毛穴レスになるための洗顔テクニック 4
健康的できれいな肌を作るためには、毎日のスキンケアが欠かせません。
そしてスキンケアの基本中の基本と言えるのが洗顔です。
どんなに「肌にやさしい」と謳っていても化粧は皮膚に負担を掛けるもので、化粧を落とさずに寝てしまった日には肌はボロボロ、ガサガサになってしまいます。
化粧をしていなくても、顔を洗わずにいれば毛穴からの皮脂汚れが詰まって、吹き出物の原因になってしまいます。
どのようなやり方で洗顔すれば、洗顔はスキンケア・毛穴ケアとしての効果を発揮してくれるのでしょうか?
1. 洗顔回数は多くて1日2~3回程度に抑える
「過ぎたるは及ばざるがごとし」というように、何事もやり過ぎは良くないものです。
それは洗顔でも同じことで、一日に5回・6回と洗顔を繰り返すのはスキンケアになるどころか肌の潤いを奪い去ることにしかなりません。
毛穴から分泌される皮脂は、肌の水分を維持する働きを持っています。
つまり、皮脂が失われればその分だけ肌が乾燥しやすくなってしまうのです。
そして洗顔を何度も繰り返すとその分だけ皮脂が失われやすくなり、肌の乾燥を招くことに繋がってしまいます。
一日の洗顔回数は、朝の一回と帰宅後に化粧を落とすための晩の一回を含めた2~3回程度に抑えるのが一番肌にいいのです。
2. 温かすぎるお湯で洗顔は禁物
皮脂の汚れを落とすには、脂が溶けやすいように温かいお湯で洗顔するのが一番です。
冷水での洗顔も毛穴が引き締まって毛穴ケアに効果的ですが、皮脂汚れが残るし冬場はとてもじゃないですが耐えられないので、ある程度温かい方が良いものです。
しかし、お湯の温度が温かすぎると皮脂が溶けすぎて逆に乾燥肌の原因になってしまいます。
洗顔に使うお湯はぬるま湯、それも30度程度の水と変わらないくらいの温度に抑えるようにしましょう。
3. 洗顔料・洗顔石鹸はしっかり泡立てる
洗顔の際に水だけでバシャバシャ洗うという人は意外に少なくないものですが、水だけでは化粧や皮脂汚れまでは完全に落としきれないものです。
やはり洗顔料や洗顔石鹸を使って肌と毛穴の隅々までくまなく洗わなければなりません。
そして洗顔料・洗顔石鹸もただ使えばいいというわけではありません。
泡立てが不十分だと毛穴に汚れが残ってしまい、角栓や黒ずみの原因になってしまいます。
洗顔料や洗顔石鹸はしっかりときめの細かい泡を立ててから顔に付けるようにしないと効果が出ないのです。
石鹸をきめ細かく泡立てるコツ
洗顔料や洗顔石鹸をきめ細かく泡立てるには、「少量の水を追加しながら泡立てる」「大きな泡をつぶす」ことがポイントです。
手を洗う時、水に濡らした手の方がよく泡立つように石鹸はある程度の水分が無いと泡が立たないのです。
もちろん、加えた水の量が多すぎると石鹸が流れてしまうので指先を濡らす程度の水を加えるようにするのが大事です。
石鹸は泡立てていくうちに、直径1㎝位の大きいもの、5㎜以下の中くらいの大きさのもの、1㎜以下の小さいものというように気泡の大きさがまちまちになってくるものです。
大きな気泡では肌は洗い流せても毛穴までは洗い流せないので、大きな泡はすり潰すようにしながら泡立てていきましょう。
4. すすぎ洗いは丁寧に行う
しっかりときめ細かく泡立てた石鹸を広げるようにして顔に付けて洗顔した後は、しっかりとすすぎ洗いをして石鹸が肌や毛穴に残らないようにすることが大事です。
石鹸が肌や毛穴に残っていると、アルカリ性の石鹸が弱酸性の肌を痛めつけることになり肌荒れやニキビを引き起こしてしまうのです。
きめ細かい泡を立てて洗顔すると毛穴に石鹸が残りやすいので、一度だけでなく二度三度とすすぎ洗いをしなければなりません。
できれば溜めた水を取り替えて、しっかりとすすぐようにしましょう。