1. 医療事務
数ある資格試験の中でも、特に女性の支持を得ているのが医療事務です。病院や診療所などの受付やレセプト作成などを行います。基本的には座って行う仕事が多いため、あまり体力を使うことがなく、身体的な負担も少なくて済みます。また、求人がたくさんあって、景気に左右されることが少ないので、安定して長く働けることも嬉しいですね。医療事務の資格を持っていれば、転職・再就職にも大変有利です。結婚・出産後でも働きやすいという点が、女性に人気の大きな理由なのではないでしょうか。
受験資格 | 特になし |
資格名称 | 医科 医療事務管理士(R) |
試験時期 | 年6回:1月・3月・5月・7月・9月・11月の第4土曜日 |
受験内容 | 学科(マークシート)10問・実技(レセプト作成と点検)3問 |
受験料 | 6,000円(税込) |
2. 調剤薬局事務
医療事務に次いで人気の資格試験は、調剤薬局事務です。この調剤薬局事務は、調剤薬局での受付や電話対応、レセプト作成が主な業務になります。患者さんの診察や薬の処方を医師が行って、その処方箋に基づいて薬の調剤・投与を薬剤師が行うという“医薬分業”によって、最近では調剤薬局が増えました。そのため、調剤薬局事務のニーズも高まっています。家事や育児に忙しい女性も、取得しやすい資格と言えるでしょう。家の近くの職場を見つけやすいこともメリットですね。
受験資格 | 特になし |
資格名称 | 調剤事務管理士 |
試験時期 | 年6回:1月・3月・5月・7月・9月・11月 |
受験内容 | 学科(マークシート)10問・実技(レセプト作成と点検)3問 |
受験料 | 5,000円(税込) |
3. 行政書士
資格試験の人気ランキングなどでも、常に上位にくるのが行政書士です。個人や企業の代わりに、役所へ提出する様々な書類の作成などを行います。弁護士に比べて、気軽に相談できる法律家として注目されています。子供がまだ小さいうちは在宅で働きたい!そんなふうに考えている人もいるでしょう。行政書士の資格を取れば、自宅で子育てしながら働くことができますよ。もちろん、行政書士事務所への就職・転職もOKです。自分のライフスタイルに合わせて働けるのって、助かりますね。
受験資格 | 特になし |
資格名称 | 行政書士 |
試験時期 | 年1回:11月の第2日曜日 |
受験内容 | ・憲法・行政法・民法・商法・基礎法学から46問 ・政治・経済・社会、情報通信・個人情報保護、文章理解から14問 |
受験料 | 7,000円 |
4. 介護事務
医療事務、調剤薬局事務に続いて人気なのが、介護事務の資格試験になります。在宅介護サービス事業所や老人保健施設などで介護報酬請求業務(レセプト作成)をはじめ、書類作成や電話対応などを行います。超高齢化社会の今、ニーズが多く、注目度の高い仕事と言えるでしょう。介護系資格のほとんどは、受験資格として実務経験が必要になりますが、介護事務の資格試験は誰でも受験可能です。正社員・パート・派遣など、自分に合った働き方を選んで、多くの人が介護事務スタッフとして活躍しています。
受験資格 | 特になし |
資格名称 | 介護事務管理士 |
試験時期 | 年6回:1月・3月・5月・7月・9月・11月 |
受験内容 | 学科(マークシート)10問・実技(レセプト作成と点検)4問 |
受験料 | 5,000円(税込) |
5. ファイナンシャルプランナー
仕事でもプライベートでも役立つ資格として注目されているのが、ファイナンシャルプランナーです。銀行や保険会社といった金融関係の会社のほか、様々な企業で税金・保険・不動産・年金などに関する幅広い知識を持ち、資産設計を提案するのが主な業務になります。資格を取れば独立開業することもできますし、仕事上だけではなく、プライベートでも家計のやりくりに役立つので、とても便利ですよ。もちろん金融や保険、不動産業界への就職・転職にも有利です。
受験資格 | ・各2・3級の試験に合格した者(1・2級を受ける場合) ・定められた年数の実務経験がある者(受験する級によって異なる) ・日本FP協会認定の研修を修了した者 ※他にも級によって、いくつか異なる受験資格が設けられています。 |
資格名称 | ファイナンシャル・プランニング技能士 |
試験時期 | 年3回:1月・5月・9月 |
受験内容 | ・学科 ・実技(選択科目方式) |
受験料 | ・1級:8,900円(学科) ・2級:4,200円(学科)・4,500円(実技) ・3級:3,000円(学科・実技共に) |
※資格試験に関する詳細は、各種団体のホームページを参照してください。