【あの有名出版社からのデビュー】自費出版で叶える作家への転職|トピックスファロー

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2012年12月25日
【あの有名出版社からのデビュー】自費出版で叶える作家への転職

自費出版の本ってどんなイメージを持っていますか?社史や伝記など、堅いものが多いと思われがちですが、最近では、有名出版社から自費出版された小説がベストセラーになることで、出版社サイドの捉え方も変わってきているようです。

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自費出版を請け負っている出版社5選

小説などの自身の作品を、“本”という形で出版するための近道といえるのが自費出版です。
ここでは、自費出版が可能な5社の代表的出版社をご紹介します。

講談社

“「おもしろくて、ためになる」出版を”がモットーの講談社は、推理作家への登竜門ともいわれる「江戸川乱歩賞」の受賞作の出版でも知られています。
そんな講談社で、自費出版サービスを提供しているのが「講談社ビジネスパートナーズ」です。
制作費用は、本の種類によって異なりますが、100部発行で70万円からとリーズナブル。また、希望すれば、書店や注文による販売を代行するサービスがあります。
見積もりは無料なので、気軽に相談してみてはいかがでしょう。

幻冬舎

角川書店の編集だった、見城徹氏が代表を務める幻冬舎の特徴といえば、多彩な作家陣。小説家に限らず、ミュージシャン・俳優・お笑い芸人などの作品が、次々とベストセラーになっています。
また、2008年に、TOKYO FMのラジオ番組「SCHOOL OF LOCK!」と共同で設立した、10代の文学新人賞「蒼き賞」が話題となりました。
その幻冬舎グループで、自費出版の業務を行っているのが、「幻冬舎ルネッサンス」です。
“売れない”という自費出版のネガティブなイメージを払拭すべく、小説や詩集・絵本・写真集など、さまざまジャンルの作品を募集しています。

小学館

小学生向けの教育図書の出版を主に行っていた小学館は、「めばえ」「幼稚園」「小学一年生」などの、学習誌で知られる出版社です。
また、2001年に設立された「小学館文庫小説賞」では、プロ・アマ、ジャンルを問わない「ストーリー性豊かなエンターテイメント小説」の作品を募集。受賞作からは、映画化されたヒット作品も生まれています。
その小学館から生まれた自費出版の編集・制作会社「小学館スクウェア」では、本をつくりたい個人や企業を応援しています。

文藝春秋

文藝春秋は、1923(大正12)年、小説「父帰る」「真珠夫人」などの作品で知られる、菊池寛によって創業されました。
その後の1935(昭和10)年に、菊池が「芥川龍之介賞」を設立したことから、受賞作が文芸誌「文藝春秋」に掲載されているのです。
そして、その文藝春秋で、自費出版を担当しているのが「企画出版編集室」です。
もともと文藝春秋は、作品を自由に発表する場として、菊池が自費で設立した会社。そのため、文藝春秋では、創業者の意志を引き継ぎ、自費出版の本作りを積極的にお手伝いしています。

岩波書店

岩波書店は、初代が1913(大正2)年に神田神保町で開いた古書店からスタート。その後、夏目漱石の作品の刊行によって出版界に進出しました。
古典や学術的な作品が多い「岩波文庫」を出版するなど、他の出版社と一線を画した、ややお堅いイメージ。
そんな岩波書店の「出版サービスセンター」では、予算に合わせた自費出版を受け付けています。書きためた小説や随筆から、社史、市町村史、学会などの研究報告や論文、伝記などを、立派な一冊に仕上げてくれるはずです。

著者:伊藤義雄

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書きたいものがありすぎて書かせてもらっているライターです。趣味は鉄道旅行、写真を撮ることもあるが実際に乗車して車両の個性を体験したいタイプ。尊敬する人は宮脇俊三さん。目標は全国鉄道制覇