間違い敬語あるある 20連発!
主な間違いやすい敬語を20ご紹介。
「その敬語間違ってるよ」なんて、指摘してくれる人はなかなかいないですよね…。「知らぬは一生の恥」なんて言いますから、早めに自分の間違いを見つけておきたいものです。
「まだ若いから」は理由になりません。よく使う敬語から、正しく身に付けていきましょう。
「了解しました」
→正しくは「承知しました」「かしこまりました」。
「了解しました」は同僚や部下の場合に使います。
「ご利用なさいますか」
→正しくは「ご利用になりますか」「利用されますか」となります。
「伺ってください」
→「お尋ねください」が正解。「お聞きください」もOK。
「本日お休みをいただいております」
→正しくは「本日はお休みをとっております」となります。
取引先などで、上司が休みであることを伝える時も同様、「〇〇(上司)は本日お休みをとっております。」
「明日は来られますか」
→正しくは「明日はいらっしゃいますか」となります。
「ご注意してください」
→「ご注意ください」が正解。
「お名前を頂戴してよろしいでしょうか」
→よく聞く言葉かもしれませんが、正しくは「お名前を伺ってもよろしいでしょうか」となります。
「すみません、お名前をもう一度よろしいですか」
→名前を聞き取れなかった場合などに、よく聞く言葉。
正しくは「恐れ入りますが、お名前をもう一度伺ってもよろしいですか」
「○○様でよろしかったでしょうか」
→名前を確認させてもらう時の一言。ファミレスなどでよく耳にする言葉ですが、実はNG。
「〇〇様でいらっしゃいますね」が正解。
「〇〇様でございますね」は丁寧語であり、よさそうに感じるかもしれませんがNG。
「お伝えします」
→社外の人に伝言を頼まれた場合などに、「〇〇(上司など)には、そのようにお伝えします」などと
言ってしまいそうなところですが、これは間違い。
「〇〇(上司など)には、そのように申し伝えておきます」が正解。
「○○様が来られました」
→「来る」の尊敬語になるので、「来られました」はNG。正しくは「〇〇様がお見えになりました」。
「〇〇部長は…」
→社外の人に対しては、上司であっても「○○は」「部長の○○は」とする。
「少々お待ちください」
→間違いなさそうに思えるかもしれませんが、お客様に対して命令になってしまいます。
「少々お待ちいただけますか」が良いでしょう。
「おわかりいただけましたか」
→「ご理解いただけましたでしょうか」が正解。
「〇〇様がおっしゃられる通り」
→「言った通り」の尊敬語になりますから、「○○様がおっしゃる通り」が正解。
「おっしゃる」は尊敬語なので「られる」を付ける必要はありません。
「当社へお越しください」
→「お越しください」は良いですが、「当社」が間違いです。もちろん「わが社」でもありません。
自分の会社をへりくだって言う時には「弊社」とします。
「ご覧になられる」
→「ご覧になる」が正解。「ご覧になられる」では二重敬語となってしまいます。
「どちらにいたしますか」
→「どちらになさいますか」が正解。
「紅茶とコーヒーのどちらになさいますか」など、使う機会は多いです。
「〇〇さんは何時頃お戻りになられますか」
→これも二重敬語。「何時頃お戻りになりますか」が正解。
「お戻りは何時頃のご予定でしょうか」でもOK。
「ぜひお食べください」
→お菓子などを渡す際の一言です。「お食べください」も間違いではありませんが、
「お召し上がりください」が適切でしょう。「皆様でお召し上がりください」と伝え、渡すと良いでしょう。
「マニュアル敬語」にご注意を。
ファミレスなどで使われている敬語は「マニュアル敬語」と呼ばれていますが、中には正しくない敬語もあります。
「ご注文の品は、全てお揃いになりましたか?」
これは、正しく敬語が使われていない例の一つです。
敬語に慣れていない人は、普段から耳にしているマニュアル敬語を正しい敬語と認識してしまっていることもあります。「よく耳にするから」「みんなが使っているから」それが正しい敬語とは限らないので、注意が必要でしょう。