社会的成功を掴むためのルールとは？
社会的に成功すると言うことは、「子供の頃憧れてた職業に就く」ことよりも遥かに難しいものです。
成功者と呼ばれるからには、社会に影響を持つほどの会社や組織を運営し、なおかつ年収数千万クラスの高収入を得ていることが暗黙の最低必要条件となっているのです。
では、どのようなことを実践すれば成功者に近づくことが出来るのでしょうか？
成功者の体験談・格言は信じない
一見矛盾しているように見えますが、成功者と言われている人たちの自伝や体験談、名言・格言は信用しないようにすることが成功者への第一歩です。
なぜなら、「成功者は清廉潔白な人格者である」ということを世間から期待されていて、それにそぐわない言動や行動を取ることは望まれていないからです。
株式売買など、投機性の高い分野で成功を収めても世間から評価されないのは、こういった無言の期待の裏返しであると言えます。そのため、世の成功者たちは毒にも薬にもならない体験や名言でお茶を濁します。読み物にはちょうどいいかもしれませんが、人生の教科書にするのは控えたほうがいいのです。
逆境を乗り越えようとする覚悟を持つ
これは前項目にも関係するのですが、成功者の全てが清廉潔白な聖人君子であるという確証はありません。というより聖人君子であったら社会的な成功という現世利益に興味を持たないと思います。
成功者のほぼ全ては、人一倍、いや人何十倍かもしれないほどの強い「覚悟」を持っているものです。
独立し起業した時にどれだけ周囲から「無謀だ」と笑われるかもしれない、立ち上げた会社が順風満帆から失速した時に「それ見たことか」と指差されるかもしれない…そういった苦難が待ち受けていても真っ直ぐに進もうとする、傷ついても立ち上がる覚悟があるのです。
清濁合わせて飲む気概
世の中、綺麗ごとだけでは回らないものです。後ろめたいことの一つや二つは、独立起業していなくても経験しているものでしょう。
成功者と呼ばれる人たちだって、人に話せない後ろめたいことを人より多く経験していても不思議ではありません。
そして何より重要なのが、例え後ろめたい人たちと関わることになったとしてもぶれないよう、自分を貫く気概を持つ事です。
一度でもぶれてしまえば、成功者への道に戻ることは出来なくなります。絶対に譲れない「武士の一分」を守ることこそ、成功者の資質の一つなのです。
自分を信じぬく強さ
どんな大企業でも、最初は創立者が裸一貫からのスタートを切っているものです。彼らは現在の大企業の礎を作り上げるほどの努力と功績を一代で築き上げています。
彼らを支えていたのは「国の、引いては人のためになる事業を進めている」という自負心と「途中で倒れても再び立ち上がりやり遂げる」という強い信念です。
これは、現代で成功者になるためにも重要なことです。
一流企業を立ち上げた成功者は、多くの社員の人生を背負うことになるものです。
自分の身体は自分のものだけど自分のものではなくなると言うことはとてつもないプレッシャーを与えるでしょう。
しかし、そのプレッシャーに負けない強い意志を持つことが会社の、社員の命運を分けるのです。