なビーチ。白い砂浜で出会ったウミガメの優しい目、あどけない姿に癒され、幸せな気分に。

コラムニスト・旅行作家
ジェイ桜井のfacebookアイコン
  

泳ぐだけじゃない、ハワイのビーチの楽しみ方

南の海に浮かぶ美しい島、ハワイ。観光ガイドブックを開くと、白い砂浜と青く透き通るような素敵な海岸。旅の目的はビーチでリラックスという方も多いのではないでしょうか。 ビーチ

浮き輪に身体を入れて、プカプカと水面を漂う至福のひととき。日常の忙しさから開放されて心がすーっと洗われます。

でも、毎回、同じ楽しみ方で良いのでしょうか?ビーチを楽しむだけなら、沖縄やグアムのビーチリゾートも同じ。8時間も飛行機に揺られて来るのだから、ハワイらしさを感じたいですね。

海に囲まれているハワイならではの文化といえば、ウミガメとの共存があげられます。ハワイアンキルトやアロハシャツにも描かれるウミガメ。ウミガメは太平洋を泳ぐ途中で、エサを食べに浜へあがってくることがあると聞いたことがあります。それを思い出した私はさっそく、現地に住む友人にウミガメに出会えるビーチを教えてもらいました。

ロコに教えてもらった、ウミガメに出会えるスポット

ビーチでウミガメが見たい!私のわがままに答えてくれたのは、ハワイで生まれ育った、サーフィンが得意なロコ(ハワイの言葉で、現地に住んでいるという意味)の女性。嬉しいことに、ウミガメは年間を通じて見ることができるとのこと。

ウミガメの生態はいまだに謎に包まれている部分が多いですが、太平洋を旅する途中にハワイを訪れる目的は、エサの海藻やコケを食べるため。ホノルルのあるオアフ島でウミガメがやってくるのは島の西側。オアフ島北西部のノースショアと呼ばれる地域から、南西部のコオリナと呼ばれる海岸沿いの地域での遭遇率が高いとのこと。

彼女のお勧めはラニアケア・ビーチとパラダイスコーブ・ビーチ。耳よりな情報をもとに、私も向かいます。

ラニアケア・ビーチ(Laniakea Beach)

<うみがめ

ラニアケア・ビーチはホノルルの喧騒から離れた、ノースショアに位置します。良い波が来るそうで、サーフィンをする地元の方には有名なビーチです。ベストシーズンは4月から10月にかけてですが、年間を通じて、ウミガメが日光浴をする様子を間近で楽しむことができます。

ウミガメの出没率は非常に高く、近くには「タートル・ベイ」と名づけられたリゾート地もあるほど。ラニアケア・ビーチの浜は岩場が多く、しかもサーフィンで有名ということで波も高いです。海水浴にはあまり向いていないのが残念。その一方で、海岸にはコケや海藻が豊か。格好の餌場になっているようです。

このあたりのウミガメは日中、波に乗りながらエサを食べ、午後になると砂浜で甲羅干しをするのだとか。

ビーチにはウミガメの保護官が常駐していました。病気がうつらないように、そして人間に連れ去られないように、昼も夜も守っています。

ウミガメが砂浜にあがると周囲に赤いロープが張られます。ロープ内に手を入れたり、触ったりすることは法律で禁じられているので注意しましょう。 なお、個人でのアクセスがメインです。公式のネイチャーツアーなどのアクティビティは設定されていません。

アクセス

レンタカーを利用する場合、アラモアナ・ショッピングセンターから50kmほど。所要時間は1時間弱です。高速道路H1とH2を乗り継いで、ノースショア方面へ向かいます。

通る道は「カメハメハ・ハイウェイ」一本ですが、途中で道路の名前が99号線、83号線と変わるので要注意。海岸線に出てしばらく走るとラニアケア・ビーチの標識が見えます。

公共のバスを利用する場合、乗り継ぎが必要です。アラモアナ・ショッピングセンターを発着する52番系統のバスに乗り、ノースショアにある「Kamehameha Highway + Opp Haleiwa Beach Park」という停留所で一旦、下車。55番系統のバスに乗り換えます。所要時間は2時間程度、運賃は片道2.5ドル。ルートはレンタカーの場合と同じです。

パラダイスコーブ・ビーチ(Paradise Cove Public Beach)

パラダイスコーブ・ビーチは海水浴向きのビーチです。オアフ島西部にあるアウラニ・ディズニー・リゾートのかげに隠れた、静かな公共の海水浴場です。ヤシの木が揺れる、白い砂浜がとても素敵な入り江。これぞハワイ!という雰囲気です。

釣りや磯遊びを楽しめるスポットもあります。家族連れや子供たちが多く、まったりとしていました。地元の方もピクニックに訪れるそうです。ここでも年間を通じてウミガメの姿を見ることができます。

ただし、オフシーズンである11月から3月にかけては姿を現さない日もあるのだとか。

こちらも、ウミガメの保護官が常駐しています。時期によっては、隣接したビーチにH.I.S.のプライベートビーチが設営されます。ツアー利用であれば、浮き輪の貸し出しやシャワーを浴びることも可能です。

プライベートビーチ以外の利用の場合、個人でのアクセスです。こちらも、公式のネイチャーツアーなどは行われていません。

アクセス

レンタカーを利用する場合は、アラモアナ・ショッピングセンターから40kmほど。所要時間は40分程度です。高速道路H1と93号線を乗り継ぎ、アウラニ・ディズニー方面へ向かいます。駐車場は12台程度と狭いので、時間によっては入庫待ちが必要になる場合もあります。

H.I.S.のプライベートビーチ「Lea Lea タートルラグーン」が設営されている時期ならば、同社のオプショナルツアーに申し込むのが便利です。ワイキキからバスで出発し、50分程度で到着します。

優しい目をしたウミガメにしばし時を忘れる

ウミガメと

パラダイスコーブ・ビーチにやってきた私。着くなり、目に入ったのはカメラを手にした人々がはしゃぎながら海めがけて走っていく様子。何事だ?!と、私もその中の一人に。そこにはプカプカと浮かぶ岩のような物体・・・そう、ウミガメです!

まさかこんなに簡単に会えるとは思っていなかったので、面食らってしまいました。心を落ち着かせて周囲を見渡してみると、少し沖のほうにもウミガメの姿が。4匹ほどの姿を見つけることができました。

その姿をじっくりと観察すべく、そのうちの1匹にそっと静かに近づいてみます。警戒心は少ないようで、人懐っこく頭を寄せてきてくれました。波の動きに合わせて、愛嬌のある大きな目をパチリ、ゆっくりとまばたき。「一緒に泳ごうよ」と訴えかけているような仕草に、思わずキュンとなってしまいました。

ウミガメと一緒に泳ぐコツ

水面に顔をのぞかせた様子を見つけたら、急いでウミガメのほうへ泳いでいきましょう。高い確率で一緒に泳げます。泳ぐスピードはあまり早くないので、逃げられることはそうありません。

近づいたら、30cmほど距離を保ちます。そして、ウミガメの進路を防がないようにします。この2つを守っていれば、かわいいウミガメはあなたのもの。これらは法律で定められているため、違反してしまうと保安官から警告を受けてしまいます。英語のみで声がけを行っていました。聞き漏らさないように注意が必要です。

ウミガメとならんで水をひとかき、一緒になって海中を漂う藻を探してみると気分は浦島太郎。おとぎ話のような世界を楽しめます。神聖な生き物と泳げるなんて、ハワイならではの素晴らしい癒し体験です。

運がよければ、アザラシに出会うことも?!

アザラシ

ウミガメの癒し効果が忘れられなくて、また別の日にパラダイス・コーブを訪れてみました。日差しはほどほど、風も少なくあたたかな落ち着いた日でした。

真っ白な砂浜に到着し、まず目を引いたのはゴロンと横たわる黒くて大きな物体。な、なんと、アザラシです!長いヒゲをもじゃもじゃとさせて、幸せそうな顔でお昼寝中。

寒い北の海に生息するイメージが強いアザラシですが、ここでお昼寝をしているのはハワイアンモンクシールという種類。南の海で暮らす、珍しい種類です。

ウミガメと同じく絶滅の危機に瀕していて、生息している数はとても少ないのだとか。見られれば大変ラッキーです。近づくことは禁止されており、保安官がその旨を放送していました。

尋ねてみると、冬場は2週間に1回ほどの頻度で姿を現すのだとか。ずんぐりむっくりとした大きな身体からは想像できないほど、可愛い寝顔がキュートでした。いつも、泳ぐだけで終わっていたハワイのビーチ。ハワイならではの野生動物たちに癒され、パワーがみなぎってきた気がしました。

南国のビーチが好きな方はもちろん、泳ぎが得意ではない方、露出が多い格好が苦手な方も皆、楽しめること間違いなし!

著者:ジェイ桜井

コラムニスト・旅行作家
アイコン
ジェイ桜井のfacebookアイコン
国内の旅行会社で勤務していました。現在は独立し、旅行作家として活動しています。
独自の視点で集めた旅行の素晴らしさ、醍醐味、そして感動をノーフィルターで皆様に届けます。ハワイに関するサイトも運営しております。