男性に人気の資格“行政書士”
有名な某通信講座のサイトでも、数ある国家資格講座の中で人気No.1を誇る「行政書士」。
これは、転職を考えている男性からも多くの支持を集めている資格の一つです。国家資格にもかかわらず、実務経験がなくても受験可能なので、法律系の資格取得が初めての人でも比較的チャレンジしやすいと言えるでしょう。
最初はどこかの事務所に就職・転職しても、ゆくゆくは独立開業を視野に入れている人にとっては、少ない資本金でやれることも魅力ですね!また、以前はまったく違った職業に就いていても、今まで培った人脈を生かせるのが行政書士の良いところ。
このようなメリットもあることから、難易度が高くても資格取得を目指す人が年々増えています。
行政書士の仕事
法律を扱う国家資格として知られている行政書士は、業務独占資格と言われていて、資格を持っていなければできない仕事に携わることができます。
主な仕事としては・・・
- 書類作成業務
- 法務局への書類提出手続き代理業務
- 契約書等代理作成業務
- 相談業務
などがあります。
行政書士が扱う書類は、なんと数千種類以上!業務範囲の広い職業なんです。私たち一般人にとっては、少しお堅いイメージの弁護士よりも気軽に相談できる“頼れる法律家”という感じでしょうか。実際に働いている人の話を聞くと、「弁護士さんに相談するのは敷居が高いので、まずは行政書士さんに」と言って、相談に来る人も少なくないんだとか。
自分自身にも役立つ!
困っている人の権利や財産を守ることが仕事の行政書士ですが、資格を取って法律の知識を身に付けることで、自分自身を守ることもできます。法律を知らなければ、慌てふためいてしまうようなこと(例えば、押し売りなど)でも、知識があることで落ち着いた対応が可能になります。
行政書士の資格で転職しよう
独立して、自宅開業などができることで多くの人気を得ている行政書士。ですが、資格保有者は独立ばかりではなく、転職する際にも有利になります。行政書士事務所をはじめ、総務部や法務部などへの転職が可能!もちろん、他の部署への転職もOKです。さらに、難易度の高い資格試験を突破したことで、自分に自信もつきますし、企業にはそれまでの努力が評価され、好印象を持ってもらえるでしょう。
将来の“保険”を手に入れる!
将来のことを見据えて「手に職」というか、何か専門的な知識を身に付けたいと思っている人も多いはず。
最近では万が一、今働いている会社が倒産したり、リストラされてしまったときのことを考えて、“保険”として行政書士の資格取得にチャレンジする人が多いようですね。この資格があれば会社に縛られることなく、自分のペースで働けますし、何と言ってもいつでも独立することができるため、いざというときにも安心ですよ!
資格試験の概要
最後に、行政書士の資格試験の概要を載せておきます。
試験は、マークシート中心。各科目の基準点をクリアし、60%正解で合格になります。
出題範囲が広いので、過去問などを参考にして的を絞って勉強することが、合格への近道ですよ!
- 受験資格:
- 誰でも受験可能
- 試験時期:
- 11月の第2日曜日(年1回)13:00~16:00
- 試験内容:
- 憲法、行政法、民法、商法、基礎法学<この中から46問>
行政書士の業務に関する一般知識等(政治・経済・社会、情報・通信・個人情報保護、文章理解)<この中から14問> - 受験料:
- 7,000円
※資格試験の詳細については、財団法人行政書士試験研究センターのホームページをご参照ください。