ドイツ旅行で見逃しがちなおすすめ観光スポット
ここまで、ドイツ料理、ドイツの習慣、そしてドイツ語と見てきました。すでにあなたは、相当なドイツ通(?)になっていることでしょう。しかしご存知の通り、
通常のドイツ観光ガイドでは、「ノイシュバンシュタイン城」(ディズニーランドの「眠れる森の美女の城」のモデルになった城)や、「ブランデンブルク門」(18世紀末に建設され、東西ドイツ時代には通行不可となったがドイツ統一後に通行再開。ドイツ統一のシンボル。)など、定番の観光スポットをおススメするところでしょうが、ここでは興味があるジャンル別に観光スポットをご紹介します。
サッカー好きならブンデスリーガのスタジアムへ
FCバイエルン・ミュンヘンの「アリアンツ・アレーナ」
[出典:Alianz Arena]
ドイツで3番目に人口の多い都市ミュンヘン。この町に、サッカーチーム「FCバイエルン・ミュンヘン」のホームスタジアムがあります。FCバイエルン・ミュンヘンは、ドイツ国内リーグで何度も優勝している強豪チームです。
試合の日には約7万人がこのスタジアムを埋め尽くします。
場所:Werner-Heisenberg-Allee 25, 80939 Munchen, Germany
行き方:ミュンヘン中央駅またはミュンヘン東駅から、Sバーン(近郊列車)に乗り、マリエンプラッツ駅まで移動。その後、地下鉄U6番線(ガルヒング・ホフブリュック方面)に乗り、フレットマニング駅で降車。
ドルトムントの「ジグナル・イドゥナ・パルク」
[出典:Signal Iduna Park]
ドイツ西部に位置する、人口約60万人の中規模都市・ドルトムント。ドルトムントの顔とも言えるこのサッカースタジアムの建築は1974年。年季を感じさせるスタジアムです。
スタジアムの以前の名前は「ヴェストファーレン・シュタディオン」でしたが、金融グループの「ジグナル・イドゥナ・グループ」が命名権を購入したため、現在の名前になっています。アリアンツ・アレーナほど目を引くデザインではありませんが、
場所:Strobelallee 50, 44139 Dortmund
行き方:ドルトムント中央駅からRB(各駅停車)にてリューデンシャイト方面に向かい、ジグナル・イドゥナ・パルク駅で降車。
歴史に興味があるならアーヘン、ミュンスターへ
カール大帝が眠る「アーヘンの大聖堂」
[出典:Aachener Dom]
アーヘンはドイツの西端、ベルギー・オランダ国境のすぐそばに位置している、人口25万人程度の小都市です。8世紀後半~9世紀初頭にかけて、ドイツを含むヨーロッパを統一したカール大帝(カール一世)。「ヨーロッパの父」とも呼ばれる彼の遺骨が納められているのが、アーヘンの大聖堂です。
大聖堂の完成は西暦800年頃と言われていますが、正式な年は不明です。ドイツの前身の国である神聖ローマ帝国の皇帝戴冠式も、この大聖堂でおこなわれてきました。
場所:Klosterplatz 2, 52062 Aachen
行き方:アーヘン中央駅から徒歩約15分。フランツ通り経由。
ウェストファリア条約が締結された「ミュンスター市庁舎」
[出典:Wikipedia]
ドイツ西部の中核都市の一つ、ミュンスター。1648年、この町で歴史的な条約が結ばれました。その後の世界や国家のありかたを決定づけた、「ウェストファリア条約」です。「ウェストファリア条約」は、ヨーロッパ全土を巻き込んだ「三十年戦争」の終戦条約です。この条約は、ミュンスターとオスナブリュックの二つの都市で締結されました。
ミュンスター市庁舎には、当時の条約の舞台となった部屋が「平和の広間」として保存されています。2015年には、オスナブリュックの市庁舎と共に、ヨーロッパ遺産として認定されています。
場所:Prinzipalmarkt 10, 48143 Munster
行き方:ミュンスター中央駅から10番バス乗車。メックマンヴェーグ方面、クレメンス・シュトラーセにて降車。
環境問題に興味がある人は環境首都「フライブルク」へ
[筆者撮影]
2009年に「ヨーロッパ・緑の首都」の候補にノミネートされ、2010年にも「ドイツ・気候変動対策の首都」としても選出された、ドイツ南部の都市フライブルク。人口20万人程度の小規模な都市です。
CO2対策のための交通・都市計画や、太陽熱利用や太陽光発電を積極的に取り入れた集合住宅、エネルギー効率を重視した「パッシブハウス」など、町全体をあげて地球温暖化対策に取り組んでいます。
場所:Rathausgasse 2-4, Freiburg im Breisgau 79098(観光案内所)
行き方:フライブルク中央駅より、路面電車1番に乗車し、ベアトルズ・ブルネン駅で降車。
Gute Reise!ドイツ旅行を楽しんでください!
4回に分け、ドイツ旅行の前に知っておくべき食事・習慣・言葉・観光地の4つのポイントについて触れてきました。私の失敗を参考にしつつ、ドイツ旅行をお楽しみください。
私のブログにもドイツ旅行日記を載せていますので、もし興味がありましたら一度ご覧ください。