“頭金があるローン”と“ないローン”どっちが住宅購入に有利なの?|トピックスファロー

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2012年7月16日
“頭金があるローン”と“ないローン”どっちが住宅購入に有利なの?

頭金を使ってローンを組むのと頭金を使わないでローンを組むのはどっちが得なのか?家を購入する人にはネックになりますね。実際にあり得そうな場面でシミュレーションしてメリットとデメリットにはどんなものがあるのか考えてみました。

WEBライター
  

頭金を使うか否かは自分に委ねられる

住宅を購入する際にネックとなるのが『頭金』の存在です。『予め頭金を用意してローンを組むか』『それとも頭金を用意せずにローンの一部として組むか』は、今後の返済にも関係してきますので大きい決断になるでしょう。

しかし、この決断は他人にしてもらう事はできません。
ローンアドバイザー等から適切なアドバイスをいただける場合もありますが、実のところそこまでなのです。『頭金を使ってローンを組む』か『頭金なしでローンを組むか』は、結局のところ自分に委ねられてしまうのです。

『頭金を使って成功した』もしくは『頭金を貯めて失敗した』という話が耳に入るかもしれませんが、それは当人の返済プランに大きく依存していますで、どれが正しいと断定する事はできないのです。

それでも、家の購入のためにローンを組む事を考えているなら、事前に『自分ならどうするか』をシミュレーションしメリットとデメリットを知っておくと良いでしょう。

頭金って一体何?

ローンにつきものの『頭金』とは一体何でしょうか?
大きな買い物をする時に『頭金』という言葉が商談中に飛び交いますが、どういう役割を持つのでしょうか。

頭金とは、簡単に説明しますと『ローンを組む際に最初に払うお金』の事を言います。
これは強制ではないのでローンに組み込む事も可能です。

しかし、頭金を支払った場合、借入額が少なくなりますので、後の返済額を少なくする事ができます。 このように頭金が多いと自ずと返済額も減っていきますので生活に支障をきたす事はないでしょう。

『頭金ある』購入方法と『頭金ない』購入方法をシミュレーションする

頭金のあるパターンと頭金のないパターンを次の例でシミュレーションしたいと思います。

(例)購入者:夫(35歳)
家族構成:妻35歳、5歳の女の子1人の3人暮らし。
※購入者は定職についているため収入に関しての審査はOK。また返済途中での減俸や失職はないものする。
住宅価格(借入金)2000万円、支払期間30年(頭金なしの場合は35年にします)
※あくまでもすべて仮定。
家の構造予定:庭付きの二階建て(二階には小さい子供用の部屋を設ける予定。)

頭金ありパターン

頭金を貯めるには時間がかかります。シミュレートしやすくするため頭金を500万円払うと仮定します。 500万円を10年で貯めるとすれば1ヶ月約4万2千円くらいです。 この状態でスタートします。ローンは2000万円から500万円を差し引いた1500万円で組む事になります。

メリット

頭金が貯まった時点から借入れをスタートし、最初に頭金を支払うので月々の支払いは少なくなり、日々の生活に支障をきたすことは防げるでしょう。支払困難のために家を手放すという心配はなくなるでしょう。将来的に考えて子供も安心して親から家を譲り受ける事ができます。

デメリット

頭金の貯金のため10年を費やした結果、夫は45歳、子供は15歳になっています。仮にこの時点でも3人暮らしだとしたら、最初に抱いていた家の構造予定は無駄になってしまいます。小さい子供用の部屋は不必要になります。勉強面やプライバシー面を考慮した部屋にしないといけないかも知れません。家の構造計画の練り直しが必要になります。

さらに、支払いの完済に関しても問題が生じます。購入者の夫は完済の時点で75歳になってしまいます。『定年後の支払いをどうするのか』『健康上の問題は大丈夫なのか』といった問題もあります

頭金なしパターン

メリット

頭金がない状態でローンを組むので、購入者の考えていた通りの家をすぐに持つ事ができます。可愛い子供部屋のある二階建ての家を持つ事ができました。まさに購入者の理想通りの家を手にする事ができ深い満足感を得る事ができるでしょう。購入者も35歳という若さで家を持ったことでステータスもつくことでしょう。

デメリット

頭金がない状態でローンを組んでいるため(2000万円でローンを組む)、家計を考えるならローンの支払期間を長くしないといけません。そうすると金利手数料を、『頭金があるパターン』より多く支払うことになります。逆に支払期間を短くするなら一ヶ月あたりの支払額は当然増えてきますので生活に支障をきたしかねません。その為に、せっかく購入した家を手放すことになってしまうと、家族にとって大きな心痛になります。

また、子供が大きくなるにつれ部屋の増改築などで、さらにローンを増やす可能性もでてきます。
さらに支払いの完済時に購入者は70歳となっています。頭金のないパターンでも『定年後の支払いはどうするか』や『健康上の問題』はといった部分は懸念されます。

シミュレーション結果から判断する

頭金の『あるパターン』も『ないパターン』も、メリットやデメリットはあるという事がわかります。
一ヶ月あたりの返済額をおさえ生活に支障をきたさない『頭金あるパターン』にするか
すぐに理想の家を手に入れられる『頭金ないパターン』にするかは、やはり当人に委ねられてしまいます。
今回のシミュレーションを基に判断するのは難しいかもしれませんが、
どちらが『自分の求める購入方法』なのか『自分の求める返済方法』なのかを検討する材料になったと思います。

自分の収入状況健康状態家族構成将来性などを十分踏まえて、頭金の『ある』『なし』を考慮すると良いでしょう。

著者:海老田雄三

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芸能、アニメ、ゲーム、音楽あたりが得意分野のはずが、気が付けばなんでも書くライターになっていました。アニメ、ゲームなどのサブカル誌によく寄稿しています。