【第4回】ドイツに旅行するなら知っておきたい4つのポイント「観光スポット編」|トピックスファロー

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2015年10月6日
【第4回】ドイツに旅行するなら知っておきたい4つのポイント「観光スポット編」

中世ヨーロッパの古城が多く残るロマンチックな国、ドイツ。ドイツでは、日本と同じ感覚でいると困ったことになる習慣がいくつかあります。
この記事では、ドイツに1か月滞在した経験のある筆者が、快適なドイツ旅行をするための秘訣についてお伝えします。ぜひ訪れてほしい観光スポットをピックアップしました。

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ドイツ旅行で見逃しがちなおすすめ観光スポット

ドイツ観光1

ここまで、ドイツ料理、ドイツの習慣、そしてドイツ語と見てきました。すでにあなたは、相当なドイツ通(?)になっていることでしょう。しかしご存知の通り、

一番大事なのは、「ドイツに行ったら何をするか」です。

通常のドイツ観光ガイドでは、「ノイシュバンシュタイン城」(ディズニーランドの「眠れる森の美女の城」のモデルになった城)や、「ブランデンブルク門」(18世紀末に建設され、東西ドイツ時代には通行不可となったがドイツ統一後に通行再開。ドイツ統一のシンボル。)など、定番の観光スポットをおススメするところでしょうが、ここでは興味があるジャンル別に観光スポットをご紹介します。

サッカー好きならブンデスリーガのスタジアムへ

FCバイエルン・ミュンヘンの「アリアンツ・アレーナ」

ドイツ観光2
[出典:Alianz Arena]

ドイツで3番目に人口の多い都市ミュンヘン。この町に、サッカーチーム「FCバイエルン・ミュンヘン」のホームスタジアムがあります。FCバイエルン・ミュンヘンは、ドイツ国内リーグで何度も優勝している強豪チームです。

2005年に完成したスタジアムは半透明の膜状の素材で覆われており、白や青や赤のイルミネーションが美しいスタジアムです。

試合の日には約7万人がこのスタジアムを埋め尽くします。

ガイド付きのスタジアムツアー(有料)も開催されており、サッカー好きであれば一度は訪れてみたいスタジアムです。

場所:Werner-Heisenberg-Allee 25, 80939 Munchen, Germany
行き方:ミュンヘン中央駅またはミュンヘン東駅から、Sバーン(近郊列車)に乗り、マリエンプラッツ駅まで移動。その後、地下鉄U6番線(ガルヒング・ホフブリュック方面)に乗り、フレットマニング駅で降車。

ドルトムントの「ジグナル・イドゥナ・パルク」

ドイツ観光3
[出典:Signal Iduna Park]

ドイツ西部に位置する、人口約60万人の中規模都市・ドルトムント。ドルトムントの顔とも言えるこのサッカースタジアムの建築は1974年。年季を感じさせるスタジアムです。

日本代表の香川選手の所属チームとしても知られる、ボルシア・ドルトムントの本拠地で、ドイツ国内最大の収容人数(約8万人)を誇るスタジアムでもあります。(2015年8月現在)

スタジアムの以前の名前は「ヴェストファーレン・シュタディオン」でしたが、金融グループの「ジグナル・イドゥナ・グループ」が命名権を購入したため、現在の名前になっています。アリアンツ・アレーナほど目を引くデザインではありませんが、

スタンドを埋め尽くすドルトムント・ファンの熱気が非常に有名なスタジアムです。

場所:Strobelallee 50, 44139 Dortmund
行き方:ドルトムント中央駅からRB(各駅停車)にてリューデンシャイト方面に向かい、ジグナル・イドゥナ・パルク駅で降車。

歴史に興味があるならアーヘン、ミュンスターへ

カール大帝が眠る「アーヘンの大聖堂」


ドイツ観光4
[出典:Aachener Dom]

アーヘンはドイツの西端、ベルギー・オランダ国境のすぐそばに位置している、人口25万人程度の小都市です。8世紀後半~9世紀初頭にかけて、ドイツを含むヨーロッパを統一したカール大帝(カール一世)。「ヨーロッパの父」とも呼ばれる彼の遺骨が納められているのが、アーヘンの大聖堂です。

大聖堂の完成は西暦800年頃と言われていますが、正式な年は不明です。ドイツの前身の国である神聖ローマ帝国の皇帝戴冠式も、この大聖堂でおこなわれてきました。

アーヘン大聖堂は世界遺産にも指定されており、ドイツのみならずヨーロッパの歴史を感じることができる、歴史的建造物です。

場所:Klosterplatz 2, 52062 Aachen
行き方:アーヘン中央駅から徒歩約15分。フランツ通り経由。

ウェストファリア条約が締結された「ミュンスター市庁舎」

ドイツ観光5
[出典:Wikipedia]

ドイツ西部の中核都市の一つ、ミュンスター。1648年、この町で歴史的な条約が結ばれました。その後の世界や国家のありかたを決定づけた、「ウェストファリア条約」です。「ウェストファリア条約」は、ヨーロッパ全土を巻き込んだ「三十年戦争」の終戦条約です。この条約は、ミュンスターとオスナブリュックの二つの都市で締結されました。

ミュンスター市庁舎には、当時の条約の舞台となった部屋が「平和の広間」として保存されています。2015年には、オスナブリュックの市庁舎と共に、ヨーロッパ遺産として認定されています。

場所:Prinzipalmarkt 10, 48143 Munster
行き方:ミュンスター中央駅から10番バス乗車。メックマンヴェーグ方面、クレメンス・シュトラーセにて降車。

環境問題に興味がある人は環境首都「フライブルク」へ

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[筆者撮影]

2009年に「ヨーロッパ・緑の首都」の候補にノミネートされ、2010年にも「ドイツ・気候変動対策の首都」としても選出された、ドイツ南部の都市フライブルク。人口20万人程度の小規模な都市です。

CO2対策のための交通・都市計画や、太陽熱利用や太陽光発電を積極的に取り入れた集合住宅、エネルギー効率を重視した「パッシブハウス」など、町全体をあげて地球温暖化対策に取り組んでいます。


場所:Rathausgasse 2-4, Freiburg im Breisgau 79098(観光案内所)
行き方:フライブルク中央駅より、路面電車1番に乗車し、ベアトルズ・ブルネン駅で降車。

Gute Reise!ドイツ旅行を楽しんでください!

4回に分け、ドイツ旅行の前に知っておくべき食事・習慣・言葉・観光地の4つのポイントについて触れてきました。
中でも、筆者が一番大事だと思うのは、「日本と同じ感覚でいると困るドイツの習慣」です。

私の失敗を参考にしつつ、ドイツ旅行をお楽しみください。
私のブログにもドイツ旅行日記を載せていますので、もし興味がありましたら一度ご覧ください。

著者:新藤秀樹

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今年5月~6月にかけて、ドイツ西部(フライブルク、ハイデルベルク、デュッセルドルフ、ケルン、ブレーメン、ハンブルク)を約一か月かけて縦断しました。
現地でレンタカーも借りて移動したため、ドイツでの取材が可能です。
ドイツ語はA2(ゲーテインスティテュート)レベルですが、現在猛勉強中です。英語でのコミュニケーションには問題ありません。
再生エネルギーに関して、雑誌・書籍・Webにて知見を深めている段階ですが、初歩的な知識に関しては一通り理解しています。
個人向け不動産に関する業務経験は6~7年、Web開発・ネットワーク関連の業務経験は約10年積んでいます。