ドイツと言えばビールとウィンナーだけ?
フランス・イタリア・スペインなどの観光大国と比較すると、ドイツはヨーロッパの中では日本人にとってなじみが薄い国です。
実際ドイツを訪れる外国人観光客のうち、日本人が占める割合はたったの1.8%です。逆にヨーロッパの人たちの選ぶ旅行先として、ドイツは人気が高いです。3位のフランス、4位のイタリアを上回り、首位のスペインに次いで2位の座についています。ヨーロッパの人たちが好んで訪れる、魅力にあふれた国。それがドイツという国です。[出典:ドイツ観光局]
「ドイツ」と言うと、どんなイメージを思い浮かべますか?オクトーバーフェストに代表される「ビールの国」でしょうか。それともウィンナーソーセージでしょうか。
ドイツの魅力はそれだけではありません。ドイツへ行ったら、ぜひ食べてほしいものがたくさんあります。私は2015年の5月から6月にかけて、約1か月間ドイツに滞在しました。
ドイツ料理を食べて感じたのは、「ドイツ料理は、日本人の味覚と相性が良いかもしれない」ということでした。
イギリスやアメリカのような大味でざっくりとした味付けでもなく、インドや東南アジアのようなスパイス満載でもない、意外と知られていないドイツグルメ
日本でドイツ料理と聞くと、あまりおいしいイメージはないかもしれません。
豚肉のカツレツ・シュニッツェル
「Wiener Schnitzel」(ヴィーナー・シュニッツェル=ウィーン風カツレツ、子牛肉のカツレツ)は代表的なドイツ料理です。ドイツの一般的なレストランで提供されるシュニッツェルには、子牛肉ではなく豚肉が使われています。
シュニッツェルは、
豚肉の揚げものという点では日本のトンカツと似ていますが、衣が非常に薄く、高温の油を使って短時間で揚げるというところが、トンカツとは異なります。食感はサクサクというよりは柔らかい歯ざわりで、油分が少なくヘルシーです。
ホワイト・アスパラガス料理
ドイツではホワイト・アスパラガスが好んで食されます。ご存じかもしれませんが、グリーン・アスパラガスもホワイト・アスパラガスも品種は同じです。ホワイト・アスパラガスは地中で育てられるため、葉緑素が生成されず白いままで育ちます。
ジャガイモのスープ
[筆者撮影]
ドイツ料理では「ジャーマンポテト」が有名ですが、スープにもジャガイモは使われています。
素朴な味ですが、家庭的で飽きのこないスープです。
日本で飲む「ポタージュ」に近い雰囲気の飲み物で、日本人好みの味だと思います。
まだまだ盛りだくさんのドイツグルメ
他にも・エンドウ豆のスープやグラーシュ(ハンガリー風スープ)。
・ゴーダ・チェダー・カマンベールなど様々な味のチーズ。
・豊富な種類のパン・・・。
ドイツ料理の魅力は、とてもここでは語り尽くせません。万が一ドイツ料理が口に合わなかったとしても、心配はありません。ドイツは日本に負けないほどの外食天国。
イタリアン、フレンチ、中華料理はもちろんのこと、タイ料理、ベトナム料理、日本料理まで、世界中のありとあらゆる料理を味わえる国なのですから。